特集 日本からフィリピンへ その寄り道で行く雲南・ベトナム

第九部 高原の町  バクハー(Bac Ha)

2009年9月作成


バクハー(Bac Ha)はベトナム北部の山間にある小さな町で、ベトナムの国境の町ラオカイから60kmほど山に入った所にある。前回は、ここから100kmほど離れた高原の町サパに行ったので、今度は試しに、バクハーに行ってみた。結果は、まさに何もないところで、普通に観光に行くならサパの方が良い。しかし、日曜日に市場に沢山の少数民族の人たちがやってくる時以外は、ほとんど観光客は来ないので、私を含め 混んでいないところが好きな人には向いている。

乗合のバンに勝手にホテルに連れて行かれ、一泊18ドルと言われて、高いので他にしようとも思ったが、朝食付きで15ドルに割引くと言われ、そのまま泊まってしまった。前回安宿の調査をしたシリコンバレーなら90〜100ドルの内容だった。ベトナムなので、他の宿は10ドル以下が多いはずだ。

近くの山

普段は閑散としている市場

通りで物を売る少数民族の人たち

安宿街

通りの様子

寺院

市場の横にあり普通なら花壇のところ。野菜を植えていて商売熱心さに感心。 店で売られている洗濯機は全自動が主体。 フィリピンより進んでいる。

市場の横の安めし屋
左の安めし屋で食べた麺。味に外れがないのがベトナム。値段は1万ドン(約50円)で、現地価格。観光客が少なければボルことも無さそうだ。

今回泊まったCONGFU HOTEL

ホテルをチェックアウトした後、帰りのバスが来るまで時間があったので、受付の若いおねいさんにいろいろ話を聞いた。よくありそうな話だが、島の外に出たことがないというシキホール島の子供と同じように、お金がないのでラオカイとハノイしか行ったことがないそうだ。中国が近いので、行ってみたらどうかと勧めてみたが、人身売買が怖いので行きたくないということだった。この町の男たちが、この町の若い女の子を少なからず中国に売り飛ばしたということである。

そんな話を聞いて何もしないのは良くないとは思うが、中国では、さらわれた娘が嫁不足の農村に売られるという噂も聞く。ウイグル族の娘が都会に強制連行されて、家庭で仕事をさせられ、その後のそのまま、その家の嫁にさせられるという噂話も聞く。噂だけで確認できないことは 書かない方が良いのかもしれない。ウイグル族の方は、マイルを使ってウルムチまで行き、噂話の収集に行きたいとも思うが、時期的に無謀なことで、やめた方が良いとも言えそうだ。また 他にも行きたい所は沢山あって、行きたいというだけで終わるかもしれない。

バクハーの噂話の方は、また行く機会はありそうなので、その時には、さらに詳細な話を聞いてみるつもりだが、誰かここに行く機会があれば、聞いてみて頂きたい。他の噂も、自分で確認した人があれば、教えて頂きたいものだ。

途中で山道を登っていくところの景色が良い。 バクハー行きのバスは、ラオカイ駅の前300mほどのところにあるバスターミナルから出る。


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