航空券の枚数

2001年4月



今回は、航空券のルールの初歩を、話題にしている。初心者以外の方は、読み飛ばして頂いた方が良さそうだ。

米国へ格安航空券で行く場合、航空券の枚数は、最近の私の場合12枚前後になっている。チケットが空港渡しになっていると、旅行会社の担当者が空港でチケットを確認しながら、「随分沢山の都市を旅行されますね。」と言われることが多い。
普通なら、航空券の枚数はもっと少ないということだ。

一般の人のフライト数が少ない理由として、まず時間の制約が考えれる。時間がないので、余り欲張って沢山周ることができないということだ。また、本当は十分安全だが、たくさん飛ぶとそれだけ事故に会う確率が増えるのでできるだけ少なくしたいということも考えられる。しかし、ここで取り上げたいことは、もっと単純で、初心者の方を中心にして、ルール上そんなに沢山飛べないと思っている方が、結構いそうだということである。

実際、ずっと以前は、米国を格安航空券で周遊するといっても、米国往復の航空券と、周遊券の両方を買わないといけなかった。そして、周遊券はフライトの数だけ枚数が必要で、1枚当たりかなり高かった。それで高い周遊券まで買い足しても、せいぜい米国で、3フライトか4フライト付けるくらいであった。

その後、ルールが大きく変更になり、4都市周遊の大航海時代に突入した。米国行きの航空券を買うだけで、通常は4都市まで周遊できるようになったのである。おまけに、4都市には、乗り継ぎの都市を含めない。従って、例えば、UAでカリフォルニアのディズニーランドの最寄りのアナハイムから、ハブ空港のロサンゼルス(LAX)とシカゴ(ORD)を経由して、マイアミ(MIA)に行く場合、LAX、ORDは経由しているだけであり、周遊都市に加えなくても良い。因みに、LAXとMIA間は直行便もあるが、MIAに晩遅く着くのは嫌だし、夜行に乗って、宿泊費を1泊分浮かせたいと考えるなら、経路は初めに挙げたようになる。

非常に基本的なことだが、航空券には、×と○の印がある。×は経由(トランジット)、○は滞在(ストップオーバー)=周遊地である。すなわち、この○が4つまではOKということである。
このルールを活用し、例えばUnited Expressだけが飛んでいるようなマイナーな都市を周遊し出すと、航空券の枚数がどうしても増える。

このような人はどうしても航空券の枚数が増えるのである。

注:2001年4月から関空発でも4都市目に追加料金が必要になりましたので、3都市周遊にした方が良いのか、4都市周遊にした方が良いのか難しいところです。純粋にマイル単価的に考えると3都市で止めておいた方が得かもしれません。



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