台湾特集 2011 

第三部 成功

 2011年4月作成   


成功は台湾東部、花蓮と台東の間の海岸沿いにある田舎町である。 花蓮から台東へ移動する途中、折角なので立ち寄ってみた。何と言っても行くきっかけは名前である。町の人には関係ないが、行く側としては、幸福、平和、そのノリである。成功という町の名前は、台中の近くにもあるが、当然、鄭成功にちなんでいるのであろう。

町のようす

通りの様子

市場付近
ここでバスを降りた方が安宿に近い

成功港
地域の漁業の中心であることが容易に想像できる結構りっぱな漁港である。

水族館
こんな田舎町にも水族館がある。
豊かな国台湾を示す例証であろう。

海岸沿いの遊歩道
結構いい感じだ。

三仙台

成功の町の外になるが、歩いたら1時間くらいのところに三仙台があり、成功周辺も含めると、ここが観光のハイライトと言えそうだ。台湾で三明治と書かれているのを見て、このサンドイッチはトリプルで古いのではないかと、そんなバカなことは思わないが、こちらも仙台が三つもあって大都会かと、そんなことは思わない。しかし、こんなバカなことを考えないと、私のように人並み外れて記憶力が悪い人間には、三仙台の名前は、あっという間に記憶から消えてゆく。

三仙台の遠景

三仙台へ行く途中から陸側を見る

島へ渡る橋
お世辞にもセンスが良いとは言えない?

橋の上り下りにめげて、島に渡る人は皆無と言え、行けば貸切状態だった。

島に上陸

岩山に近づく

波の力で空いた穴

自然を満喫できて大満足。お奨めのスポットだ。ただし、ハイキングのノリで行かないと、途中で挫折するかもしれない。旅行者は、ほとんどこの島までは渡っていない。
今回は成功の町から、行きは徒歩、帰りは路線バスを利用した。成功の町から歩いて三仙台に行った旅行者はおそらく1万人に一人もいないだろうと、勝手に想像した。自家用車か観光バスでくる人しか見かけなかったからだ。

お墓の話

歩いて三仙台に行ったら途中でお墓の横を通り、折角なので写真を撮った。名前をカタカナでも書いてあり、これも台湾の親日の現れであろうと興味深く眺めていた。

十字架があるのでキリスト教の墓だろう

カタカナでも名前が書かれていた

こちらは、香港などでも良く見かける
中国の通常の墓の形。

歩いて三仙台に行く途中、いかにも、民宿を廃業したと思われる誰も住んでいない大きな家を見かけた。世界中どこでも見かける造り過ぎの一例であろう。

元民宿と思われる誰も住んでいない大きな家

交通

上にも書いているように、この当たりの観光客はほとんどが、自家用車を利用してグループで来ていた。さらに、台北から観光バスで来ているか、三仙台では、その二つしか見かけなかった。町の安宿に泊まっているのは私だけ。台湾の人は車で来て、郊外の雰囲気の良い宿に泊まる。全部を見なくても、大体想像ができる。普通レベルの旅なら、台北の友達に車を出してもらうか、レンタカーを借りて回った方がよいということになりそうだ。

しかし、現地を知るには、路線バスで回るのも楽しい。この当たりのバスの利用者というのは、一つは、敬老無料パスを持っている老人たち。お前はパスを持っていないのかと言わんばかりに、爺さんが敬老パスを見せてくれた。もう一つは、通学の学生。海岸沿いの過疎の地域から、成功の学校へ通っている。ほとんどこの二つに分類できる。旅行者もいるだろうが、路線バスの中で、旅行者は私の他に一人も見かけなかったのと、宿に50以上は部屋がありながら、私以外に泊まっている人を見かけなかったことから、その割合の少なさが容易に想像できる。昼間バスに乗ったら 乗客は少なくて、老人ばかり。夕方バスが出発するのを見ていたら通学の学生が沢山乗っていた。

バスターミナルに停まる路線バス
かなり豪華だ。

安宿

Google mapに載っていた慶浜大旅社というところに泊まった(NT%600)。市場のすぐ近くで便利だ。他にも、町中には 東海旅社、真王子大旅社がある。民宿の看板も見かけた。

慶浜大旅社




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