特集 5J(セブ・パシフィック航空)で行くボルネオ

第四部 ラブアン島

 2010年5月作成   


ラブアン島は、東マレーシア、サバ州の西の端にあり、ブルネイから近い。ここは、タックス・ヘイブンで、銀行など金融業の支店が沢山ある。マレーシアなのに、ここは免税なので酒が安くて、ビールでも飲んで行くのがこの島では最適だろう。折角なので、スコッチを買たが、免税範囲の関係か1リットル瓶しか売っていなかった。この島のさらに沖合いに感じの良さそうな小島が浮かぶが、そこに行くには船をチャーターする必要があると観光案内所では言っているし、私のように予算がない者はお呼びでないようだ。

コタキナバルとラブアンを結ぶ船
海王

島内の移動に便利なミニバスと
ダウンタウンのバスターミナル

ダウンタウンの様子 

夜は露店も出る

FINANCIAL PARK
上の階は金融関連のオフィス。下の階はショッピングモールになっている。

今どきのモスク

港の前のホステルの入り口

港から1kmほど陸に入ったところに大きなモスクがある。樹脂か金属か、どうも普通にイメージするモスクと材質が異なり、変な形のロケットのようでもあり、いまどきのモスクは少し異様に感じる。

ホステルは、インターネットで検索したところ2箇所見つかり、そのうちの一つで、港のすぐ前にあるホステルに泊まった。しかし、看板も出ていなくて、非常に分かりにくかった。
個人的には、このホステルで同室になった料理教室の先生にいろいろ話を聞けたことが、この島に来て一番有益だった。コタキナバルにアカデミーがあり、出張講習の最中とのことだった。分厚いファイルには、これまで、作ってきた料理の写真が大量にはさんであり、例えばケーキだけでも優に100種類は超えていた。このファイルを見せただけで、料理を習おうと思う人が、非常に沢山いることは容易に想像できる。台北やシンガポールなど各地に料理を習いに行ったと、その先生は言っていたが、大量の料理の写真のファイルを販促のツールに使うというノウハウも、修行で盗んできたのであろう。
何で料理教室に感銘を受けるかというと、シキホール島で始めたラーニングセンターでも、現地の先生が料理を教えているからである。中身はと言うと月とすっぽんの違いである。今回であった先生の爪の垢でも煎じて飲めばよいとでも言いたいが、カツマーとカヤマーの違いを見たとも言える。コタキナバルから来た先生は、典型的なカツマーで、夜ホステルに帰ってきても、寸暇を惜しんで次の日の準備に余念がない。私がただの観光でラブアン島に来たと言っても、何しに来たと何度も聞かれて、理解しづらいようだった。一方フィリピンはバハラナ(Let it be)の世界で、あくせくとした努力はどうも似合わないとも言える。日本でもカツマーとカヤマーに一方的に優劣をつけようという話にはなっていない。
一つだけ手前味噌の話を付け加えておくと、シキホール島で作っているチョコレート・ケーキは、カカオが1kg300円というコストのメリットを生かして、ふんだんにカカオを使っているので、かなりずっしりと濃厚なチョコレートケーキである。

植物園とバードパーク

例えばバード・パークならシンガポールの方が もっと充実していると言えるし、ここの植物園とバードパークが他と比べても最高だというわけではない。しかし、どちらも期待を裏切らないと思うので、もしも、この島に来ることがあれば、試しに行ってもらいたい。

雰囲気が良い植物園

バードパーク
南方の鳥は、カラフルなものが多く、普通の日本人には珍しいはずだ。

バードパークの横にある
トンネルの博物館

ラブアン島で飲んで食べる

輸入ビールの御三家であろう。

ラブアンに来て、ビールが嫌いでなければ、安いので飲んで行くしかなかろう。
ビールには、味が濃い目のミーゴレンが良く合うと私なら思うが、食べながら飲むのは邪道だという人も多いのかもしれない。

定番のミーゴレン

あんかけ麺

旅先の栄養のバランスを考え、おかずをいろいろ選んで食べるべきだろう。





特集のページへ戻る