SQでMAD

〜 スペイン特集 第一部 〜

2002年2月作成


コルドバ

グラナダ アルハンブラ宮殿

シンガポール ホーカーズ

無事UAにマイルは加算された

最近SQのエコノミークラスでも、UAに100%マイル加算されるようになった。そこで、試しに、SQを利用してMAD、すなわちマドリードまで行ってみた。マドリッドまで飛んだ所以は、もちろん、SQのハブのシンガポールから、最も遠いからである。さらには、理由は良くわからないが、マドリード、ローマ、アテネ行きは他と比べて、格安航空券が割引されていたからだ。要するにマイル単価が安いということだ。

UAのホームページによれば、エコノミークラスでは、予約クラスによっては、加算対象外になるものがあり、格安航空券ではどうなのか 非常に不安があった。そこで、旅行代理店に確認したところ予約クラスはYで入るらしい。通常Yでダメなら、すべてだめなので、まずは安心。
航空券をもらっても、Yクラスとなっていて、帰ってからやはり、UAのホームページで確認したところ、実際にもマイルは、100%無事加算されていた。また、上級会員維持のためのマイルとしても、無事カウントされた。

しかし、ボーナスマイルは付かない。
Million Milerも対象外

ところが、問題なのは ボーナスマイル。例えば、COで米国に行き、NWにマイルを付ける場合、上級会員のボーナスマイルも加算される。ところが、スターアライアンスに関しては、今回のSQ以外でも、TG、エアー・カナダなど、ボーナスマイルをもらえた ためしがない。ボーナスマイルが付かないので、UAの上級会員の人は、航空券を買って、スター・アライアンスの他社便に乗ることは、あまりないだろう。UAが飛んでいない路線で、スター・アライアンスの他社便は飛んでいるところに出掛けることになった場合か、仕事で会社が勝手に航空会社を決めてしまう場合くらいだろう。

NWでは提携航空会社を利用した場合でも上級会員ボーナスマイルが付くのに、UAでは付かない。その大きな理由は、勝手な想像とも言えるが、UAはNWなどライバルとは思っていないだろうということだ。
他にも、NWならゴールド以上で、常時使えるラウンジが、UAでは国際線利用時のみであること。格安航空券の値段が、NWやCOに比べ、UAの方が高いこと等、UAかNWを何とも思っていないだろうと思われる証拠は枚挙に暇がない。
ここまで書いてしまったわけ、そして表題の文字がやたらと大きい理由は、UAもNW並みになって欲しいと、一重に願ってのことである。

さらに、100万マイルチャンピオンシップ、殿堂入りの対象マイルとしても、加算されなかった。UAの便でないので当たり前と言えばそれまでだが、殿堂入りだけを目指してUAに乗っている私としては、大きな誤算であった。


UAユーザーにとって、SQがお勧めな場合

UAユーザーで、SQに乗って意味がありそうなのは、マイレージ加入直後等で上級会員で無い人。例えば、UAのマイレージに加入して、初回にいきなりSQで、ヨーロッパに行き、2万マイル貯めて アジア行きの無料航空券をゲット。しかも、シンガポールにも行ける。ビギナー向けには良いルートの1つであろう。

また、上級会員で いつも米国ばかり飛んでいて 食傷ぎみになり、たまには、全然違う方向に飛んでみたい人にも意味があるだろう。ただし、このフライトに限ってはボーナスマイルマイルがなくても良いと思っている人でないと駄目だ。

食事や器材面についても、SQの方が上であることは、説明の必要はあるまい。

もちろん、マイナス面もある。ボーナスマイルが付かないこと以外にも、アップグレードが期待できない等が挙げられる。メリット、ディメリットがあり、ここでは一つの可能性、選択肢を広げる意味合いで取り挙げた。

繰り返しになるが、NWのように もう少し条件が良くなって欲しいものである。


フライトとラウンジ

南回りのヨーロッパ行きは、時間がかかる。しかしその分マイルが貯まる。今回は、KIX/TPE/SIN/ZRH/MAD/CDG/SIN/KIXの経路で、合計20286マイル獲得できた。SQで欧州に行く場合、マイルを貯めるためにはマドリード行きが有利だ。

チューリッヒ空港

丸く取り囲んだ椅子が特徴?

アルプス

少し遠いが、よく見えた。

ピレネー

山間の村まで良く見える

南回りの特徴として、食事の多さが挙げられる。今回も、行きは合計5回 食事が出た。SQの場合、朝食でも結構ボリュームがあり、まともに食べていては、現地に着いた頃には、かなり体重が増えていることであろう。今回は夕方出発で延々乗り継いで、マドリードまで行ったが、そういう場合は、昼飯抜きで、空港のラウンジで軽く食べて、機内に乗り込むくらいが望ましい。

ラウンジが使えたのは、関空とシンガポール。以前、成田からSQの台北行きに乗った時は、SQのラウンジが使えたが、関空ではSQラウンジがみつからなかった。そして、いつものようにTGのラウンジに入った。シンガポールでは、当然SQのラウンジがあった。プリミア・ラウンジと呼ばれ、スターアライアンス・ゴールド会員専用のラウンジ。ビジネス、ファーストクラスとは別で、バックパッカーの溜まり場のようなところ。飲み物、食べ物の消費が、かなり激しそうだった。

シンガポールのSQ プリミア・ラウンジ

台北では、SQのラウンジは、チェックインと入国審査の間にあり、トランジットの時は使えない。チューリッヒ、マドリッドでは、ラウンジが見つからなかった。また、パリでは、なぜか、機内から出してもらえなかった。




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