北京の山奥を訪ねる
北京郊外の町、延慶からさらにバスに乗り、山村を訪れることができる。延慶からバスで2時間くらいの所まで行った。北京の中心部から150km近く離れているが、まだここは北京市内だ。バスはかなりハードだが、料金は3元。庶民の足であり安い。
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919バス停から出る。 |
小公共(シャオ、こんこん)と呼ばれている。ミニバスもある。 |
田舎は、のんびりしていて、自然が豊かで居心地が良い。北京の市街地では、空気が良くないが、ここでは空気が澄んでいる。 子供達はしつけがしっかりしているし、愛想も良い。フレンドリーだ。
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木がガードレール? それとも防風林? |
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子供たちはフレンドリー。長時間遊び相手をした。それとも、してもらった? |
なつかしーい、なつかしーいと言いたくなる山村の道。昔、日本の農村でも、似たような光景が あったような気がする。 |
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最後にこの土地でのトピックスを2件。
1つ目。この辺りまで来ると、年収は100ドル程度と言われている。しかし、なぜか、各家にCATVが来ているのである。最近中国では、テレビを年間4000万台以上生産していると言われている。この数の多さが影響しているのか?
しかし、何故か各家までは、水道は来ていないのである。給水場に行き、桶に水を汲み、時代劇の肥え運び、または、一心太助スタイル(桶を棒の両側にぶら下げ、肩でかつぐ)で、家まで水を運んでくるのである。
このような、ムラやアンバランスがあるのが、今の中国の面白いところだ。CATVに話題を戻すと、彼らはアンテナの存在を知らない。テレビはケーブルを接続して映すものだと信じている。確かに、山間部では山で電波が遮られ、アンテナを使うより、CATVの方が良さそうな気はする。
しかし、私の家でも実はCATVに加入していないのに、どうして中国の山奥にCATVがあるのか? 謎のままだ。この分だと、水道はないけど携帯電話でインターネットはできるんだ、とか何とか言いそうな気がする。
2つ目。現地の人々と話して出た話題。
この辺りでは、白金、砂金が取れるので、是非出資してもらって、一緒に開発しようと、しきりに勧誘された。しかし、私は山師ではないので、体良く断っておいた。川でなくて山で採れるそうだ。