Wanted Penpal Project

2002年1月


友達の輪を広げるのに役立つと考え、フィリピンでペンパルを募集している人を紹介してきた。

→ 南の島からペンパル募集

日本から手紙を受け取り、友好の輪を広げている人々も出てきており、結構うまくいっていると言える。

各地にペンパル募集の兄弟姉妹サイトが出来て、それらがフィリピン ペンパル募集サイトにリンクされるようになれば良いと、期待している次第である。

普通なら、インターネットに写真や住所を載せるのは、安全面から避けた方が良いことだが、ここでは貧乏な人しか紹介していないので、これを見て、誘拐犯がやってくるとは考えにくい。運営の手間を省くため、すべてインターネットで公開して、勝手に手紙をやり取りしてもらう方法を取っている。


フィリピンに移住したり、長期滞在する人にとっては、現地に知り合いが沢山いることは、とても心強いことである。単にフィリピン旅行に出掛けたい人にとっても、ただ観光地を巡っているだけでなく、知人の家を訪問して、人々の暮らしぶりを見れることは、有意義なはずだ。

さらにメリットを紹介すると、例えば、通常フィリピンに21日を越えて滞在する場合には、ビザの延長が必要である。日本でもビザ申請が可能だが、現地で行う場合には、保証人が必要で、知り合いが居れば、保証人になってもらえる。これは日本の連帯保証人のような重いものではなく、単に名前を借りて申請書に記入するだけのことである。

フィリピンでは一般に外国人名義で土地が買えないと言われている。私が話している複数の弁護士によると、法律が改正され、現在では外国人名義でも土地が買えるとのことだが、この話を、特に日本人にしても、誰も信用する人はいない。私の方で小さな土地を買って実験としているので、もう少しすれば、その結果が分かるはずだ。
いずれにせよ、安心のため、従来の方法を取りたい人は多いはずで、その場合には、土地の名義人を 何処かからダミーとして借りてくる必要がある。不動産屋に頼めば、高額の手数料と引き換えにダミーの人物を紹介してくれるが、ボッタクリ業者が多く、良心的な業者を見つけるのは難しいだろう。

そこで、現地に沢山 知り合いをつくり、できれば 安全のため複数の人物から名前を借りて、土地を購入する等の方法がお薦めである。

現地で 貧乏だが性格が良い子供を見つけて、里親になり、わずかばかりの学費を出資してあげれば、自分の老後に現地にいると、少しは面倒見てくれるかもしれない。とても効率が良い投資になる可能性がある。

ただ、むやみに物やお金を与えるのは 考えもの。他のところでもたびたび説明しているように、麻薬常習者に麻薬を与えるのと同じで、怠け者をさらに怠け者にするだけの場合が多いので、それぞれの状況を十分把握する必要がある。例えば、親が飲んだくれやギャンブル狂いの場合もある。


最後に課題としては、恋人紹介だと思っている人が多いことである。米国を中心として、外国からの花嫁を斡旋する商用サイトが沢山ある。私はこれを南北結婚問題とは言わないまでも、南北結婚と呼んでいる。米国の老映画スターが若い妻と結婚するようなもので、場合によっては年齢が3倍以上違ったりするが、これも資本主義の一形態なので、私としては否定も肯定もしない。ただし、特に女性の場合は眉をひそめる方が沢山おられるだろう。

このサイトを恋人紹介だと思って使って、結果的にめでたくゴールインするカップルが生まれても、私としては一向に構わない。ただ、最初に書いているように、気軽に友達の輪を広げようというのがそもそもの主旨で、さらにできれば、子供がいる貧困家庭と文通して、里親にでもなる人が出てくれば素晴らしいと思っている次第である。

ただし、何度も繰り返しになるが、その場合には家族の人間性や生活状況を十分把握してからにして頂きたい。できるだけ、悪質、悪徳、たちが悪い人物は排除するようにしているが、頼まれたら仕方なくリストアップすることがあるのも事実である。


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