特集 5J(セブ・パシフィック航空)で行くボルネオ

第五部 ブルネイ

 2010年5月作成
2011年5月更新


ブルネイのシンボル 荘厳なモスク

ブルネイと言えば、想像を絶する物価高で、行ってもすぐ退散するしかなく、そもそもそんなところへ生涯行くこともないだろうと思っていた。しかしながら、それを覆したのが5Jのバーゲンである。5JでKK(コタ・キナバル)まで来てしまったので、折角だから近くの隣国ブルネイにも足を運びたくなった。

そんな状況なので、そろばん勘定ばかりが気になってしまう。

KKとブルネイの首都バンダー との間の移動は、

 (1)ラブアン島経由で船。
 (2)一日一便ある直通バス。
 (3)飛行機

のどれかを選択することになろうが、値段が他より安く、ラブアン島にも行こうと思ったので、行きは(1)を選んだ。

ラブアン島とブルネイ間の船

港からダウンタウンまでのバス

ダウンタウンのバスターミナル

帰りは、(2)のバスを選んだ。乗り場は、普通のビルの前で、何の標識もないので分かりにくいが、ツーリストインフォメーションで教えてもらったが、そこのすぐ横の建物の前だった。 KKまで一気に行ってしまうのは芸がないと思い、途中のLAWASで降りた。KKまでなら45ドルのところ、LAWASまでなら25ドルというのも 大きな理由である。LAWASまででも、途中何度もボーダーを通り、パスポートにスタンプを押された。マレーシアでは州の境でもボーダーがあり、スタンプも押す。

(2011年5月追加)

知り合いの旅行者からの情報によると、ラブアンからで船でブルネイに到着した場合、午前中の船では、バスがないそうだ。2010年にはバスがあったが、どうやらスケジュールが変更になったようなので要注意。ただし、かと言って午後から移動を始めるのは旅の常道から外れるので、やはり早いうちに移動を始めた方が良さそうにも思う。私は確か朝一番の船に乗ったので、それだとバスがあるのかもしれない。

モスク

ブルネイのシンボルは国王であろうが、町のシンボルはモスクであろう。絵葉書を買ってもモスクの写真が多い。イスラム教に興味があるわけではないが、建物は立派なので、撮る向きを変えて沢山写真を撮った。冒頭の写真以外に その一部を紹介する。

ダウンタウンの様子

首都のダウンタウンの中心部は、十分歩いて回れる範囲である。何があるかと言っても、ただの普通の町で、何かと言われればモスクと答えるだけだ。私のように、ラブアン島を朝出て、ブルネイに一泊し、物価高を嫌い 次の日の朝バスで帰ってしまうパターンでは、ここで取り上げているもの以上を見て回るのは難しい。タクシーをチャーターすれば、半日でも もっといろいろ回れるだろうが、そんなことをしたら、お金を故意に燃やしてしまったくらい もったいない気分になるほど 安旅が身についてしまった。
今回泊まった後述の安宿は そんなに悪くなかったので、そこでもう少し泊まるか、長期戦の構えでホステルに泊まる場合、ツーリスト・インフォメーションに行けば ビーチや博物館など いろいろと見所を紹介してくれるので、それを参考にすることになろう。安宿と同じ建物の中に事務所があるので便利だった。

ダウンタウンの建物の様子

通りの様子

通りの様子

モスクのような建物が多い

1.8ドルショップ

中国寺院を見かけ、信教の自由は
保障されていそうで一安心

水上タクシー

市場

水上住宅地区

船に乗らなくても、モスクのすぐ横に、スラムとまでは言わないが、あまり豊かでは無さそうな水上住宅が集まっているところがあった。それでも、小奇麗にしてあり、雰囲気は悪くなく、ウロウロしてみる価値のあるところであった。

思わず歩いてみたくなる水上の歩道

水上の学校もある。
すぐ横が陸地なのに、わざわざ水上に建てるのは、何か分け有りのようだ。

ショッピング・モール

ダウンタウンの中心からは少し外れるが、歩いて行ける十分便利な場所にあるショッピング・モール。大きなスーパーもあり、いろいろ便利である。

ブルネイで食べる

昼食に食べたカレー。物価が高めで、ブルネイ料理を堪能しようという気にはならなかった。しかし、日本よりは十分安い。

これ以外は、朝食のパンなども含め、安旅モードになり、スーパーで買い込んだものを食べた。これには ショッピング・モール地下のスーパーが重宝した。

ブルネイの宿

ユースホステルのある施設
プールもある。

私に電話して下さい。

ブルネイの安宿の雄と言えば、ユースホステルであろう。プールもあり、ここに泊まれば、物価の高いブルネイにしばらく滞在していても、財布に優しいことだろう。しかし、調べたところでは、受付時間が限られていて、1泊しかしないのであれば、受付時間を待つだけで、次の朝バスで帰ることになりそうなので 今回は敬遠した。
別の安宿にチェックインして荷物を置いた後、ホステルを訪ねてみたが、入り口は やはり締まっていた。電話すれば管理人が来てくれそうな気配の案内が書かれていたが、保証の限りではない。

今回泊まった安宿

入り口は怪しい雰囲気

安宿仕様だが、中は綺麗にしてあり、十分広くて、エアコンも効いて快適。

今回泊まったのは、K.H SOONという中国旅社で 一泊30ドルから。この国の通貨はシンガポールドルと1対1で、30シンガポールドルということである。実際にも、お釣りにシンガポールドルを渡されることもある。
この宿は、バスターミナルから一筋離れた便利なところにあり、簡単に見つかる。ブルネイ・ホテルのすぐ近くである。

K.Hの倍より少ししそうな、
JUBILEE HOTEL
安めの中級ホテルという感じ

さらに高そうなブルネイ・ホテル
ダウンタウンの便利なところにあるが、
高級ホテルとは言わなさそうだ。





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