2006年2月
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プーケットのカタ・ビーチ |
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シンガポール・スリング |
以前予告していたように、津波後のタイ南部を訪問した。主な目的地は12.26の直後に頻繁に話題になったプーケットとピーピー島である。
これまで同様、マニラからUAのマイルを使ってのスターアライアンス特典旅行なので、ビジネスクラスでも3万マイルで済んでいるが、日本からだとマイルが沢山必要だったりする。日本から特典旅行で同じところに出かけるのなら、バスの区間を増やす等、工夫して頂きたい。マニラのTGラウンジ
いきなり悲しい話題だが、経費削減の波をもろかぶったのか、マニラのTGラウンジのアルコール類はかなりダウン・グレードしてしまった。ウイスキーもなくなり、ほとんどは値段が安い現地のアルコールになってしまった。
しかしながら、バンコクのTGラウンジでは スコッチ等これまでと同様のものが並んでいた。そのため、何か怪しいことが起こっているのではないかという疑いも持った。一方フラット・ディスプレイが入り、CATVが見れるようになった。
テレビが見れるようになった。
(中央)MNL/BKK TG621便
この区間は 既に何度も紹介しているとおりである。機材は、772で、一度A330に機材が変わったことがあったが、今回は元の772であった。
MNL/BKK TG621便の食事
バンコク ドン・ムアン空港からプーケットへの乗り継ぎハジャイや、チェンマイ、チェンライなどと同様、入国・出国審査は、バンコクではなくて、最終目的地のプーケットで行われる。乗り継ぎ時間が少なくても安心だ。
ドン・ムアン空港では、通常は1番から7番のバスゲートを利用する。以前にも書いたが ここにはラウンジがないので、直前にあるどこかのラウンジを利用することになる。
BKK/HKT(プーケット) TG221便
機材は774。日本語の機内販売の冊子が置いてあったので、成田にも飛んでいくのであろう。そこそこ距離があり、夕食の時間帯だったので、夕食も出された。
プーケット国際空港
747が離発着できるし、設備も整っていて 何ら問題ない。
観光地なので、夜遅く到着しても、空港バンで、ダウンタウンかビーチのホテルまで送り届けてくれる。料金はダウンタウンまで100バーツ。空港から30kmほど離れているのに、手頃な料金設定になっているのは 理由がある。車はダウンタウンの手前にある旅行代理店へとまず向かう。ここで、どこに泊まるのか詳しく詰問されるのである。そもそも まともにホテルを予約している人なら、送迎サービスがあるはずだ。それがないので、100バーツ払ってバンに乗っている観光客というのは、旅行代理店にとっては、狙い目のお客さんである。代理店のオフィスで次々とホテルが決まり、ここから何台かの車に別れ、それぞれのホテルへと向かった。私は、ガイドブックとインターネットの検索結果から予め決めていたダウンタウンのOn On Hotelだと言ってやった。ここは、バックパッカーの溜まり場で、そんな安ホテルに泊まる客を相手にしても儲からないので、見向きもされなかった。その後 時間はかかったが、ちゃんとOn On Hotelの前まで送り届けてくれた。
しかしながら、話はそれだけでは終わらない。予想していたとおりだが、On On Hotelに着いたところFULLだと書いてあった。空港から電話したが、つながらなかったのである。夜の10時に到着して路頭に迷ってしまったが、慌てることはない。On On Hotelのスタッフに別のホテルを紹介してもらい、すぐ近くの1泊280バーツの安ホテルにチェックインできた。私にとっては、On On ではなくて、Off Offであった。 ビーチのホテルはハイシーズンで割り高なので結局ここに3泊することになった。このように、バンが目的地に着く前に旅行代理店に連れて行き、そこで、ホテルの予約をさせるのは、タイではよくある話だ。前回ピーピー島に来た時もそうであった。これがボッタクリであれば問題だが、これまでの経験では、値段が特に高いわけでもない。便利なので利用しても悪くないと思う。不安なら最初の1泊だけにしておけば良いであろう。
KUL/SIN SQ107便
タイやマレーシア、シンガポールに行くのに、既に いろいろな経路で飛んでいるが、今回は帰りはKUL/SIN/MNLのSQのビジネス・クラスを利用した。この経路のファースト・クラスを既に紹介しているが、今回は、ラウンジなども含め、この二つのクラスを比較しようと試みた。
ところが、なんと、KUL/SINのSQ107便は2クラスで、ビジネスクラスはなかったのである。特典旅行でビジネスクラス分のマイルを使っても、こういう場合、SQでは エコノミー・クラスにダウングレードされてしまうそうだ。またまた失敗したが、距離が近いので良しとした。本命はSIN/MNLのSQ74便の方である。
クアラルンプル国際空港(KLIA)のSQラウンジ
ここからのフライトは、エコノミークラスではあったが、その後の乗り継ぎのビジネスクラスの搭乗券を見せれば、問題なくラウンジに入れてもらえた。
KLIAのSQラウンジ ラウンジの食べ物 チャンギ空港のSQラウンジ
今回のSQのビジネスクラス利用でもっとも期待したのは、チャンギ空港のSQラウンジである。前回利用したファーストクラスのラウンジは、非常にレベルが高かった。ビジネスクラスでもレベルが高いだろうと期待するのは当然だ。
こちらも以前 別途紹介したが、スターアライアンス・コールド向けのラウンジも用意されている。そちらは、バックパッカーの溜まり場のようなラウンジで、食べ物の種類も少ないし、また行きたいとは あまり思わないラウンジだ。本題のSQのビジネスクラスラウンジだが、ファーストクラスに比べると劣ってしまうが、それでも、同じクラスなら他社優位性は十分にあると言える。乗り継ぎ時間を十分に取って、ゆっくりしていきたいと思うラウンジだ。
ラウンジの様子 サラダ、パスタ等 ラウンジにはシャワーがつきものだが、SQラウンジの外のトイレには、シャワーも設置されていた。ここなら、ラウンジに入れない人でもシャワーが利用できるということだ。ただし、タオルは置いていないので、持参する必要がある。
SIN/MNL SQ74便機材は772.前回この便を利用した時は、ファーストクラスで、貸切で、お土産も沢山もらい、至れりつくせりであったが、今回も十分快適だった。シートはNWの新しいシートと比べると少し劣るのは仕方ないが、とにかく十分快適だ。
今回この便を利用して一番良かったことは、シンガポール・スリングを試せたことだ。とても美味しくて、さすがSQだと思った。
SQ74ビジネスクラスの機内 SQ74便の食事 算数のクイズ 前回はマレーシアのティオマン島の上空を飛んだが、今回は別のいろいろな島の上空を飛んで、眺めを楽しむことができた。
シンガポール・スリング
飲み物のリストを見ていたら、シンガポール・スリングが載っていた。さすがSQ、こんなものまでできるんだと歓心して、早速オーダーした。甘くて 色がカラフルなので 女性向けとも言えそうだが、とにかく美味しかった。シンガポールで、建物の高さがある高級ホテルの上方の階のバーに行って、夜景を眺めながら、これを飲めば、かなりいい値段なのだろうと思いながら、やはり、これはマイレージで飲むものだと納得してしまった。
小冊子によればSQ流のレシピは以下のとおりである。dry gin, DOM Benedictine, Cointreau, cherry brandy, Angostura bitters, Grenadine, lime and pineapple juiceカラフルなのはcherry brandyの色のようだ。
もうひとつ、SQスリングと略称したくなるSilver Kris Slingというカクテルもあるそうだ。機会があれば、そちらも試して頂きたい。