クリーン・シキホール・キャンペーン
Clean Siquijor Campaign

2002年1月作成
2018年9月更新



(→2018年9月更新分へ)

概要

日本でもゴミのポイ捨ては多いが、フィリピンでは日本と比べものにならないほど、所かまわず、平気でゴミを捨てる。木の葉や果物も皮などなら そのうち土にかえっていくので気にしなくても良いが、問題なのはプラスチック類。捨てられたままいつまでも残っている。
そこで、近所の子供を集めて、ゴミを拾うことにした。ただ、拾えと言っても参加者は増えないので、日本からお菓子を持って来て、終わってから皆で食べるという趣向にしたところ、予想以上に人は集まりゴミも沢山集まった。

ただし、このようなことを外国からやって来た者が始めるのは、甚だ疑問が残る。現地の人が勝手に捨てて汚くしたものを、外国人に言われて、お菓子までもらわないと綺麗にできないとは、けしからん。そういう意見が出てきてもおかしくない。

あまり硬いことは言わず、とにかく自分の周りや自分の出かけるところは綺麗になる。そして、そのうち人々の意識も変わるだろうと少しは期待できる。そのような軽い気持ちで続けるのが良さそうだ。できれば100回実施を目指したい。

お菓子を食べる時に、今後はゴミのポイ捨てはやめるよう 子供たちに約束させる。また、そもそもゴミ箱が無いところも多く、そういう場合は、ゴミ箱を作ることから始める必要がある。ゴミ箱は竹の籠を買ってきて、そのまま使うのが簡単である。フィリピンでは、ちょうど良いサイズの竹の籠が売られている。

この取り組みの賛同者が増えて、このホームページの親リンク集でクリーン・フィリピン・キャンペーン・リンクというものが出来れば、素晴らしい。

経過

2003年2月

1年経過して、いくつか理由はあるが、予定していたほど回数をこなすことができなかった。そこで、対策としてクリスマスを利用することにした。前半でゴミ拾いをして、後半にクリスマスケーキを食べるという組み合わせである。クリスマスの前後は学校が休みで、子供たちが集まり易い。また、貧乏な人々と知り合いになると、クリスマスにケーキぐらい買って行かないと収集がつかない。元々ケーキを買わないといけないので、ゴミ拾いのプロジェクトと一緒に行えば、主催者側としても、経費を節約できる。

2004年2月

目標の100回実施には、程遠い状態が続いているが、認知度は上がり、参加者は増えている。終わってから出しているケーキに期待しているという点は否めないが、繰り返し実施しているところでは、それなりにゴミも減っており、それなりに効果があがっていると言える。賛同者が現れるのを地道に待って、このプロジェクトを続けていきたい。

2006年8月

ゴミに関する最近の話題を紹介しておく。
田舎である私の家の周辺では、これまでゴミ収集車が来ることはなかった。しかし、ゴミのポイ捨て等に150ペソの罰金を課すといった 環境に関する法律が 数年前から施行され、それに伴いゴミ収集のシステムができて、1kmほど離れた場所まで持っていけば、ゴミを持って行ってくれるようになった。自家用車など持っていない家がほとんど中で、遠くまでゴミを捨てに行けというのは現実的ではないとも言えるが、以前に比べれば大きな進歩だ。

単にサボっているとしか言えないが、実施の頻度が下がって、最近は、自宅の近辺の1km以内のところだけで、このプロジェクトを行っている。(もちろん、以前のように、頻度を増やしたいとは思っている。)それでも、人口密度が低いお陰で、ずっと前からあるゴミは、既に一通り取り除け、漁師の拠点や、人が住んでいる場所だけ注力すればよい状況になっている。一般的なフィリピンの田舎の状況に比べれば、かなり改善されたと自負している。


実績

回数

日時

場所

参加人数

写真&詳細

第1回
2001年12月30日10:00〜 Tongo,Siquijor

約20人

第1回〜
第37回
 

第2回
2001年12月30日16:00〜 Pangi,Siquijor

約25人

第3回
2002年 2月17日10:00〜 Maite,San Juan

約10人

第4回
2002年 2月24日8:30〜 Seaside,Siquijor,Siq.

約30人

第5回
2002年 4月27日9:00〜 Candanay,Siquijor

9人

第6回
2002年12月23日8:30〜 Punta Siapo,Pangi

約15人

第7回
2002年12月24日9:00〜 Tongo,Siquijor

約15人

第8回
2002年12月24日16:00〜 Dapdap, Pangi,Siq.

約15人

第9回
2004年1月4日9:30〜 Tongo,Siquijor

37人

第10回
2006年4月16日9:30〜 Tongo,Siquijor

約30人

第11回
2007年12月25日10:00〜 Tongo,Siquijor

約50人

第12回
2009年12月9日10:00〜 Tinago,Siquijor

約20人

第13回
2010年4月16日10:00〜 Tongo,Siquijor

約50人

第14回
2011年1月6日9:00〜 Tinago,Siquijor

約10人

第15回
2011年1月9日10:00〜 Tongo,Siquijor

約40人

第16回
2011年8月22日9:00〜 Tinago,Siquijor

13人

第17回
2012年5月20日9:00〜 Tongo,Siquijor

約30人

第18回
2013年3月10日10:00〜 Tongo,Siquijor

約30人

第19回
2013年9月15日10:00〜 Tongo,Siquijor

27人

第20回
2013年9月21日10:00〜 Cang-Sayang, San Juan

12人

第21回
2013年9月22日10:00〜 Cang-Alwang, Siquijor

27人

第22回
2015年2月28日10:00〜 Tongo,Siquijor

約30人

第23回
2015年3月1日10:00〜 Cang-Alwang, Siquijor

約45人
第24回

2015年12月27日10:00〜

Cang-Alwang, Siquijor

約30人
第25回

2016年1月10日10:00〜

Tongo,Siquijor

約45人
第26回 2016年10月2日11:00〜 Tongo,Siquijor 約40人
第27回 2016年12月27日10:00〜 Tongo,Siquijor 約10人
第28回 2016年12月28日10:00〜 Tongo,Siquijor 約25人
第29回 2016年12月28日13:00〜 Cang-Alwang, Siquijor 約15人
第30回 2016年12月29日10:00〜 Tongo,Siquijor 約10人
第31回 2017年1月1日10:00〜 Cang-Alwang, Siquijor 約10人
第32回

2017年9月9日15:00〜

Tongo,Siquijor

約30人
第33回

2017年9月16日10:00〜

Paliton, San Juan 6人

第34回
2017年12月23日10:00〜 Tongo,Siquijor

12人

第35回
2017年12月25日13:00〜 Cang-Alwang, Siquijor

10人

第36回
2018年1月2日13:00〜 Tinago,Siquijor

約20人

第37回
2018年9月1日15:00〜 Candanay,Siquijor

9人


実施手順事例

単純なので、わざわざまとめるほどのこともないかもしれないが、念のため実施手順の事例を示しておく。

1.お菓子とゴミ袋を買って来る
 
どこで買っても良いが、お菓子は、外国から持って持ってきたものがあれば人集めに有効。ゴミ袋は、できれば持参してきてもらいたいが、持って来なかった人のために、準備しておく。大き目のプラスチックの手さげ袋を100枚単位で購入。

2.場所の選定
 ゴミの多い場所であることは当然だが、自分の滞在している周辺や、知り合いが多く 良く行く所から手を付ける。

3.案内を配る
 
集合場所や日時などを書いた案内を作成し、参加しそうな人に配ったり、人の集まるところに貼っておく。

4.ゴミ拾い実施
 
拾う範囲、重点個所、終了時間等を指示して、ゴミ拾いを始めさせる。

5.ゴミの処理
 
ゴミ収集車が来るところであれば問題ないが、そうでない所では、埋めるか燃やすか何がしかの処理をする。それが良くないという場合は、役所に相談するべきだろう。

6.主旨説明
 言ってみても、どれだけ効果があるかどうかは不明だが、
「ゴミをゴミ箱に捨てる習慣があれば、このようなゴミ拾いで時間を潰す必要は無い。これを機会に意識が変わることを期待している。」
そう言ったことを説明する。

7.お菓子を配って食べる
 沢山ゴミを拾った順、年齢の若い順等で配る。自分の口に合わない場合は、他の人と交換してもらえることにして、醜い争いが起こらないよう配慮する。


課題と対策

とても協力的な人が沢山いる一方、このプロジェクトには悪い影響しか与えない困った人々が現れた。

ゴミは拾わず、食べ物だけもらいに来る人

典型的なフィリピン人。いや、実際には、そういうことをする人は1割くらいで、予備軍を含めても3割くらいだろう。ただ、そういう人はとても目立つので、大多数がそのような人物だと思ってしまいやすい。いずれにせよ、他の人のモラルを低下させかねず、百害あって一利なしの人物である。早々に退場願うしかあるまい。案内のチラシにも、そのような人物は受け入れかねるとを明記しておいた方が良いだろう。

食べ物だけでなく、飲み物まで要求する厚かましい人

「Give me文化」の典型。" Thank you. You will buy softdrink."とか言って とぼけて、立場を逆転させ、こちらから手を出すのが良い。
子供がPeso Pesoと言って寄ってきた時も、”Thank you. You give me peso." と言って、同様に とぼけて、立場を逆転させ手を出すのが効果的。乞食を増殖するのは良くない。

誘っても、無理に理由を作って断る人

ボランティアを募って実施しているので、これは仕方がない。
ただ、急に言い出しても、参加しにくいこともあり、連絡は早めにしておいた方が良い。


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