特集 5J(セブ・パシフィック航空)で行くボルネオ

第八部 マレー語とフィリピノ語は似ている

 2011年3月作成   


便所に行くと、男はlelaki. フィリピンではlalakiで似ていることを実感する。フィリピンのマジョリティは、マレーシアから渡って来た人たちなので当たり前と言えば それまでだが、外国語がなかなか覚わらない私にも、似ている言葉が簡単に沢山見つかる。

ボルネオの現地の人によると、マレー人とインドネシア人はお互いに自国語を使って、コミュニケーションが取れるそうである。ボルネオは、英領とオランダ領で植民地が分かれていたが、その前は同じで、フィリピン以上に分かれた歴史が浅いので、これも当然と言えばそれまでだ。もちろん昔は首刈り族がお互い対立し、すぐ近くの部族でも、方言や、別の言い回しが多かったであろうことは容易に想像できるが、それはまた別の話である。

辞書で調べれば、似ている言葉をいくらでも見つけられるだろうが、ここでは 私の知る範囲で似ている例を挙げておく。
タガログ語より、セブアノ語の方がマレー語に近い場合もあり、地理的に近いからそうなったのかと思いたくなる。

数字 マレーシア フィリピン
dua duha(セブアノ)
dalawa(タガログ)
empat apat
lima lima
enam unom

その他の言葉 マレーシア フィリピン
これ ini kini(セブアノ)
高い mahal mahal
安い mura mura(タガログ)
babi baboy
もち米 pulut pilit





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