Getting capital through Internet
インターネット・ボランティア投資ゲーム

2002年1月作成


景気が悪化した日本と比べても比較にならない程、フィリピンでは仕事が不足しています。特に田舎では、農業や漁業、わずかながらの家畜の世話など、自宅で細々と営む仕事がほどんど。外に出て働くというとは役所勤めがあるくらいです。一方、自分で新たなビジネスを始めたい人々がいますが、課題は資金面。お金が無いと言って、ご飯にスープだけかけて食べている子供などを見ていると、フィリピン人特有のごまかしやインチキはあるとしても、資金が無くて困っている人が多いことも容易に想像できる。
そこで、良いアイデアはあるのに、資金不足でビジネスを始められない人に対して、インターネットでビジネスの概要を紹介。有望そうなビジネスがあれば、わずかな資金をそれに投資し、さらに現地をインターネットを使って指導し、ゲーム感覚で、ビジネスを育てるという枠組みを考案した。

例えば今ある事例としては、牛の飼育だが、牛の成長曲線を熟知し、その立ち上がりが急峻な時期だけ牛を買って、売り払うというもの。その期間の飼育方法についても勿論ノウハウはある。牛は通常は財産として、ずっと飼っている場合が多いので、通常に比べどれだけ利益率が良いか等、定量的に示せば、それなりに説得力があるだろう。

現状ではアイデアを収集している段階で、他でも"Long time, no good idea in Tongo"などと言った言葉を紹介しているように、残念ながら、それほど良いアイデアが沢山あるわけではない。

さらに、システムの開発も必要だ。
ホームページに書き込みすることで、誰でも自由に登録ができ、自動でプロジェクトの一覧表が生成され、それを閲覧しながら、投資希望者は、良さそうなプロジェクトを決める。
プロジェクトが始まると、期間の売上や経費、進捗状況といった管理情報を現地からインターネットを使って送らせ、相互にコミュニケーションを取り、ビジネスを進める。
お金を早く、安全に、しかも手数料が少なくて送れる方法を提供する必要があるが、これはインターネットが得意とする所だろう。

Project Proposalの登録については、現状の案は以下の通りである。
→ Project Proposal Formの案へ

もしも良いアイデアがあれば、システムの開発を待たず、投資やビジネスを始めて見るのも一つの方法であろう。 その場合には手作業でビジネスの概要をリストアップする。もちろん投資する人が現れるという前提のもとでのことだ。


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