99年11月
米国のテレホンカード
米国ではテレホンカードが非常に安いです。これを使って、日本よりかなり安く国際電話をかけられます。例えば、10ドルで141分など。日本へ1分3¢のカードまであります。ただし、あまりに安いものは、インチキである可能性もあり、注意が必要です。カードは全米至るところで買えますが、特にマイアミ、ラスベガスではたくさんのカードが売られています。1つの店で10種類以上置いている場合もあり、選ぶのに時間がかかるほどです。空港でも、カードの自動販売機を置いてあるところが多いですが、日本のKDDのカードのように、割高です。街中の雑貨屋で買うのが安いです。通常、接続料金として最初に1ドル程度取られるので、長電話の方が得です。
日本で遠方に長電話するより、米国から長電話した方が安いです。ATTも国際電話を1分7¢でかけられるサービスを始めましたし、テレホンカードの国際電話の料金も、今後さらに安くなりそうです。
以下、購入のための注意事項、実績、かけ方をまとめておきます。
注意事項
- カードにより以下のように条件が異なるので、良く確認してから購入する。
- 分当たりの通話料金 / かける国により異なる。店先に広告が貼ってある。
- 接続料金 / 日本だと1ドル前後。広告に書いてある。
- 有効期間 / カードの製造時に決められ、カードに印刷されているものと、最初にかけた時から何ヶ月と決めてあるもの、さらにその組み合わせがある。
- 有効期間が長いにこしたことはないが、万一倒産した場合に備え、早めに使ってしまった方が無難である。
- 月々の維持料金 / これを取るカードがたまにある。すぐに使いきってしまう場合を除き、この手のカードは、やめた方が無難。
- 接続の電話番号 / 1-888から始まる番号のカードで、毎分35¢余計に取られるものがあった。 確実にトールフリーのはずの1-800のカードが無難かもしれない。調査要。
実績
- Metro Call
そのまま切らずにかければ、日本まで10ドルで141分かけられる。1分 6¢。2回買ったが、特に問題なし。- USA Card
広告では 日本まで1分3¢。5ドルで141分かけられ、最も安いはずであったが、実はインチキであった。実際は5ドルのカードで9分しかかけられなかった。苦情を言うため顧客サービスに電話したが、勝手なことばかり言って、らちがあかなかった。- MATADOR
日本まで1分10¢以下。特に問題なく使えた。- Lotto.Tel
接続の番号にかけても、いつもつながらない。後でかけろと言うばかり。顧客サービスに電話すると、この番号はもう使えなくなったという。 どうも怪しい。やめた方が良さそうである。かけ方
KDDのカードとほぼ同じ。プリペイカードであり、それぞれのカードに個別の番号が
割り当てられている。この番号ごとに、残りの金額等を管理している。1.接続用の無料の番号に電話する。
2.個別番号PINを入力する。
3.相手の電話番号を入力する。