市バス一日券の旅

第二部
Monterey 〜 Pacific Grove〜 Carmel

December 2001


市バス一日券

通常のトランスファー券と同じものに、
一日券のしるしを入れるだけ

Monterey, Carmel(モントレー、
カーメル)地域を走っている市バス


市バス一日券の旅の第二部では、Monterey, Carmelとその周辺を取り挙げる。こちらもカリフォルニアで、景色の良い海岸沿いの町々だ。

Carmel

Montereyから、市バスで簡単に行ける。
正直言って、この町まで市バスで来るとは夢にも思わなかった。
ここは、シリコンバレーから車で1時間半くらい。近くの17マイルドライブを含め週末の半日ドライブ・観光コースとして、何度も来たことがある。それが、今回は市バスでやってくるとは、うら悲しくもあるが、同時に新鮮でもある。
通常なら17マイルドライブに向かうところだが、残念ながら、市バスは走っていない。別途サイクリングでもしたいものだ。

この町は CARMEL-BY-THE-SEA と呼ばれていて、海に面した綺麗なところだ。従ってまずは海を目指したい。
町の中心から歩いてすぐのところに、白砂のビーチがある。
写真(右)のようなショッピングモールを含め、この町には沢山のお店が並んでいる。ショッピングの町でもある。

ギャラリーも多い。芸術家が沢山住んでいるのも、この町の特徴の一つだ。
町のメインストリートに面したところに、洒落たコテージタイプの宿がある。思わず泊まってみたくなるが、安宿とは程遠い存在だ。平日が狙い目か?

この町の課題は駐車場。休日だと朝の10時には、町の中心付近は、車で埋ってしまう。かなり離れたところまで、車を止めに行かないといけない。
しかし、これも市バスの旅では関係無いことだ。

Pacific Grove

   Pacific Groveの典型的な景色

絵葉書にも良く登場するところ。市バスでやって来て、無料でこの景色を楽しめるとは、超格安、画期的だ。 Montereyのダウンタウンからバスですぐ。

海岸沿いの景色 続編

ダウンタウンの様子
(右側がバス停)

海沿いの感じが良い宿

Monterey

モントレー・カンニング会社
市バスのトランスファーセンターのすぐ近くにある中華のバイキング(昼は4.99ドル+tax)

Montereyは以前紹介したとおりなので、ここでは、昼食のお勧め店と、昨年できたYH(ユースホステル)を紹介する。
Montereyの市バスのトランスファー・センターのすぐ近くにチャイナタウンと呼ばれる食べ放題の中華料理を出す店があった。昼なら4.99ドル+taxで食べられ、手頃な値段で、お勧めだ。味も悪くない。
さて ここで、店に嫌われそうなことを思いついた。この店でも、パックに入れて、持ち帰りができるが、そこで、ご飯類はやめて、おかずばかりをパックに入るだけ詰めて持ち帰れば、日本人なら家では、4人は食べれるであろう。人数が揃っていれば、ユースに泊まって、ご飯を炊いて、これを食べていれば、安上がりと言える。 (発想が貧困? 貧困違い?)

ユースホステル

ユースホステルの居間

広くて快適だ

ユースホステルは、水族館から歩いて5分以内の観光には非常に便利なところにできた。新しくて快適な宿だ。キッチンも充実しており、自炊ができる。

ここでの話題を一つ紹介する。
新聞の切り抜きが張られていた(左の写真)。それによると、ユースホステル建設をめぐり、いろいろな議論が起こったそうだ。最初、近くのアパートの家主が反対運動を起こし、新聞にその記事が出た。うるさい、水が大量に使われる、交通渋滞が起こる等の理由が挙げられていた。しかし、すぐに賛成の意見が沢山出て、議論になった。そして、近くでユースホステルがあるSanta Cruzからも賛成の手紙が市長あてに送られる等々で、結局認可されることになった。
しかし、その後遺症とも言えるが、何とシャワーは、1日トークン2枚で6分間しか使えない。当然、アルコールもだめ。既得権益の守り過ぎ、宿泊者の権利はどこへ行ったと言いたくなる。

壁に張られた新聞の切り抜き


# この記事の取材時期は、2001年5月です。またまた公開が遅れ申しわけありません。 Pacific Groveの花が奇麗で、かつ航空券が高くない4月、5月に訪れるのがお勧めです。(連休中に行くなら、海外発券等の工夫をしたいもの。)

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