台湾特集 2011 

第四部 台東

 2011年4月作成   


鯉里山からみた、台東の町並み

台東は台湾東南部にある大きな町である。東京の台東区と紛らわしいかもしれないが、他に高雄、板橋、松山などもある。しかし、台東の方は、台北、台南、台中などのシリーズで、少し違うとも言えよう。
台東へは 台北から花蓮経由、もしくは、高雄方面から鉄道で行ける。台北からのフライトもある。今回は、これらとは異なり、花蓮から海沿いにバスに乗って 台東に入った。この町は、台湾を一周するなら、地理的に、そして町の大きさから一泊する人が少なく無さそうだが、特に見所があるかというと、そうではないという意見が多そうだ。しかし、それが良いのだいう意見もあろう。

町の様子

通りの様子

観光夜市 
歩いていると臭いがすごく、臭豆腐と
書かれた屋台が気になってしまう。

天后宮

宝町芸文中心 昔の日本の民家

台東美術館

台湾でも宅急便のトラックを沢山見かけるようになった。2000年から営業を始めたそうだ。

10元ショップ


鯉里山公園

町の中にある小さい山が公園になっていて、山の上から町を一望できる。登り降りでよい運動になる。

台東森林公園/海浜公園

台東の町外れの大きな敷地に台東森林公園と台東海浜公園がつながっている。敷地が広く、沢山の市民が散歩を楽しんでいる。

台東森林公園

公園の池で、カヌーの練習に励む若者

台東海浜公園

地図を見ると公園の中に琵琶湖があった。滋賀県出身の私としては、どんなところか見ないわけにはいかないと、そう思ってこの公園を目指した。行ってみると、確かに、琵琶のようにというか、日本の琵琶湖のような形をしていた。真ん中当たりが狭くなっていて、そこには橋がかかっていた。その大きさから琵琶湖大橋とは流石に言えないだろう。琵琶よりひょうたんに近いと言いたくなるが、それは、日本の琵琶湖も同じである。

台東の琵琶湖

交通機関

バスターミナル

海線バスターミナル

国光客運バスターミナル
高雄行きのバスを走らせている。

山線バスターミナル
台東駅(新駅)へのバスはここから出る

鉄道駅

台東駅

旧駅

台東駅は、市街地がからかなり離れていて、少し不便だ。民宿が出来始めているが、まだまだ町外れで、周囲は開発が進んでいない。同じように新しい駅に移った花蓮の方は新駅周辺もかなり町が開けている。

安宿

安宿(安旅社)は、旧鉄道駅やバスターミナルの近くで沢山見つかる。この中の一つ世紀旅社というところに泊まった。(NT$500) さすが台湾。ここでも、女主人は日本語を話せた。

世紀旅社

近くの旅社では、NT$450とNT$400の看板も見つかった。

犬にかまれる

歩いていたら、いきなり犬が近寄ってきて、飛びかかった。それほど過激でなかったので、じゃれるだけかと思って警戒しなかったが、ジーパンの股のあたりに食いついた。どうやら急所を狙って噛み付こうとしたようだ。幸いジーパンが破れるだけで、体は大丈夫だったが、油断大敵である。その後犬を追い払っていると飼い主がやってきて、犬を犬小屋に入れ、子犬が産まれたところの母親だと説明してくれた。それはよいとして、放し飼いにしないでくれと言いたいところだが、日本人は東南アジアで強いことは言えないということもあろう。仕方がないので修理を頼んだら、急いで業者のところに持って行って修理してきてくれた。懇切丁寧に対応してくれたので、そのまま帰った。

以前も日本の河原でジョギングしていたところ、犬に噛まれたことがある。犬が走って近寄って来たので、よけはしたが、噛み付かれてしまった。その時は、ジョギングウェアを破って、足も噛まれたしまった。これが東南アジアなら、急いで消毒して、予防接種を打ってもらうところだろうが、日本なのでそのままにしておいた。
それは良いが、問題なのは、飼い主の言い草である。普通なら当然謝るところだろうが、私に近寄ってきて、「気をつけろと言っただろう。」という捨て台詞を吐いた。噛まれたこちらの方が叱られてしまい、こちらはあっけにとられてしまった。

これと比べると、この台湾人の対応は非常に良かったので、Gパンを直した縫い目が残るが、犬に注意という教訓の目印と思い、そのまま はくことにした。

もう一つ思い出すのは、二十数年前、初めて台湾に来た時に、多くの犬に追われて逃げた経験である。その時は日本から自転車を持って行き、花蓮から台東方面の紅葉温泉まで走った。紅葉温泉に着くすぐ手前で、犬が徒党を組んで走って、吠えて追いかけてきたが、自転車でなんとか逃げ切った。

台湾での犬のトラブルは、今回で二度目だが、台湾は日本ではなくて、フィリピンなどの東南アジアの国と同様、犬は放し飼いが多い。特に、台湾の東側では、繁華街の人通りが多い所以外では、ほとんどと言ってよいほど放し飼いである。従って、町外れまで歩こうという場合には、犬のことも考慮に入れるべきであろう。




特集のページへ戻る