特集 ラオス南部の旅

第六部 世界遺産 ワット・プーとチャンパサックの町

 2015年8月作成   



先に紹介しているシーバードン(4千島)とともに、世界遺産 ワット・プー(Wat Phu)はラオス南部の人気の観光スポットである。シーバードン(4千島)から自動車で1時間くらいのところに世界遺産 ワット・プーとチャンパサックの町があるが、実際にはその間に、2度メコン川を渡る必要があり、そう簡単には移動できない。

ワット・プーは、カンボジアから勢力を伸ばしたアンコール王朝の遺跡で、遺跡のあるチャンパサックの町は、この寺院が出来る前に、ベトナム南部から勢力を伸ばしたチャンパ王国に由来する名前がついている。帝国主義の時代にはラオスはフランスの植民地になっていたし、世界中の他の多くの地域と同様、力による領土の奪い合いの歴史が続いてきたことがわかる。

ワット・プー

世界遺産 ワット・プーの全景

遺跡へ向かう道

全体の中央付近にある宮殿の遺跡

山頂へ登る急な石段

山の上の方にある本殿

ゾウの彫刻
側には ワニや蛇の彫刻もあるが、このゾウの彫刻は、たまたま ここにあった岩がゾウに近い形をしていたので、岩に合わせて彫ったものだろう。

チャンパサックの町

チャンパサックの町の目印と言えそうなロータリー

チャンパサックの町の様子

植民地時代の洋館

泊まった宿
ただの民家のようで 宿かどうか分かりにくく、宿に戻るにも見落としそうだったが、見た目の通りで、値段が安いので良しとした。

船着場から、チャンパサックの町の中心まで2kmほど離れていていた。バイクタクシーか何か乗り物を探してみたが見つからず、仕方なく、トボトボ歩いて行ったら、安宿の主人が客引きのため バイクで道を走っていて、それに乗せてもらえて助かった。しかし、乗った時点で 当然 泊まるところが決定していて、宿の無料送迎とあいなった。その後、宿で自転車を借りて、遺跡へと向かった。

チャンパサックへのアクセス

チャンパサックの町の対岸からメコン川を渡る
いかだタイプのカーフェリー
自家用車で来たラオス人はかなり高い料金を支払ったそうで、他にも同乗の車が多く、彼の見立てでは、この簡易フェリーは結構良い商売をしているようだ。

帰りはフィリピンのジプニーのようなバスに乗り
パクセーの町まで移動した。

遺跡とチャンパサックの町の間を自転車で走っていた途中で
見かけた牛のグループ
放し飼いで、勝手に道で草を食い、夕方家に帰る途中だった。





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