時差ぼけとフライト

2000年2月

米国へ行く場合など、東西に移動すると時差ぼけに悩まされる。そこで、日本から米国に行く場合を例に取り、時差ぼけになり難いフライトの選び方についてまとめてみた。ただし、寝なくてもよい人がいるように、時差ぼけには個人差がある。ここでは、一般的に当てはまりそうな事項のみに限った。

■往路

できるだけ早く目的地に着くことが基本。できれば午前中に到着するようにしたい。到着が夜遅くなると、機内で寝て、着いたらまた寝ることになり、入院している時のように、寝てばかりで寝付きが悪くなる。

良い例

午後日本発→午前米国西海岸着
午前日本発→午前米国東海岸着
午後日本発→西海岸経由→午後西海岸他都市着
午前日本発→東海岸経由→午後東海岸他都市着
午前日本発→東海岸経由→午後西海岸他都市着

悪い例

午後日本発→西海岸経由→深夜東海岸着
午後日本発→東海岸経由→夜東海岸他都市着

東海岸へ行く場合で、そのまま乗り継ぐと到着が遅くなる時には、途中の都市で1泊してから行くのも1つの手である。格安航空券でも4都市周遊できるので、1泊追加しても4都市内におさまれば問題ない。新たな別の都市に、寄り道することも考えられる。

米国に到着したら、眠くても我慢して夜まで起きておこう。できれば、水泳やジョギングなど、適度な運動をしておけば、寝付きやすい。

また、運悪く時差ぼけになっても、最初の都市で1泊だけでなく2泊以上できれば、時差ぼけをその後に残さないようにしやすい。

■国内線

米国到着以来、時差ぼけが続いている場合、その後の国内線で無理なフライトを続けていると、なかなか時差ぼけを解消できない。特に朝早く出発して、晩遅く到着するようなフライトは避けたい。西海岸から、東海岸へ乗り継ぎを含めて飛ぶ場合は、早朝出発、深夜到着になりやすい。途中に滞在都市を増やした方が楽である。夜行も検討に値する。

■復路

やはり、朝早く出発して、到着が遅い便は避けたい。朝が早いと、前日寝坊を恐れて、熟睡できない可能性がある。また日本への到着が遅いと、帰国日に体調を整える時間が少なくなり、その結果時差ぼけになりやすい。乗り継ぎがある場合は朝早く起きることになりやすいので、できれば、国際線の搭乗地で前泊しておいた方が良い。日本に帰ってからさらに乗り継ぎがあると、到着が遅くなるのでできれば乗り継ぎがないようにしたいものである。

帰国時も、米国到着時と同様、ジョギングなどスポーツをすると、時差ぼけをある程度抑えられる。