2007年9月作成
2008年2月更新
私のところの訪問者の中でも、シキホール島が気に入って、さらに長期滞在したいという人は少なくない。シキホール島に滞在したいと思っている人は、日本人だけでも、200人や300人のレベルは超えていて、ここでは、超具体的な話を紹介したい。
予算がいくらでもある人は、高級ビーチリゾートに滞在してもらえば、極楽暮らしが約束されているが、それでは、あばら家に住む現地の人が多い中、資本主義の大矛盾を感じてしまう。高級志向の人はハワイの洒落たコンドミニアムや、カンクンの高級ホテルなどで長期滞在してもらいたいと個人的には言いたい。ここでは、現地の生活にどっぷり浸かれ、お手軽価格、コストパフォーマンスを追求したい人向けの宿泊場所を集めた。
自宅を建てたいので 土地のリース物件などを探したいという訪問者も少なくない。そういう場合には、まずは、ここで挙げたような借家、貸し部屋にしばらく滞在して、現地の価格に慣れ親しんでから、自宅を建てる場所を決めてもらいたいものである。
ここでの情報は、シキホール島でなくて、海外の別の場所に長期滞在したいと思っている人にも、価格その他、それなりに参考になるはずである。
日本人がやってきて、普通の感覚で生活を始めると、ほぼ間違いなく現地の物価を押し上げる結果になる。逆に、現地人の中で気の弱い人を相手に、値切って、短きものの端を切るような、気の毒なことをしている場合も見受けられる。現地の秩序を乱さないとともに、貧しい人たちのプラスになる人に、特に来てもらいたいものである。
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月500ペソ、シキホールの港から1km足らず
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外国人のバックパッカーなども泊まる街中の一泊200ペソ程度の安宿よりは、こちらの方が良い。私にはこれで十分である。自宅が火事や津波などで壊れたら、私は真っ先に、ここに部屋を押さえに来ることだろう。
以前、私はドイツ人が建てた大きな家の一部屋を月500ペソで借りていたが、そちらは広い共用のリビングなどが使えた。それに比べれば、こちらは劣るが、現地価格で、外国人にすれば格安なのが嬉しい。家賃を1年単位で払っても、たいした金額にならない。私が以前していたように、現地に居ないことが多い場合に、不在時の物置場所のような感覚で使っても、十分 元は取れるはずである。
共用のトイレは、現地の普通のタイプなので、外国人には何か対策が必要だろう。共用の台所も使え、自炊できる。しかし、標準は蒔きなので、外国人が自炊するなら、ガスボンベとコンロを買うことになるはずだが、それだと、家賃と不釣合いな初期投資が必要で、結局、外食することになりそうだ。
場所は、BITという学校から、西に100m余り行き左に曲がるが、広い道から路地に入るところがわかりにくい。その分自然に恵まれ、緑が豊富である。場所:Capitol area, Polangy Uta, Siqiujor, Siquiojr 家賃:月500ペソ程度。広さの異なる部屋がいくつかあり、詳細はオーナーと相談。
月1000ペソ、外国人もよく泊まる
シキホール(Siquijor)からラレナ(Larena)側へ2km程度。国道沿いにあり、便利でわかりやすい。以前からHouse for Rentと書かれていて、わかり易いことが幸いしてか、日本人を含め外国人が長期滞在することも少なくない。築40年以上で老朽化しているが、私に言わせれば、味わいがあり、フィリピンの木造建築の昔ながらの建物として、一度住んでみても悪くない。貸しているのは、二階建ての二階部分全部で、寝室が3つに、さらに、広い居間があり、一人では広ろ過ぎて、二人で借りるのがちょうど良さそうだ。上の月500ペソの部屋と同様、部屋には、簡易のベッドがあるだけで、その上のクッション、シーツなど必要なものは自前で用意しないといけない。1、2ヶ月程度の滞在なら、自分で揃えるものと家賃とのバランスが非常に悪くなる。うまくいけば、オーナーと相談して、借りられるかもしれない。もしも だめな場合には、私に相談してもらえば、少しぐらいは貸せなくもない。それより、ずっと長い滞在の場合には、必要なものは、買い揃えることになろう。
場所:Candanay Sur, Siquijor, Siquijor 家賃:月1000ペソ。
ビーチにある借家
ビーチにある借家 家の前の海 シキホール島では、最高の部類に入るビーチに建っている一軒家が、レンタルに出されている。月2000ペソで、場所に割りには安いと言えなくもないが、とにかく老朽化していて、綺麗でないので、そのまま外国人が住むのは難しい。1年以上とか、長期で住むなら、オーナーに寄付して、家を修理してもらい、住んではどうかと思い、いろいろ展開を検討してみた。しかし、外国人が住むには建てなおすのが一番とも思え、合理的な計算が成り立たず、未だ答えが出ない。現物を見て、1万ペソ程度で外国人が快適に暮らせるよう、改装する方法を思いつく人がいれば、1、2年借りる契約をしてしまうのも悪くない。しかし、改装の良いアイデアが必要だ。
長期で借りる人がいれば、屋根などは、家賃を使って、無料で修理すると、オーナーは言っているが、それだけでは、外国人が住むのは難しいことだろう。
場所は、シキホールの町中から、西へ1km足らず。歩いて町まで食事に行くことも可能で、便利なところである。場所:Calalinan, Siquijor, Siquijor 家賃:月2000ペソ。
上
月2500〜3500ペソ、他の島より割安なアパート
部屋数も多く、いかにもアパートと言えそうなところは、シキホール島では ここだけである。新しくて、日本の普通のマンションの広さがあり、他の島等に比べるとかなり割安で、部屋はほどんと埋っている。
場所:Nonoc, Larena, Siquijor 家賃:月2500〜3500ペソ
町中の便利な場所にあるアパート
少し前まで、日本人が住んでいた。部屋は、非常に広く、便利なところにあるので、お得と言えそうだが、現地の人の感覚ではかなり割高だ。
場所:Poblacion, Larena, Siquijor 家賃:月5000ペソ
特上
Rose cottage
オーナーはイギリス人。二階建てで十分広い。町から遠いので、食事等が不便である。近くにHardrock Cottageがあり、国道沿いにあって、場所はわかり易い。1泊だと500ペソで、他のビーチリゾートが値上がりしている中、ビーチでなくてもよいなら、広いので割安とも言える。
管理人の話によると、Hardrock Cottageと同様、近所の人々が運営する水道に直接接続するのは拒否されているそうである。近所の住民が一日働いても150ペソ〜200ペソ程度の日当しかもらえないのに、客を泊めるだけで、その何倍も収入を得ていて、住民感情を逆なでしているのであろう。場所:Bitaug, Talinting, Siquijor 家賃:月10000ペソ
LA VENEXIANA
Kiwi, Paradise, Casa dela Playaという三軒のビーチリゾートに近く、そこへ行く道の途中にある。ビーチリゾートのコテージよりは、部屋も広いし、長期滞在のための設備も整っている。ビーチリゾートを目指してやってきた客で、もっと安くて長期滞在したい人を狙っている。庭も整備されていて、雰囲気は良い。現地人の感覚では非常に高いが、外国人の感覚なら、お手頃価格と言えるのだろう。イタリア人と結婚したフィリピン人女性が運営している。電気、水道代込み。プロパンガスが月に1本付く。
場所:Sandugan, Larena, Siquijor 家賃:月9000ペソ〜
LANCASTER HOUSE
イギリス人がオーナーのこぎれいな家。部屋が三つあり、庭も整備されている。雰囲気は良いが、現地の普通の人が借りるような価格帯ではなくて、外国人向けと言える。価格が高いのと、Room for rentと書いていなくて、宣伝していないので、たいていは 空いている。6年ほど前に青年海外協力隊員が住んでいた時には、家賃は月5000ペソだったが、値上がりしてしまった。ガス、水道代込み。電気代は別途支払う。
場所:Sandugan, Larena, Siquijor 家賃:月10000ペソ
冬場長期滞在中の日本人が借りているところで、ここにも取り挙げてみた。現地人仕様で、家は古いが、特に内装は綺麗にしてあるし、かなり広いので、人数が少なくない家族など、何人かで借りるのに良さそうだ。Larenaの市場まで200mほどの便利なところにあるもの良い。テレビ、冷蔵庫、ガスコンロ、扇風機など家具も一式揃っている。
特に、貸家の表示も出ておらず、そのため、探せば、他にもいろいろありそうに思える。町から離れれば、もっと安いところもあるはずだ。場所:Larena, Siquijor 家賃:月8000ペソ (2008年2月追加)
Appendix) 価格の考察
上の500ペソと1000ペソのところは、それぞれフィリピン人のおじいさんとおばあさんがオーナーである。物価の変動は無視して、以前の価格を守ろうという姿勢が伺えれる。しかし、現地の人が借りるのであれば、自営の漁業や農業等ではなくて、どこかに勤めている人でなければ、この値段でもなかなか払えないことだろう。
反対に、一番高い、月9千〜1万ペソの三箇所は、どれも外国人が建てた外国人向けの宿泊施設である。LA VENEXIANAは、他のビーチリゾートの近くにあり場所が良いので、シーズン中は結構利用があるが、他の二つはほとんど空いている。初期投資を回収するのは至難の業と言えそうだ。ビーチリゾートも乱立の兆しがあるし、この手のビジネスはかなり難しいことなのだろう。
幾らが適正価格かと言えば、オーナーもそこそこの期間で、投資回収できる価格であるべきであろう。しかし、1万ペソでは、一般的なアパートに比べるとかなり高いと言える。かなり工夫して、建築費を大幅にコストダウンして、しかも稼働率を上げて、やっと、借り手と貸し手の双方が納得できる価格が実現できそうだ。それでも、5年程度で初期投資を回収するのは、かなり難しそうだ。