特集 5J(セブ・パシフィック航空)で行くボルネオ

第六部 田舎町 Lawas

 2011年2月作成
2011年5月更新


毎回のように、更新が遅れて申しわけない。2010年の特集の続きである。

ブルネイからコタキナバル(KK)へ陸路で移動した途中に立ち寄った Lawasという小さな町を紹介する。この町に行こうと思ったのは、ガイドブックでジャングル宿を見つけ、試しにそこに泊まろうと思ったからである。しかし、旅にハプニングは付きもの。残念ながら、その宿のたどり着けなかった。電話してみたがつながらない。タクシーの運転手が言うには、町からかなり離れたところにあるので、長距離バスに乗り途中で降ろしてもらえということだ。そこで、バスの係りの人に聞くと今度は知らないと言う。深追いするのは止めて、さっさと近くの宿に泊まった。

しかしながら、当然 ころんでもただでは、この町に泊まらない。別の目的である以下の二つの疑問点を、現地で 明らかにした。

1.ブルネイ発のバスの料金が高いが、その対策は?

これは、シンガポール発着時、マレー半島の北上と南下でバスの料金が大きく異なるのと同じ話である。シンガポールから直行のバスに乗ると割高なのは ご存知の通りである。対策は、シンガポールからは171番のバスでJBに行き、JBで乗り換えるということである。
そこで、同様にして、ブルネイからマレーシアに入ってすぐの町Lawasで降りてみた。その結果は以下の通りである。

ブルネイからKKまで直行するとB$45である。これに対してブルネイからLawasまでだとB$25. LawasとKK間はRM20である。B$の方が、RMより2.3倍程度なので、1000円近い差になる。
しかし、この町でバスを乗り換え、すぐにKKへと向かうのは、少しプレッシャーがかかる。いろいろなバスのスケジュールの関係で、ブルネイからのバスが 昼食休憩で同じバスターミナルに停まっている時に、他のバスに乗り換えることになる可能性が高いからである。大きな荷物を持って食事でウロウロしてから、別のバスに乗り換えるのは大変とも言える。

2.田舎の宿は安いか?

初めての海外旅行でヨーロッパに行った時のことだ。帰国便に乗るパリに行くのに、夕方パリに着いて宿を探すのか、手前の田舎町で早めに途中下車して、そこで泊まって、次の朝パリに向うのかという選択になった。そこで、宿代が安くて、時間があるので宿が見つかりやすいはずの後者を選択したところ正解だった。最後のパリ 一泊が付いている半ツアーだったが、他の参加者が言うには、前日 パリで高い宿に泊まって、しかも部屋がなかなか見つからなかったということだったからだ。
今回は、KKでも十分部屋は空いているが、田舎の方が部屋が安いことを確認したかった。そして、結果も その通りだった。KKだと狭い部屋でもRM60〜80程度はするが、ここではかなり広い部屋がRM45だった。1300円程度で十分お得と言えるが、ベトナムならハノイ、サイゴンを除けば、7、8ドル程度でも十分快適なホテルに泊まれる。やっぱりサパ州は高い。

(2011年5月追加)

知り合いの旅行者の情報によると、Lawasの美輪大旅店にRM35で泊まれたそうだ。部屋の写真を送ってもらったが、少し小さめの部屋があったようである。この人は、たたき上げのバックパッカーなので、KKでもRM30でシングルの部屋を見つけたそうだ。私は、RM20の部屋に泊まり、汚いので退散して次の日はかなり高めの綺麗な宿に移った。RM30は十分許容範囲のようだ。しかし、私なら別途紹介しているビーチのバックパッカー宿を よりお奨めする。


前置きが長くなったが、町の様子を紹介しておく。

町の横を流れるラワス川
この町は、熱帯雨林の材木の積み出し港でもある。

バス・ターミナル

市場

バスターミナルの前の商業ビル

町中の公園

今回泊まった
美輪大旅店

Lawasで食べる

経済飯Rm4.5 + コーヒーRm1.5
コーヒーを頼んだら、お菓子も付いてきた。私は食べなかったが、食べた分だけ請求されるのだろう。

KOLO MEE Rm2.5
麺にタレをまぶしてあり、インスタントの焼きそばに似ている。しかし麺が異なる





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