米国図書館の古本販売   


2004年4月



サンディエゴ図書館
の古本販売

「マイレージ獲得大作戦」では、海外のおトク情報を紹介して、できるだけ航空券代の元を取るための参考にしてもらおうとしている。今回は、その中で米国の図書館での古本販売について紹介する。

米国の図書館のことは以前に何度も取りあげた。これは 主にインターネットが無料で使えることを紹介するためだったが、建物も立派で、本の種類も多く、無料で使える施設として図書館を利用しない手はない。そしてさらに、米国の図書館では古本を販売している場合が多く、これが安くておトクである。私の場合は重さの関係もあり、ペーパーバックを買う場合が多いが、定価だと7ドル前後のところ、図書館の古本の場合、1ドルで2〜4冊買える。本の古さとか内容はまちまちだが、ほとんど新品のものもあったりするし、とにかく探すのが楽しい。

私が住んでいるようなフィリピンの田舎では、ほとんど本が無い。そこで、小さな図書館を開いて(ただの本棚を設置して??)、子供たちが本を読めるようにしようというプロジェクトを進めているので、私の場合すでに200冊近くペーパーバックを買った。こちらは、どうせ置いておけば古本になるので、最初から古本でも全く問題ない。

このように私は少し特殊だが、普通の人でも図書館に行ったついでに、ちょっと買って帰るのも悪くない。入国審査でいじめられないようにするため、真剣に英語を身につけたい人は、沢山買って、飛行機の中でむさぼり読むのも良いだろう。

これまで、米国の図書館を何十箇所と見て回っているが、その中で安くて品揃えも多ったのは、ラスベガスのClark County Libraryというところである。古本の数が他の都市の図書館に比べて、圧倒的に多く、しかも、値段が25¢. これまで行った中で一番安かった。ここに行くには109番の市バスに乗ればよい。ラスベガスで108とか109とかいう番号を聞いて、ビビビと来る人がいれば、何かプレゼントを出したいぐらいだが、これらは空港とダウンタウンを結ぶ市バスの番号である。そのうち、109番はメリーランドを通り本数も多い。図書館は、そのホームページにも地図があるが、フラミンゴのバス停から数百メートルのところにある。

その他では、冒頭写真のサンディエゴ図書館や、フォート・ローダーデールの図書館の分室でも 結構おトクを見つけて まとめ買いしたことがある。ただ、期間限定のセールや本の数が少なかったりで、ラスベガスのClark County Libraryがよりお薦めだ。

反対に、一番値段が高かったのは、サンフランシスコのダウンタウンの図書館で、1ドル以下の本は見当たらなかった。もちろん一冊も買わずに退散した。


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