北京ビール事情

食堂でビールの大ビンを注文すると、2年前には、青島ビールが3元なのに対して、燕京ビールが2元であった。そして最近は青島ビールは5元、その他のビールが3元(約40円)である。実際には青島ビールの5元は、噂に聞くだけで、店では見たことがない。他より1.5倍以上高いビールを飲む人はいないのであろう。人々の所得が増え、ビールが大衆化したところで、高い青島ビールは駆逐された感がある。高く売れる輸出に活路を見出すしかないのか。改革開放により、市場競争の原理が働いたからだろう。
しかし、我々日本人には、5元の青島ビールはまだまだ安い。スーパー(超級市場)で缶の青島ビールを買うと。3.35元だった。日本の5分の1以下の値段だ。日本人は、青島ビールを見つけたら、精々飲んでおいた方がお得だ。

銘柄としては、青島ビール以外に、燕京、五星、北京ビールなどがあるが、良く見かけるのは、燕京ビールだ。ビヤガーデンなどでも、大抵燕京ビール。テレビでもヤンチン・ピーチョー(燕京ビール)と盛んに宣伝している。

成分はほぼ横並び。原麦汁濃度は10.5〜11%。酒精度(アルコール分)は3.4%か、それ以上。ライト・ビールに近そうだが、そんなに薄い感じはしない。

食堂で、ビールが3元なのに対し、缶コーラが4元前後。これでは、どうしてもビールを飲みたくなる。

通常のビン・ビールのサイズ

640ml前後。日本の大瓶とほぼ同じ。食堂でも3元、約40円と格安。

青島ビール

日本でお馴染みのビールだが、北京では見かけなくなった。

燕京ビール

北京周辺で最も人気がある。テレビでもよく宣伝している。
飲み易いし、値段も安い。

五星ビール

京華飯店では、このビールが出される。五星と言ってもホテルの5つ星の意味ではない。

北京ビール

中日合作。あまり見かけない。

朝日ビール

会社名は、Beijing Beer Asahi Co. LTD. 住所は、北京ビールと同じところ。空港のラウンジに置いてあった。

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