100万マイラーはお金持ち?

2002年9月



先日、プレゼントコーナーを設け、その中でもうすぐUAの100万マイラーだと書いた。すると 一部で、どういう勘違いか、このホームページの監修者である私が、とてもお金持ちであるかのような誤解を、招いてしまった。

確かにマイル長者番付があれば、そこそこ良い位置につけそうな気はする。(ただし、フローではなくてストックの方だ。) しかしながら、普通の長者番付とは無縁であり、(ビ)以外の何ものでもない。100万マイラーを目指している理由は ひとえに、経済的な合理性からだ。生涯上級会員の資格は、自転車操業の必要もなく、とてもお得だからだ。

私の場合、最近は ベースにしているフィリピンのセブの近くシキホール島に戻るためのマイルを稼ぐために、飛行機に乗っているようなもので、マニラ便のなくなった現在のUAは、私にとっては、ご利益が少ないのである。そうならば、100万マイラーの殿堂入りを達成して、その後は しばらく様子見をしようと考えるのが合理的であろう。マニラ便が復活したり、NWでうわさがあったようなセブ便がUAで飛ぶようになれば、私の方も復活したい。それまでは、貯まったマイルで 暇があれば、東南アジアを回る予定である。貯まっているマイルで 5年〜10年はもつことだろう。

さて、世の中には100万マイラーや200万マイラーは沢山おられる。しかし、全部自腹の100万マイラーや、200万マイラーは現状ではかなり少ないか、または皆無かもしれない。私の場合は6割程度が自腹で、それでも結構な出費ではある。そのため、マイルを貯めんと米国に行っても、極貧の旅と相成るわけである。

以前、オアフ島のノース・ショアに長期滞在する日本人サーファーと現地で話をしたところ、「タコベルなんか高くて とても食べれない。」 そう聞いて、気の毒なことだと思っていたのも束の間、私の方もほとんど同じようなことになってしまっている。

某地球の***方のホームページを覗いてみたところ、現地レポートが連載されており、カリフォルニアをレンタカーで旅して、「50ドルのモーテルを見つけた。格安だ。」などと書いてあるのを読むと、会社腹の大名旅行以外の何ものでもないと思えてならない。

たまに海外に行くならいざ知らず、 頻繁に旅をし出すと 予算不足から金銭感覚が麻痺して(??)、極貧の旅が始まるのである。

さて、100万マイラーに話を戻すと、商社勤めで、日本と外国の間を頻繁に往復しているような人なら、100万マイラーはおろか200万マイラーも結構おられるに違いない。その他の業種でも同じような方は多いはずだ。

また、最近は自腹のマイラーで、年間10万、20万マイルを飛ぶ人が増えてきているので、そのうち、その手の100万マイラーも登場してくることだろう。

お金持ちはどうかと言うと、通常はFやCクラスに乗るはずなので、それで100万マイラーを達成したとすると、これは大変な出費である。私の住んでいるシキホール島で家を建てれば、この莫大な出費を使えば、平均的な家が1000軒は建つだろう。 ところが、お金持ちは お金を節約するのが好きなので、自腹のお金持ちの100万マイラーはとても少ないのではないかというのが 私の予想だ。

もちろん世界中を仕事で飛び回っているVIPは、自腹ではないので別だ。

全般的に見ると、100万マイラーといっても、「私は仕事で頻繁に飛行機に乗ります。」または「私は商社勤めです。」 というのに似ている。200万マイラーに至っては、ほとんど同義であろう。

100万マイラーとお金持ちはほとんど相関がないというのが私の意見だ。