サンタバーバラ特集

2000年5月



マイル修行で周遊する町として、ぜひお薦めしたいのがサンタバーバラ(Santa Barbara)だ。建物は白壁とレンガ色の屋根で統一され、色とりどりの花が咲き乱れる。
天気は良く、からっとしていて、しかも、海沿いなので気温もそれほど上がらない。
しばらく住みつきたくなるほど、感じが良く、快適な町だ。

ロサンゼルスからすぐそこだが、United Expressで往復1000マイル稼げるのが嬉しい。だだし、実飛行マイルしかもらえないシャトル便も飛んでいるので注意。United Expressに乗ろう。

Macy's Nordstorm

Macy's, Nordstormと言った百貨店まで、街の景観に合わせた建物に変身

町のどこへ行っても、花が多い。

あるヨーロッパの投資家は、投資の場所を決めるにあたり、シアトルは気候がヨーロッパと同じで良くない。シリコンバレーは、プレーヤーが多すぎてメジャーになれない。これに対し、サンタバーバラは気候が良いし、将来性もあるので気に入った。このようにしてサンタバーバラで投資ゲームを始めることになった、という記事を地元の新聞は書いていた。

町はこじんまりしていて、車がなくても見て回れるし、少し離れた見どころへは、1ドル払って市バスで行けば良い。空港からも、町まで市バスで来れる。もちろん、タクシー、レンタカーも利用できる。


空港

こじんまりとした空港だ。
市バスの停留所は空港の前。駐車場を越えた所にある。

裁判所

この町の建築様式に則った代表的な建物である。
地方都市の裁判所としては、立派すぎる。アルハンブラ宮殿にでも来ててしまったかと錯覚するほど。 金持ちの国アメリカを象徴するようなつくりの建物だ。
裁判が行われている部屋の前まで行くことができる。「証人は、呼ばれるまで外で待機するように」という注意書きが貼られていた。

図書館

サンタバーバラは、図書館も立派だ。蔵書も豊富。台北の図書館のように、本が書架に乱雑に置かれているようなこともない。
米国の他の図書館と同様、パソコンが置いてあり、インターネットアクセスが無料。台数も多い。不足を補うため、別の場所にも増設した様子がうかがえ、好感が持てる。
閲覧用の椅子、机も豊富で、日本の一般的な図書館のように、席を確保するだけで苦労するようなことはない。

美術館

東部のメトロポリタン、スミソニアン、ボストン、フィラデルフィアといった美術館と比べると見劣りするが、無料で入れる日を選んで、ぶらりと立ち寄るのが良さそう。
1枚だけだが、モネの絵も展示してある。
東洋美術が豊富。唐三彩(写真)、日本の浮世絵、インドの仏像等々。

海岸

海岸には、米国で良く見かける形のピアがあり、釣も楽しめる。良く釣れるらしく、サバのような魚を一度に3匹も釣り上げている人がいて驚いた。釣り糸に針を沢山つけて釣っていたのだ。
ここは釣の穴場のようだ。
良く整備された遊歩道があり、のんびり散歩を楽しめる。サンタモニカのような混雑もない。
海岸沿いにはお洒落なモーテルが並ぶ。20ドル前後で泊まれるネバダ州やニューメキシコ州のモーテルとは格が違い、こちらはかなり高そうだ。

鉄道駅

立派な駅だ。しかし、時刻表が見当たらない。あるのは、1日1本だけある長距離列車のパンフレットのみ。そして、駅の横には、Amtrak Bus と書かれたバス
が停っていた。
駅の横に巨木がある。
説明書きによると、この木の種類は Moreton Bay Fig Tree(Ficus macrophylla) と呼ばれ、1877年に植えられたそうだ。もとは鉄道会社が所有していたが、現在は市の財産。
同種の木では、米国内で最大だと信じられている。枝振り約50m。見事だ。

火曜昼市、土曜朝市

近くの農家が売りに来る。有機栽培(Organic)No Wax, No Sprey など、自然食を売りにしている。

都市・空港ガイド(サンタバーバラ)



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