ワシントンDC特集 第七部

その他の見どころ

2002年9月


アメリカ歴史博物館
National Museum of American History

歴代米国大統領を展示したフロアは、特に沢山の人で賑わっている。その横に、日系移民の歴史を展示しているフロアがある。これが大統領の展示とほぼ同じ広さで、この広さについて賛否が分かれている。博物館を作るための資金の流れを垣間見ることができて面白い。

ここでは、普通の展示は外して、マニアックなものを紹介しておく。

アメリカ歴史博物館

情報理論をつくったシャノンが昨年亡くなって、その追悼にある大学の先生が書いていた。シャノンはエジソンの親戚だから出来が良いのだと。
シャノンがいなければ符号理論も発達せず、jpegもmpegも開発されず、ここにエジソンの写真を出すことも出来なかったに違いない。そう考えると、その偉大さの理由にされるエジソンはどれだけすごいのか。 
○×サンデー、サンデー△□の活躍ぶりをみても、いかに血統が大切かと思ってしまう。
しかし、一般にエジソンを説明する時には、才能よりも努力が強調される。
この二つは少し矛盾がありそうだが、いずれにせよ偉大なエジソンは、米国の歴史上 重要な位置付けに違いあるまい。

40歳のエジソン


コンピュータ・マニア向けに三件。

ENIAC (1946)

情報処理の試験等でよく耳にする名前だ。

フォン・ノイマンが開発した
コンピュータ

ノイマン式コンピュータは余りにも有名だが、こちらは無名?

Apple II

私が信奉するウォズニアックが開発した。

最後にフォードのT型。さまざまな本に登場するので、名前だけはよく知っていたが現物を見るのは初めてだった。

ハーシュホン美術館
Hirshhorn Museum

モダン・アートが沢山展示されている。頭を柔らかくするのに効果がありそうな場所である。

ハーシュホン美術館

Hello Russia(1984)

冷戦の産物? 今は奥にしまっておかないといけない?

ぐちゃぐちゃのオブジェ

これなら誰でも作れそう


フリーア美術館
Freer Gallery

東洋系の美術品が多い。

印象に残ったものを以下に紹介しておく。

フリーア美術館

Two Falcons 
エジプト BC4世紀






Chimera(キメラ) 
1世紀 中国

キメラは、辞書によれば、「ライオンの頭、羊の胴、龍の尾をもち火を吹く怪獣で、ギリシャ神話に登場する。」とのこと。はるか中国までやって来た?

緒方光琳の屏風 鶴

このお宝は、鑑定団に出すといくらの値段が付くのやら?かなり高そうだ。

アフリカ美術館
Nationl Museum Of African Art

その名の通り、アフリカ美術を集めている。

右は展示の一例だが、これのシルエットを沢山並べれば、Tシャツのデザインに向いていそう。

サックラー・ギャラリー
Sackler Gallery

アフリカ美術館と地下でつながっていて、構造もほとんど同じ。屋根のデザインが少し違うくらい。
アジアの美術品を展示してある。

右は、16世紀イランの書道。日本の花札のようだ。

サックラー・ギャラリー

偽漢字の特別展が開催されていた(下)。 乖離の乖や 岡、嶽に近い字もあるが、似て非なるもの? 例えば、日本語の骨は、中国語では上の部分を左右対称に書く。そのようなレベルの違いのような気もする。 体験習字教室まで開かれていた。


レンウィック・ギャラリー
Renwick Gallery

モールからは外れるが、モールの博物館から歩いていける範囲である。  

広い部屋の壁一面に絵が掛けられている。趣のある部屋である。(右)

コーコラン・ギャラリー
Corcoran Gallery of Art

場所はレンウィック・ギャラリーの近くである。斬新な展示も多い。

コーコラン・ギャラリー

Alligater Dish 19世紀(仏)

斬新な展示だ。これを料理の皿に使ったら面白そう。

デガのキャバレー

普通の絵もある。

国立動物園
National Zoolgical Park

最後に美術館、博物館ではなくて動物園を紹介する。ここもスミソニアンに属していて、入場無料である。普通の動物園のようなゲートはなく、ただの公園のようなつくりになっている。

動物園



 ← ここの人気者はパンダ。残念ながら、この写真では真ん中に点で見えるだけだ。 

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コモド・ドラゴンの子供
コモド・ドラゴンの子供
コモド・ドラゴンの子供
そう  3度言ってみたくなる。  




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