隅田川から観光船 やまびこ 来たる

2018年8月27日作成
2018年8月31日更新


ANIKA GAYLE 2 /
以前は隅田川の観光船 やまびこ だった。

中の様子 
大きなテーブルを挟んで座席があり、
混んでなければ、ゆったり座れる。

シキホール島が観光でブレイクしたお陰で、船の便が増え 便利になった。今回は、その中で、最近新たに登場して、うまく生き残ってくれれば重宝しそうな船を紹介する。

上の写真の船で、現地ではANIKA GAYLE 2と呼ばれるが、どうせまた日本から来ているのだろうと思って、船の中をよく見たら、隅田川からやってきた観光船 やまびこ であることがわかった。

他の船も含め、シキホールへの船の便のスケジュール・料金等は別途まとめているが、運航開始時点で、一日3便あり、料金は170ペソ。競合するオーシャンジェットは250ペソもして、それより安くておトクだ。その分、所要時間に差が出て、それぞれ、約60分、約45分。さらに遅い船だと130ペソで乗れ、料金と速さのトレードオフだが、この船は丁度良い落としどころと言えそうだ。
(実際には港に着いた時刻が船の選択の一番の要因になるのだろう。)

乗船時、頭に注意

他の一部の船でもあることだが、乗る時に、頭を注意しないと屋根や天井にぶつかる可能性がある。

そこで、ちょっと考察というほどでもないが、これはお下がりの宿命で、日本では、浮遊体の桟橋から乗り降りしたのだろうと容易に想像できる。
こちらは海なので、潮の満ち干きで、船と桟橋の相対的な高さや渡り板の角度も変わり、頭の当たり易さも変わる。
この船は2階建てで、写真の場合2階から乗船しているが、日本では、川で使われ1階から乗り降りしていたのだろう。

(以下、2018年8月31日追加)

その後、海からこの船の写真を撮ることができたので、そちらも載せておく。

ANIKA GAYLE 2/ やまびこ

乗り降りする時に利用しないと見過ごしがちだが、一階の前方に、もともとの出入り口の扉がついているのがわかる。ドゥマゲッティでもシキホールでも桟橋は固定式で、通常この扉は、桟橋より下になり、利用が難しい。以前ドゥマゲッティで、浮遊式の乗り場があったが、それだとすんなり、この扉から出入りできる。

ということで、もともと船の仕様が、浮遊式の桟橋、乗り場から乗降するようにできていたことで間違いなかろう。

他の船でも、例えば、シキホール島に向うのにさらにメジャーなオーシャンジェットでも同様になっていて、この場合、1階の中央に扉がついている。しかし、ドゥマゲッティやシキホールの港の桟橋では、ANIKA GAYLE 2と同様、扉が桟橋より下になり、通常 この扉は使えず、わざわざ、階段を登り降りして、2階から乗り降りないといけない場合が多い。


この船も含め、かなり多くの船が日本からシキホール島へ中古でやってきている。以前紹介したものを、以下に再度取り上げるが、この例だと 日本の名前だけでなくて、行き先まで残っている。小豆島まで行ってくれと突っ込みたくなるのは 日本人だけで、現地の人は何が書いてあるのか分からず、特に消す必要もないのだろう。

シキホール港に停泊するドゥマゲッティ行きのAleson

元わかしお

小豆島へ行っていたのだと
写真を見て始めて気づいた。




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