特集 デルタで行くナッソー
第二部 町歩き

2005年11月


ダウンタウン横のビーチ

近くの安宿に泊まったバックバッカー御用達。人は少ない。しかしここでも十分綺麗。

パラダイスアイランド(ナッソーの対岸島)のビーチ

普通の観光客御用達。賑わっている。

ナッソーは、バハマの首都で、マイアミからほぼ東へ 約300kmのところにある。バハマは映画などでもよく登場するが、小さな島が沢山集まった国で、海が綺麗だ。バハマの人口は約30万人で、その2/3がナッソーに集中しているそうだ。この国は、観光が主要産業で、人口が多くないことが幸いしていそうだが、一人当たりのGDPは、台湾や韓国よりも多い。しかし観光地なので物価が高い。ダンキンドーナツは米国の2倍で、1個1ドル。日本のミスタードーナツと同じ値段だ。このため購買力平価で補正すると、ちょっと苦しくなりそうだ。

南の島には、通常それほど観光するところはない。ナッソーも基本的に同じで、あるのは青い海だ。ナッソーの海は青く、水は透明で綺麗だ。ここに来た多くの観光客は、ビーチで横になり、本を読むか そのまま居眠っている。確かにビーチでのんびりしているのは気分が良い。
ただ、私の場合は、フィリピンの海辺に住んでいるので、海でくつろぐ時間はそんなに必要ない。スーパーで何が売られていて、値段がいくらかといったことの方に興味が向く。

やたらとあちこちに出掛けたがる私にとって、現地で決まってやることと言えば、地名の入った同じものを、各地で買い集めるということだ。多くの地域のものを持っていれば、安物でも値打ちが上がるだろうという発想だ。その典型は、HRC(Hard Rock Cafe)のTシャツ(Heavy T)のコレクションだ。ただし、これはそんなに安くはない。私と同じだけの種類を自分で集めるには、多大な旅費と時間と体力をつぎ込む必要があろう。ナッソーも有名な観光地なのでHRCがあった。他にもいろいろ、例えば、各地の絵はがきを買い集めている。世界中の絵はがきの値段の動向については、かなり詳しいと自負している。
ナッソーでも同じで、安物をいろいろ買い集めた。

以下、町歩きの写真を紹介する。

ダウンタウン

ダウンタウンのメイン通り
歴史を感じさせる いい感じの建物

Pirates of Nassau
バハマには、その昔
海賊が沢山住んでいた。

みやげ屋は、大きなテントの中に集まっている。

米国からのクルーズ船

ダウンタウンの安宿に泊まった。中央にある階段を上がる。

Mignon Guest House 45ドル。
ホステルもあるようだが、場所が分からなかった。

パラダイス・アイランド

ナッソーのダウンタウンの向かい側に浮かぶ小さな島。綺麗に整備され、高級ホテルが並ぶ。

ショッピング街


サンゴの化石のようでもあり、層になっているので砂が堆積したようでもある、そんな地層を削って、道をつくっている。 高級ホテル アトランティス
宿泊客でないので、通り抜けけを断わられ、2kmほど余計に歩く羽目になり、体に良いことができた。

バハマの庶民料理

上記の通り抜けを断られたホテルに正面から入って行くと、レストランまで たどり着いた。メニューを見たところ、そこで食事するのに、一人100ドルは かかりそうだった。そういうのは新婚旅行のカップルにでも任せておけば良くて、こちらは関係ない。調査の結果、バジット・トラベラーの私は、ダウンタウンのテイクアウトのファーストフード店(Imperial)に入り浸るしかないという結論になった。朝食はダンキンドーナツかマクドナルドだ。

白身魚のフライ

スナイパー(赤ダイ)が有名なのでそちらを、頼もうとしたら売り切れで、こちらの白身の魚になった。容易に想像できる通りの味であった。タレが3種類も着いてくるところが特徴だ。これは悪くない。8.5ドル。

鳥のから揚げとコンク貝のフライ

コンク貝はコリコリして美味しかったが、揚げ物ばかりが大量にある食事は日本人には少しきついとは感じたが、それほど悪くもない。ビールが欲しくなる。

バハマのビール

世界のビールを制覇しようという意気込みのもと、バハマでも現地のビールを試した。KILIKという名前で、345cc、5%と7%(Gold Label)。軽いが独特の味がした。独特の味とは何なのか というのが説明しにくく、毎度ながら 利きビールは難しいなと思った。1本2ドル程度で、破格の高さ。私には15ペソ(30円@フィリピン)のサンミゲールで十分だ。しかし、どのビールも一度は試してみる価値がある。


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