夜行のすすめ

2000年4月

これまで格安航空券(IT)を使ってUAで飛ぶ場合、夜行を使うと損をすることがあった。すなわち、夜行のフライトからさらに乗り継ぎをすると、乗り継ぎ地点がストップオーバーと見なされ、周遊都市数を1都市損することになっていた。しかし、現在ではルールが変わり、他の航空会社と同じで、その都市で午前0時を超さなければ、ストップオーバーと見なされなくなった。

全米を目一杯周遊しようとすると、どうしても強行軍、すなわち、早朝出発、深夜到着になりがちである。疲れるし、空港との往復にタクシーを使う羽目になったり、空港周辺の安くないホテルに泊まることになったりと、あまり良いことがない。

そこで、欲張りな全米周遊のツールとして検討に値するのが、夜行の利用である。時差があるので、西海岸から東海岸への移動だけに限られるが、乗り継ぐことにより、どの都市でも利用できる。しかも、通常は夜出発で朝到着。出発する都市で1日ゆっくり過ごせ、到着する都市でも、最初の日からたっぷり時間がある。その上、宿泊費が一泊分節約できる。

課題は、疲れやすいことだが、

1.出発地で長めに滞在しておき、体調を整えておく。
2.フライトはアップグレードする。
3.夜行は長い区間で利用し、たっぷり寝れるようにする。
4.到着したらシャワーを浴び仮眠する。

これらの対策で疲れを取りたい。

西海岸のロサンゼルス、サンフランシスコ、ポートランド、シアトルと東海岸のシカゴ、ワシントンDCの間とデンバー−ワシントンDC間が夜行の区間となる。さらにフロリダまで飛べば、結構機内で寝る時間が取れる。

夜行の利用も考えて、あまり無理をせず沢山マイルを稼ぎたいものである。