2018年 5月作成
できた親子丼を賞味する子供たち
残念ながら、丼鉢は一つしかなくて、丼鉢の蓋まで利用した。昨年と今年の日本人訪問者にインストラクターをお願いして、日本食の料理教室を開催した。 ここでは、その写真や、これまでの取り組みを紹介するとともに、自分でも料理教室をやってもらったらどうかと、お奨めしたい。
シキホール島で運営してきたラーニングセンターでも、ながらく料理教室を続けていたが、受講者による材料費の負担が大きな課題で、一般に言われるSustainable(持続可能な)という面がネックだった。それで、出来たものを売り歩いて、次回の材料費を稼ぐような仕組みにしていたつもりだが、実際には簡単ではなかった。
今回も この材料費問題を解決しているワケではなくて、私も含めて日本人がスポンサーで、そんなに頻繁にやれるものではない。また、料理教室を開催するためにわざわざ日本からやってくるのだとしたら、飛行機代や滞在費など、とんでもなく高くついているので、それよりもその費用を材料代に回した方が 多くの回数 料理教室を開催できて良いのではないか? とか、無料で教室に参加できたり、食べられるのが良くないとか、いろいろとケチを付けることもできる。
それでも、ここで取り上げているのは、100点満点ではないが、いろいろと良い面があるからだ。
例えばミシン教室のように機材の準備が大変ではなくて、料理教室は、お手軽に実施できて、人気も高い。
というのが、大きな長所だろう。
ラーニングセンターのような人を集める場所を手配できるならそれでも良いが、もっと簡単に、ホームステイ先など、フィリピン人の友達の家で、近所の人を招いて、料理教室を開くのをお奨めしたい。現地の人たちとの交流を深めるのにも役に立つはずだ。
わざわざ高い旅費を払ってということも書いたが、そうではなくて、いろいろなついでに料理教室もやってみたらどうかということ十分答えになっているはずだ。
何を作ったら良いかとか、具体的な話でアドバイスできることは残念ながら少ない。以前の催しで、日本料理を試食した後 人気投票をしてもらったが、その結果を全部信頼したら良いとも言えない。以前の投票では お好み焼きは人気があまりなかったが、今回お好み焼きのプロに焼いてもらったら、とても好評だった。作る料理は、現地の要望は聞きつつも、料理人の思い入れを優先するのが良さそうだ。
食材によっては、日本から持参した方が良いものもあろう。その場合には、その後 現地の人が自分で作る場合の代替品まで考えておくのが望ましい。
最近 実施した料理教室については、以下の写真を見ていただければ、十分雰囲気は伝わると思うが、お好み焼きと、親子丼を作ってもらい、それぞれ盛況だった。
お好み焼き教室の様子 2017年8月 親子丼教室の様子 2018年2月