2011年4月作成
2018年7月最終更新
ニンビンへは、ハノイから沢山のバスが出ていて、バスで2時間足らずで到着する。ハロン湾と共にハノイ周辺の有名観光地の一つである。ここで取り上げているタムコック、バンロンを含め、広い範囲で眺めの良い場所が広がっていて、できたら時間をかけて回りたい場所だ。
タムコック(Tam Coc)
タムコックの景色 タムコック(Tam Coc)は、ニンビンの町中からそれほど遠くなく、桂林やハロン湾のような眺めを見に多くの人が訪れる観光地である。約2時間のボートツアーで景色を堪能できる。インフレで、ボート代は、数年前のガイドブックと比べてかなり上がっていたが、今回は合計11万ドンだった。(2011年)
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田植えの時期で、沢山の農民が働いていた。水路の両側に泥を盛り上げ田んぼにしている。 |
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(以下、2016年4月追加)
2016年までに、合計三度ニンビンを訪れた。一番の見所であるタムコックにも毎回行っているが、例によって課題はボート代の値上がりで、2016年3月には、合計27万ドンになってしまった。中国の観光地の値上げを真似したのだろうと思いつつ、値上げに憤慨するも、眺めが良いので ついつい支払ってボートに乗っている。流石に三度で十分で、次に乗るとしたら、誰かを案内する場合だろう。料金は、入場料と、ボート代に分かれていて、前者が12万ドンで、後者は15万ドンとなっていた。ボートには外国人は二人まで乗れることになっていて、二人だと料金は折半になる。そのため、ほとんどの場合客が二人乗っている。
三度行くだけの値打ちのある眺めで、折角なので、新しい写真を紹介しておく。
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2016年 |
裏山の展望台に登る
ニンビンで泊まった宿の家族の一人にバイクの運転手兼ガイドをしてもらって回ったので、連れて行かれた展望台にも登った。かなり急な石段で高さもあるので、訪れる人は少なく、他に3人すれ違っただけだった。
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タムコックに泊まるタムコックには安宿が少なくないし、舟に乗るだけでなく 歩いて景色の良い場所に向かうのも悪くないので、ここに泊まってみるのも良さそうだ。ただし、ガイドブックやインターネットで探してみたが、ここの宿の日本語の情報は少ないので、ここに泊まれば、稀な日本人ということになるはずだ。次回私がニンビンに行く機会があれば、泊まってみるつもりである。安宿に泊まりたいなら、NHA NGHIの看板を探せばよい。ゲストハウスのことである。ただし、NHA NGHIが必ず安いとは限らないが、この町で今回食事したところは泊まれる部屋もあり、5ドルからとなっていた。ニャニかと思っていたがニャギのようだ。しかしニャニの方が覚えやすい。
タムコックの町の様子 ゲストハウスが並ぶ通り バンロン(Van Long)
バンロンはタムコックに比べると、訪問者は少なめで、しかも壮大な景色が楽しめるので、ニンビンに行ったら 是非こちらにも訪れたいものである。少なからず写真を載せておくが、こちらは特に説明は不要であろう。ニンビンの街角でバイクタクシー交渉したら往復8万ドンになった。ボート75000ドン。
バンロンの景色
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2014年、「チャンアンの景観関連遺産」として、ニンビン一帯が世界遺産に登録された。
比較するのはどうかとも思うが、個人的な印象としては、小舟でゆっくり景色を楽しむならタムコック。雄大な景色を楽しむならバンロン。チャンアンでも奇岩の眺めを楽しむことができるが、それよりも ここは洞窟がメインと言えそうだ。小舟のツアーで大小さまざまな洞窟を通り抜ける。2017年の映画 「キングコング: 髑髏島の巨神」 (Kong: Skull Island)のロケ地の一つで、小舟に同乗した米国在住のベトナム人カップルは、猿がいるとか、あそこからコングが出たんだとか言って、映画のことを楽しんでいた。
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小舟が乗合で、後ろの席だと写真が難儀 |
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小舟の同乗者が 山肌を見て、「コング、コング」と言っていて、あまりピンと来なかった。その後フィリピンにて、ここで撮影されたコングの映画を見て、ああこれだと、ガッテンした。 |
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最後に、チャンアンでのツアーの反省点を2つ挙げておく。
1) ここは 洞窟巡りがメインで、小舟で順に多くの洞窟を巡る。カメラがイマイチだと、船の上で 手振れもして、洞窟の中の写真を撮るのは簡単ではないが、同乗の人たちは最近のそこそこのレベルの携帯電話で 十分綺麗に撮っていた。 とにかく、洞窟の中を小舟で通り抜けても、綺麗に写真が撮れるように準備したいものだ。
2) タムコックだと一人で行ったら、客一人でも すぐに舟を出してくれるので 先頭に座れるが、チャンアンだと舟が心持ち大きめなこともあり、乗合にされる。後ろの席に座ると、今回のように写真を撮るのに難儀してしまったが、それでは、強引に前に座るのか。簡単ではない。
ケンガー(Kenh Ga) (2016年4月)
現地でのツアーのコースの一つにも入っているので、試しにケンガー(Kenh Ga)という村まで行ってみた。奇岩もあるが、他に観光客は見かけないし、川にはゴミが浮いていたり、おばさんたちが川で洗濯していたり、生活臭の漂う普通の村だった。綺麗な景色を期待するのであれば、タムコック(Tam Coc)やバンロン(Van Long)に行った方が良い。現地の人たちの生活ぶりを見たいのであれば良さそうなところだ。宿があれば泊まって、ウロウロしてみたいと思ったが、残念ながら見当たらなかった。
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洗濯中のおばさん |
水上の商店 ビールの看板が出ているので、ビアガーデンかと 思ったが、中を見ると普通の商店だった。 |
古都ホアルー
ここも観光客が多いが、単に建物だけを見れば、わざわざ見に行く価値があるのかどうかという話が出てきそうだ。
城門 寺院 特に意味も無いが、こちらへ登れと現地の人に勧められて、横にある山に登った。一番上にベトナムの国旗があり、折角なのでそこまで目指して、行ったという証拠写真を撮ってきた。途中 またまた、現地の人に勧められて、こちらへ行けと言われ、行ってみると道がない。石灰岩で剣山のようになっていた。しかし、これは、隆起さんご礁の島シキホールで、海岸で散々目にする光景とほとんど同じなので、難なく登っていった。誰も来ないが、一人 旗の場所まで到達した。
この山の頂上を目指した。 登頂の証拠写真 山頂付近は岩がごつごつしている。 ニンビンの町
町の外れにニンビン駅があるが、鉄道よりもバスの交通の方が発達しているので、駅前は少し寂れた感じがする。駅前にも何軒かホテルがあるが、当然だろうが汽車で来た人が主に泊まるのであろう。バスが通る国道沿いに近い方が、開けていて宿なども沢山ある。
通りの様子 ニンビン駅 THANH THUY HOTEL (以下、2016年4月追加)
駅が新しくなったりしているので、町の写真を追加しておく。
新しい駅舎 バスターミナル ここにもJollibee(フィリピン資本)
ニンビンと言えば、タムコック(Tam Coc)で小舟に乗って、山水画の世界を楽しむのが定番だ。そして 最後に、お土産を売りつけられようとする という落ちが付く。しかし、タムコックまで行かなくても、ニンビンの町中で自転車を借りて、町からほんの2kmほど走るだけでも、そこから先では多くの奇岩が見られ、美しい景色が広がっている。
ニンビンの町の近く、自転車で簡単に行けるところで見られる景色
町から少し離れると古い町並みになる さらに行くと農村に入る。 奇岩の間にある建てかけの家
自然を満喫できるロケーションだ。奇岩の間にあった小奇麗なレストラン
コーヒーを飲んだら、はやり高かった縦横に切れて、そのまま使えそうな
岩もある。褶曲でかなり斜めになった岩 (以下2016年4月追加)
前回と同様で 泊まった宿で自転車を借りてサイクリングに出掛けた。今回は、宿のスタッフの薦めで 一番の景勝地であるTam Cocの周辺を走ってみた。サイクリング・ツアーの団体が多く、確かに景色の良い場所が多かった。走っている途中、Tam Cocの通常のボート乗り場から、さらに数キロ進んだところに別の乗り場を見つけたので、次回来る機会があれば、そちらのボートを試そうと思った。ここにその話を書いたのは、個人的な備忘録とも言えそうだ。ボート代は本家が27万ドンに対して、こちらは、値段を聞かなかったが、予想では、交渉の結果10万ドン。景色は本家の方が上。リピーターにはこちらで十分、という見立てだ。
Tam Cocの通常のボート乗り場からさらに進んで田舎道へ入る 水田と奇岩の風景 Tam Cocのもう一つのボート乗り場
ニンビンへの旅の組み合わせ
アクセス
・ハノイからツアーに参加
・ハノイからバスで現地まで行き、バイクタクシーに乗る。もしくは、バイクレンタル。
・オープンツアーバスで 途中下車
・ハノイから鉄道利用。
・ハイフォンからバス利用。
だいたい この程度で、反対に南から来る場合もあろう。旅程
タムコックには必ず行くだろうが、バンロンにも行きたいものだ。その他、Google earthで調べれば、周囲の良さそうなところが一杯見つかる。宿もNHA NGHI呼ばれるゲストハウスが各地に散在しているので、景色の良い場所に何箇所から泊まり歩くのも良さそうだ。しかし、普通はほとんどがニンビンの街中に泊まって、一、二泊でお仕舞いということになろう。さらに言えば、ハノイからのツアーが多いのだろう。
季節
2月に行ったら少し寒くて、天気も良くなかった。暑いとまた移動が大変でもあり、ちょうど快適な季節があるはずだ。