特集 スターアライアンス特典で行く中国古都巡り

第五部 鄭州へ漢代の犬に会いに行こう

2012年6月作成



漢代の犬 @河南博物院、 鄭州


鄭州は、河南省の省都で、開封と洛陽の間にある。とにかく発展途上の巨大な都市である。郊外の東バスターミナルに到着したが、そこから町の中心である鉄道駅までバスに乗ったものなかなか到着しない。新しく建設中の巨大なビルが多く、これでは、安宿があるのかどうかと心配になったが、駅の近くは昔ながらの場所で、安宿もありそうで安心した。

河南博物院 無料

観光でこの町に着いたら、一番のお勧めがここ河南博物館である。展示が充実していて、中は混雑もしていない。西安の博物館のように入場するのに延々と並ぶようなこともない。それでいて、入場無料なので、この町に来たら ここに行かない手は無い。冒頭に挙げた陶器のワンちゃんたちの展示も充実していて、生きてはいないが 昔の犬に会えるだけでも値打ちがあると思う愛好家もいるはずだ。

河南博物館

陶器で作られた家の模型の副葬品 @前漢(左)、後漢(右)

殷代(商代)の酒器

唐三彩

商代遺跡

日本では殷だが、中国では商と呼ばれている。中国に来ると殷は聞かなくなるのでどうなったのかと思っていたら、実は商が殷だった。殷は次の周王朝が呼んだ名称で、自らは商と言っていたそうだ。巨大な城壁が残っているので、確かに殷(商)は存在したのは間違いないのだろう。

綺麗に整備された城壁

城壁の上は遊歩道になっている。

人民公園

町の中心近くのある公園で、多くの人が訪れる憩いの場となっている。

町のその他の様子

駅の近く、町の中心部にある繁華街のようす

原発かと思ったが、どうやら
そうではないらしい。

鄭州駅

駅前のバスターミナル

郊外にある東バスターミナル

鄭州で泊まる


駅前の市バスのターミナルの周辺にホテルがいくつもあったが、例えば68元と壁には書かれていながら、電光掲示板では特価でも もっと高い値段が出ていた。今はない昔の値段で客を釣る作戦かと、そのあたりは回避して、駅から離れた方へと歩いて行った。繁華街の入り口にくると、やたらと宿の客引きをやっていたが、それは断って、もう少し先へと進んだ。すると、4階が宿という看板があり、普通のホテルのような一階のロビーがなくてコストダウンして割安そうなところなので入ってみた。
広さに応じて、いろいろな値段の部屋があった。

駅の市バス乗り場前のホテルの並び

今回泊まった宿のあるビル

食べる

街中の屋台街
値段も安く、料理の種類も充実していて十分満足できた。

ここでも涼菜
バランスがよく、毎日食べたくなる
ような味だった。

絵面
駅前で食べたら値段の割りに具が少なく、商魂と書いてあるような感じだった。


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