中国・北京交通事情

列車の切符は簡単に買えるようになった

一昔前、中国で航空券や列車の切符を買うのは大変だった。バスに乗るのも、気合がいった。しかし、改革開放の波の中、交通事情も随分変わってしまった。
94年に上海に行った時には、航空券をオンラインで通しで買えて喜んでいたものである。それが、今や列車の切符もオンラインで買えるようになった。北京駅の集票処(切符売り場)には、パソコンが並んでいる。 窓口も増えて、列はほどんどない。長時間並んだ挙句、没有(メイヨ)、没有と言われて、落胆して帰った時代は過去のものとなった。

北京駅
北京駅の集票処(切符売り場)

時期にもよるだろうが、ほとんど、並ばなくても良くなった。

綺麗になったバス

小綺麗なバスも走るようになり、おまけに、2階建てバスまで登場した。

そうは言っても、昔ながらのバスも走っている。そして、写真の17番と言えば、以前は、激しさが際立っていたバスである。たまたま、このバスの始発停留所に行ったので、バスの到着時の激しいぶつかり合いを、写真に収めようと、しばらく様子を伺っていた。バスが近づくと、ドッと人が入り口に近寄って、少し押しはするが、もはやかつてのように、3方向、4方向から強引に押す光景は無くなっていた。写真のとおりである。

激しさも中ぐらいなり北京バス

自転車タクシー

昔ながらの三輪自転車タクシーも健在だ。場所によって、形が違うのは荷物を載せる量の違いからか? 因みに、右側の写真の大八車型のものにも人を乗せる。
さて、北京が発展する中、この自転車が将来どうなるのか予想するのは楽しい。おかみの御意向で、アッという間に消える可能性もある。しかし、将来、新幹線でも出来て、新幹線に乗りに、駅までこの自転車タクシー来るというアンバランスがあったりすると面白い。
考えて見れば、フィリピンにも同じような乗り物があって、私の場合、国際線の飛行機に乗るのに、自転車タクシーで空港まで行くことを何度かやった。渋滞していると、それが一番早いので仕方がない。

北京市街地の三輪自転車タクシー
北京の郊外、延慶県の三輪自転車タクシー

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