1日で日本からシキホール島まで たどり着く方法

2004年11月作成
2019年10月最終更新


(2019年10月更新)

シキホール島への日本からのアクセスは良くなくて、これまで、なんとか「1日で日本からシキホール島までたどり着く」ことができることもあったが、ダメな場合が多かった。

現状では、JAL、ANAの羽田を早朝に出発する便を利用すれば、容易に1日で日本からシキホール島までたどり着ける。 また セブから船を乗り継ぐルートでも、なんとか1日でシキホール島にたどり着けそうだ。

しかしながら、例えば、行きにANAやJALに乗り1日で済んだとしても、航空券の値段の関係で、通常は帰りも同じANA、JALになりそうだが、その場合、帰りの乗り継ぎが厳しくなる。帰りはドゥマゲッティやマニラで前泊した方が良くて、それだと全体のバランスが悪そうだ。特典旅行で、ANAやJALの片道発券し、帰りの国際線はLCCにする手もあろうが、それは旅慣れた人向けの話題であろう。予め保険をかけておいて、わざと乗り遅れを狙うなどというのはさらに特殊な話だろう。

題名とは矛盾する物言いだが、

往路については、セブパシフィック航空(5J)で関空や名古屋等を夜 出発すれば、深夜 マニラに到着し、その後、最近は、早朝 3:55マニラ発の5Jのドゥマゲッティ行きがあり、これに乗れば、翌日到着になるが、乗り継ぎ時間も短く、早く到着できて便利だ。
ただし、深夜の移動を避けたい人には、このスケジュールは適さず、乗り継ぎ地点で、泊って行くしかない。

復路については、これまでと同様で、当日に日本までたどり着くことは容易だ。

さらに、できればいろいろなリスクに備え、

・フライトが遅れて乗り継げなかった場合の対応が良くなるように、すべて同じ航空会社を利用する。
・乗り継ぎに十分時間をとったり、前泊したりして、余裕のあるスケジュールにする。

以上をお薦めしたい。

往路

ANA,JAL羽田発早朝便利用

以下の通り、羽田を早朝に出発するJALかANAに乗れば、容易にその日のうちに、シキホール島に着くことができる。

羽田→マニラ

JAL
1:25 → 5:00

ANA
1:15 → 4:50

NA

マニラ→ドゥマゲッティ

PAL
8:40→ 10:00

セブパシフィック航空
9:00 → 10:25

NA

ドゥマゲッティ → シキホール島

Ocean Jet
12:20 → 13:10頃
シキホール行き

Monte Negro
12:00→13:40頃
シキホール行き

GL Shipping
12:00→13:20頃
シキホール行き

ANAだと国内線乗り継ぎのターミナルが同じT3で便利だ。
ただし、乗り継ぐ航空会社が異なるので、遅延などで乗り継げなかった場合には、チケットの買い直しも含め、余計な費用が発生するかもしれない。できれば、同じ航空会社を利用するか、フライトが遅れても大丈夫なように、乗り継ぎで1泊する余裕をもったスケジュールをお勧めしたい。

日本午前発の便を利用

次に、以前 すんなり乗り継ぎができたこともあった朝の便で日本を出るパターンだと 以下のような組み合わせになる。マニラで最小乗り継ぎ時間も満たしそうにないし、ターミナルの移動も伴うので現実的ではない。

以前は、PALのドゥマゲッティ便はT2発着だったので、すんなり乗り継げることもあったが、T2からT3へと移ったので、PALどうしの乗り換えも時間がかかるようになった。

日本→マニラ

成田→マニラ
PAL 9:30 → 13:35
(JAL 9:30 → 13:10)

名古屋→マニラ
PAL 9:30 → 12:40

関空→マニラ
PAL 9:55 → 12:55

マニラ→ドゥマゲッティ

PAL
14:35 → 15:50
(最小乗り継ぎ時間を満たさない。)

セブパシフィック航空
15:25 → 17:00
(16:35 → 18:05)

NA

ドゥマゲッティ → シキホール島

Monte Negro
18:00 → 20:00頃
ラレナ行き

国際線がこのパターンだと、セブパシフィック航空の最終便で、なんとかドゥマゲッティまでたどり着くか、マニラで1泊ということだろう。

その場合も、ターミナル間の移動は、空港の敷地内を走るシャトルバスを利用することになろう。

日本の航空会社を応援したいところだが、マニラ行きなら良いものの、地方都市へ行く場合は、同日乗り継ぎが無理なことが多い。その場合には、マニラで一泊するか、もしくは、値段が安いセブパシック航空を利用して夜マニラに到着して、翌朝の便に乗り継いだ方が、疲れるが、まだ便利と言えそうだ。


セブ経由、船に乗り継ぐ

最後にセブ経由で、その後、船を乗り継ぐパターンを紹介しておく。

成田→セブ

PAL
9:35 → 13:30

セブ→タグビララン

Ocean jet
17:00 → 19:00頃
17:40→19:40頃

タグビララン → シキホール島

Lite ferry
20:00 → 23:30頃
ラレナ行き 月水土のみ

マニラ・セブからの直行便を利用(予定)

おまけで、まだない皮算用の予定の話を挙げておく。現状、シキホール空港の滑走路の拡張工事が進んでいて、完成の暁には、マニラやセブからのフライトが登場するはずだ。これにより、同日乗り継ぎができるかどうかは、実際にフライトのスケジュールが決まらないと分からないが、今より便利になることは間違いない。また、羽田早朝便であれば、乗り継ぎは問題ないだろう。

復路

復路は以前は、いろいろな組み合わせで、容易に日本に1日で帰国することができた。しかしながら、最近は、ドゥマゲッティからマニラへのフライトの午前の第二便が午前11時頃発になり、マニラでの乗り継ぎ時間が短くなっている。そのため、全部5J(セブパシフィック航空)を利用する場合 以外は、マニラでの乗り継ぎが厳しそうだ。

1日で移動する方法を検討しているのと矛盾するが、波による船の欠航や、フライト遅れ等に対応できるよう、前泊を取り入れた早めの移動がお薦めだ。
同日乗り継ぎの条件を取り払えば、国際線は、直行便に絞っても、デルタ航空、ジェットスター、エアーアジアも利用できる。

シキホール島→ドゥマゲッティ

Ocean Jet
6:00 → 6:50頃
シキホール発

GL Shipping
6:00頃 → 7:20頃
シキホール発

Aleson
6:00 → 7:40頃
シキホール発

Monte Negro
6:00 → 8:00頃
ラレナ発

ドゥマゲッティ→マニラ

セブパシフィック航空
10:55→ 12:15

PAL
10:55 → 12:15

N.A.

N.A.

マニラ→日本

マニラ→成田
PAL 14:40 → 20:10
JAL 14:25 → 19:50
ANA 14:40 → 20:00
(ANAは羽田)

マニラ→名古屋

PAL 13:55 → 18:55
5J 15:20 → 20:40

マニラ→関空

PAL 13:55 → 19:10
5J 14:55 → 20:05

マニラ→福岡

5J 15:25 → 20:00


(参考) 以下、これまでの変遷

今後も、状況が変わっていきそうなことが、過去の流れから容易に推測できる。

(2009年4月更新)

最近 マニラとドゥマゲッティの間にPALが就航するようになり、正規に日本とシキホール島の間を1日で移動することが可能になった。ただし、格安航空券の検索サイトで調べても、その経路で、お手手頃価格の航空券も見つかる。しかしながら、最安値ではないので、私のようにとにかく安い航空券を好む方は、他の経路や航空会社も検討すべきだろう。この経路の往路は乗り継ぎ時間が厳しい。

また、これで最終版で更新不要と言いたいところだが、フィリピンのことなので、この先何が起こるか分からない。ただ、航空業界に関して言えば、これはフィリピンだけに限らないとも言える。UAを例に取ると、以前はソウル経由で、UAを利用して日本からフィリピンに来れたのだが、アジアの通貨危機の影響により、98年2月で、UAはフィリピンから撤退してしまった。老後に備えて(?)せっせと貯めたUAのマイルがかなり無駄になったというのが私の言い分だが、とにかくそれ以外にも、かつ消えかつ結びて、ひさしくとどまりたためしなしと例えたくなるほど度々変わる。セントレア便が就航して消えていったのがその典型だが、他にも成田からの北京、上海、香港便など多くの例を挙げることができる。

フィリピンで、さらに、ひさしくとどまりたるためしなしと言えるのは、船の便である。シキホール島でも、多くの船が就航・撤退していった。スケジュールもコロコロ変わる。前の週の知識をもとに、「早朝の船を逃したら、次は昼まで船はありません。」と人に教えたあと 港に行ってみたら、10:15発の便が復活していたのが分かり、嘘を教えてしまったのが判明した。私自身は、港に行ってチケットを買う列が長かったら、さっさと諦めて明日に先送りするような暮らしぶりなので、変更、シャンセルがあっても平気だ。しかし、現地の人以外に、間違ったスケジュールを教えたくはない。現地の人と話す時には、やたらとシグロ(Siguro、たぶん)を付けるので問題ない。
バンタヤン島に行こうとして、インターネットで船のスケジュールを調べようとしたら、まずは、以前行った時の知識は役に立たないことは分かったが、いろいろな人が書いているスケジュールも、書いた時期の違いのため まちまちで、検索できた中で 最新の情報を印刷して持って行くものの、最終的には現地に行ってみないとわからないという結論になった。

ぼやきも少し含め、余談と前置きが長くなったが、フィリピンの事情を知る参考になると思うので書いてみた。

往路

参考のためPAL以外も書いてあるが、そちらは、乗り継ぎ時間の保証は無いので、ほとんどの場合で現実的ではない。PALで乗り継ぐ場合には、ターミナルも同一であり、同一航空会社なので、万一遅延や欠航の場合にも、それなりの対応をしてくれるはずだ。しかし、先日、関空・セブ間のPAL便が復活した直後に再度飛ばなくなった時に、日本への帰国で、消滅した便を予約していた人が マニラ経由に振り替えになったが、混んでいてなかなか日本に帰れなかったという事例がある。しかも、何も補償はなかったということで、米国や日本の航空会社と同等の対応は期待できない。クレームを付けたいならノーマルチケットを買えと言うことだろう。

日本→マニラ

成田→マニラ
PAL 9:30 → 13:15
(JAL 9:30 → 13:05)

名古屋→マニラ
PAL 9:30 → 12:35

関空→マニラ
PAL 9:55 → 13:15
(TG 10:25 → 13:25)

マニラ→ドゥマゲッティ

PAL
14:35 → 15:50

セブパシフィック航空
(14:40 → 15:55)

NA

ドゥマゲッティ → シキホール島

Delta 3
17:30 → 18:30頃
ラレナ行き

Ocean Jet
19:40 → 20:25
シキホール行き

NA

復路

復路は以前と同様、いろいろな組み合わせで、容易に日本に1日で帰国することができる。しかしながら、私の場合なら、船や飛行機の遅延・欠航等を警戒して、早めの移動を心掛けている。可能ならば、そうした方が安心である。

シキホール島→ドゥマゲッティ

Delta3
5:55 → 6:50頃
シキホール発

Ocean Jet
6:00 → 6:45
シキホール発

Delta3
5:30頃 → 6:50頃
ラレナ発

ドゥマゲッティ→マニラ

セブパシフィック航空
8:45 → 10:10

PAL
8:55 → 10:10

N.A.

マニラ→日本

マニラ→成田
PAL 14:30 → 19:55
JAL 14:25 → 19:50

マニラ→名古屋
PAL 13:35 → 18:30

マニラ→関空
PAL 14:25 → 19:20
TG 14:25 → 19:15


(2008年6月更新)

田舎の交通事情の話だが、これが、フィリピンの別の場所の交通事情を推測するのにも役に立ちそうである。そして、何とコロコロ変わるのか。骨太の方針を立てて対応できないものかと、笑いながら事実を人目にさらせば、改善されることがあるのではないか。これらの期待もあって、更新を繰り返している。

往路

今回は、もう二度と戻ってくることはないかと思っていたOcean Jetがシキホール島へのサービスを復活させたことで、また、日本から1日でシキホール島へ来れる可能性が出てきた。それを前回の表のようにまとめると、以下の通りとなる。
Ocean Jetは、セブ、タグビララン、ドゥマゲッティ、シキホールの順に往復航行している。

日本→マニラ

成田→マニラ
PAL 9:30 → 13:15
JAL 9:35 → 13:05

名古屋→マニラ
PAL 9:30 → 12:35

関空→マニラ
PAL 9:55 → 13:15
TG 10:35 → 13:25

マニラ→タグビララン

PAL
15:00 → 16:30

タグビララン→(ドゥマゲッティ→)シキホール島

Ocean Jet
17:45 → 20:25
シキホール行き

日本からJAL,TG利用では、国内線のPALと ターミナルが異なり、乗り継ぎの最小要求時間を満たさなくなるので、現実的ではない。国際線もPALであれば、端末で調べても出てくる経路であるし、同じ航空会社なので、国際線が少し遅れたくらいなら待ってくれると期待もできる。その後のラグビラランでの船の乗り継ぎでも、1時間15分あり、荷物の受け取りを待っても、何とかなりそうな時間である。上に可能性が出てきたと書いたが、現実的な乗り継ぎと言えそうだ。荷物を飛行機で預けない人なら さらに安心だ。 Ocean Jetは、午前中の他の経路での遅れも加算されるためか、通常は遅れて来るので、飛行機が少々遅れても、船に間に合う可能性は高い。万一、船が満席だったり、乗り遅れた場合には、翌日の午前の便に乗ることになろう。曜日によっては、夜タグビラランを出発するラレナ(Larena)行きの別の船がある場合もある。

復路

細かい時間は変わっているが、それを除けば前回の更新時と同じである。
ドゥマゲッティからのエアー・フィリピンは曜日によって便がないこともあり要注意。
また、すべてPAL利用で航空券を単純往復にするなら、Ocean Jetでタグビラランまで行き、そこからPALに乗ることも可能である。しかし、現状では、以下の表の中で、ドゥマゲッティから、セブパシフィック航空に乗るのが、一番時間にゆとりがある。
ただし、スケジュールはたびたび変更になり、状況は変わるかもしれず、利用する前に確認が必要。

シキホール島→ドゥマゲッティ

Delta3
6:15 → 7:00頃
シキホール発

Ocean Jet
6:00 → 6:45
シキホール発

Delta3
5:30頃 → 7:00頃
ラレナ発

ドゥマゲッティ→マニラ

セブパシフィック航空
8:55 → 10:10

エアー・フィリピン
8:15 → 9:30

N.A.

マニラ→日本

マニラ→成田
PAL 14:30 → 19:55
JAL 14:25 → 19:50

マニラ→名古屋
PAL 13:35 → 18:30

マニラ→関空
PAL 14:25 → 19:30
TG 14:40 → 19:30


(2007年9月更新)

ドゥマゲッティ・シキホール間に、Delta 3という船が登場し、早朝と午後の遅い時間の船の便が増えた。1日で日本とシキホール島の間を移動するためには、有利な条件が揃ってきたといえる。
ここでまとめているのは、結局、国際線、国内線、船のスケジュールが新たに発表されるたびに、それらの相対的な関係で、一喜一憂しているしているだけと言えそうだ。その点がわかり易くなるよう表にまとめてみた。

往路

日本→マニラ

成田→マニラ
PAL 9:30 → 13:00
JAL 9:35 → 13:05

名古屋→マニラ
PAL 9:30 → 12:35

関空→マニラ
PAL 9:55 → 12:55
TG 10:35 → 13:25

マニラ→ドゥマゲッティ

セブパシフィック航空
14:00 → 15:15

エアー・フィリピン
13:00 → 14:15

N.A.

ドゥマゲッティ→シキホール島

Delta1
16:30 → 17:30頃
シキホール行き

Delta3
17:30 → 18:30頃
ラレナ行き

Montenegro
18:30 → 20:00頃
ラレナ行き

    (曜日によって、フライトがない場合があるので注意)

ドゥマゲッティ行きの国内線が、15:00頃発になれば、かなり現実的と言えるが、現状では難しそうだ。エアー・フィリピンはPALとコードシェアしていて、ターミナルも同じなので、ドゥマゲッティ行きが15:00頃発になれば、航空券を通しで発券してもらえ、乗り継ぎもある程度保障してもらえそうだ。しかし、国内線は競争が激しく、航空券はかなり安く売られていて、通しの航空券では、もしも発券できたとしても、割り高になりそうだ。

復路

こちらは、かなり現実的と言える。しかしながら、フィリピンのことなので、やはりできれば、前泊を入れたい。

シキホール島→ドゥマゲッティ

Delta3
6:15 → 7:00頃
シキホール発

Delta1
7:00 → 8:00頃
シキホール発

Montenegro
5:30頃 → 7:00頃
ラレナ発

ドゥマゲッティ→マニラ

セブパシフィック航空
8:45 → 10:00

エアー・フィリピン
8:15 → 9:30

N.A.

マニラ→日本

マニラ→成田
PAL 14:40 → 19:55
JAL 14:25 → 19:50

マニラ→名古屋
PAL 13:30 → 18:30

マニラ→関空
PAL 14:30 → 19:20
TG 14:40 → 19:30



往路では、残念ながら その日のうちに到着するのは難しいが、24時間以内に着くということであれば、以下のような経路もありうる。ただし、それであれば、従来から紹介しており、私も利用している、ノースウェスト航空などの夕方の便に乗り、マニラで一泊し、次の早朝国内線に乗って、ドゥマゲッティ経由で、シキホ−ル島に向かう方法でも、十分24時間以内に到着する。以下の経路で実際に移動できた人がいて、意表をついた経路なので、ここで取り挙げてみた。しかし、バスでその日のうちにドゥマゲッティに到着するかどうかは場合によりそうだ。

日本→マニラ

成田→マニラ
PAL 9:30 → 13:00

名古屋→マニラ
PAL 9:30 → 12:35

関空→マニラ
PAL 9:55 → 12:55

マニラ→セブ

PAL 15:00 → 16:30

セブ→ドゥマゲッティ

バスで移動。深夜ドゥマゲッティ着。翌日シキホール島へ。

ドゥマゲッティ→シキホール島

Delta1 6:00 → 7:00頃 シキホール行き

繰り返しになるが、フィリピンでは、飛行機も船も遅れたり、キャンセルになったりすることは、珍しくないので、実際には、前泊等、早め早めの移動が望ましい。


(2007年7月更新)

フライトのスケジュールは随時変わるが、最近は、セブ・パシフィック航空(5J)のドゥマゲッティ行きのマニラ発の時刻が14:30となっている。日本から最も早くフィリピンに着くのは、フィリピン航空の名古屋からマニラへの便で、12:35にマニラに到着予定である。この組み合わせで、何とか、その日の内にドゥマゲッティまで行ける可能性は8割くらいはありそうだが、ターミナルも別だし、とにかく、航空会社が要求する最小の乗り継ぎ時間からは程遠い。

表題に挙げた方法が、作成当初はあったが、その後、船の便がキャンセルになってしまった。この項目は削除するのが相応しいのかもしれないが、なんとか、便利なルートが復活して欲しいという願いもあり、削除せずに残していて、無理やり捻出した案が今回のルートである。緊急で どうしても移動したい人、または、チャレンジャー向けだが、荷物を預けていては、かなり難しいことだろう。

5Jの方は、フィリピン航空とは別に、インターネットでe-ticketを発券しておき、万一乗れなかった場合には、次の日に乗せてもらうということになるだろうが、その場合には、差額の料金を、かなり請求されるはずだ。

ドゥマゲッティからは、16:30発のDelta1という船に間に合えば、シキホールまでその日のうちに到着する。最近は、午後6時台にLarena行きの船も出るようになったので、Delta1に乗り遅れても、そちらで、その日の内のシキホール島まで来ることは可能だ。

帰りは、かなり、現実的になったと言える。
ドゥマゲッティ発の5Jの出発時刻が、9:05AM、マニラ到着が 10:20AM その後、日本へのフライトに乗り継ぐのは比較的容易であろう。しかし、これも、航空会社の要求する乗り継ぎ時間を満たしていないことが多そうで、リスクが少なくない。 できれば、もっと、余裕をみた乗り継ぎにしたいものである。時間の都合等で、この手の乗り継ぎになってしまった場合には、この例なら、ドゥマゲッティでチェックインする時に、国際線の乗り継ぎがあると伝えておけば、それなりには対応してくれるはずである。TGへ乗り継ぐ場合には、ターミナルの移動に、車で滑走路を走ったという人もいる。

ドゥマゲッティから、エアー・フィリピンの午前の便は、8:15発、9:30着で、こちらは、フィリピン航空に乗り継ぐならターミナルが同じで、マニラでの乗り継ぎは問題ない。

その場合には、シキホール島からドゥマゲッティへの船の移動が厳しくなってくる。
ドゥマゲッティ到着が最も早いのは、Jay Lann2という船で、7:00AM頃ドゥマゲッティに到着するが、遅れる可能性は少なくなく、8:15発のエアー・フィリピンに乗り継ぐのは現実的ではない。

帰りの国際線の乗り継ぎに遅れてしまうというのは、かなり致命的とも言えるので、結局、私のように前日等、早め早めに移動するのが、現状では一番のお薦めである。

いろいろな代替案がとれて リスクにも十分対応できる、船・フライトのスケジュールが登場することを切望する。


(2006年1月更新)

フィリピンでは 高速の船は運賃が釣り合わないということか、スーパーキャットもオーシャンジェットもシキホール島には来なくなってしまった。
従って、オーシャンジェットを利用して、日本とシキホール島の間を1日で移動するということは、できなくなってしまった。

オーシャンジェットが快適で お奨めだったのだが、来なくなっては仕方が無いので、代替案を検討したが どうもうまくいかない。以前のオーシャンジェットのように、タグビララン・ラレナを結んでいるDon Martinという船を利用すれば良さそうだが、タグビララン発ラレナ行きは、月水金の運行で、現状では、マニラ・タグビララン間のフィリピン航空の午後便のある日と曜日が合わない。それでも、スケジュールはよく変わるので、今後うまく接続するようになる可能性は少なくない。時間は、タグビララン発午後7時、ラレナ着午後10時である。
帰りは、ラレナ発が午後9時で、これではその日のうちに日本に着くことはできない。

これに対して、マニラからシキホール島に来るのは、スケジュールが便利になっている。マニラ発11時、ドゥマゲッティ行きのセブパシフィック航空(5J)に乗れば、午後1時半のドゥマゲッティ発、シキホール行きのDELTA1に乗り継げ、午後2時半にはシキホール島に到着できる。ただ、飛行機のスケジュールはよく変更になるので、利用する前に再度確認願いたい。また これでは、日本とシキホール島の間を1日で移動することはできない。

この便の帰りを利用して、日本に1日で帰れる可能性がある。シキホール発午前7時か午前10時のDELTA1に乗り、午後12時55分ドゥマゲッティ発、午後2時10分マニラ着のセブパシフィック航空に乗れば、午後4時半発の大阪行きタイ航空に乗れそうではある。しかし、ターミナルが異なり、航空会社も異なるので、うまく乗り継げる保障は何もない。これを通しのチケットとして発券しようとしても発券してくれないはずだ。

以前、この手の乗り継ぎで失敗したことがある。セブからフィリピン航空でマニラまで行き、UAを利用してソウル経由で日本に帰ろうとした。現在はUAはフィリピンに飛んでいないが、1998年2月まではUAのフライトがあった。マニラで3時間ほど乗り継ぎ時間があり十分と思っていたが、まずはフィリピン航空が1時間近く遅れた。その後、クーポンタクシーに乗ったところ渋滞にひっかかり、国際線のターミナルに着いたのが出発時間の30分前。これでも乗せてくれるだろうと思ったが駄目で、次の日の便に乗ることになった。マニラに1泊することになり、時間があるので遅れたフィリピン航空に文句を言いに行ったがまたまた駄目で、もう1本早い便でないと接続は保障できないということであった。これに対して、現状でフィリピン航空どうしの乗り継ぎの場合なら、ターミナルは同じで 2時間以内の乗り継ぎでも、チケットが通しで発券できていれば問題なく乗り継げる。

次の日、ソウルまでは問題なく行けたが、j今度は お盆のピークにひっかかり、日本に帰る便が満席で、スタンバイしても乗れなかった。結局、ソウルに1泊して、その次の日に、504ドル払って、日本に帰るノーマルチケットを買って大韓航空で帰る羽目になった。

かなり余談ではあるが、さらに補足しておくと、UAは当然のようにマイレージを使った特典旅行だったので、無料のところが500ドル以上払う羽目になり、大損とも言えるが、実は、転んでもただでは起きない精神を発揮したつもりである。 大阪まで行けばよかったのだが、ソウルと大阪の単純往復だと、380ドル程度。これに120ドルほど追加すれば、大阪・東京の往復が追加できる。この合計がソウル・東京の往復料金である。ノーマルチケットなので、大阪でストップオーバーすれば良いということである。さらに航空会社も自由に選べる。大阪・東京間は次の東京出張で使って精算してもらえ、1ドル100円程度の時だったので、自腹分は半分程度で済んだ。さらに、帰りの大阪・ソウルの大韓航空と、この時 使えなかったUAの航空券を組み合わせて、別の機会にソウルに行った。以上のように、そんなに悪い出費ではなかった。

スーパーキャットやオーシャンジェットがシキホール島に来なくなるという状態は以前にもよくあり、その度に また復活したので、今回も再復活を期待したい。


(2005年10月更新)

オーシャンジェットのスケジュールが何度か変更になり、現状では、セブ・タグビララン・ドゥマゲッティ・ラレナの順に経由して往復運転している。この結果、タグビラランでの飛行機と船の乗り換え時間が非常に短くなり、旅慣れしている人以外にはお奨めできないルートになってしまった。十分な乗り継ぎ時間のスケジュールが復活することを期待したい。


(2005年2月更新)

2005年3月2日から、中部国際空港(セントレア空港)の開港に伴い、名古屋・マニラ間を週4便フィリピン航空が就航予定。これを利用して、関空や成田からと同様にして、名古屋とシキホール島の間を1日で移動することが可能である。ただし、タグビララン・マニラ間のフライトの制限もあり、利用できる曜日はかなり限られている。


(2004年11月作成)

ローカルな話題だが、日本とシキホール島の間を1日で移動する方法を紹介する。交通機関の接続が悪く、これまで、日本からシキホール島に来るには、どこかで1泊する必要があると思っていたが、調べてみると、良い方法が見つかった。

成田か関空からフィリピン航空を利用し、マニラ経由でタグビラランに飛び、そこから高速艇のOcean Jetでシキホール島に行く方法である。日本・マニラ間、マニラ・タグビララン間は同じフィリピン航空なので、乗り継ぎもうまくいくはずだ。タグビラランでの乗り継ぎも3時間余りあり、船のチケットを買ってから、海辺のレストランでゆっくり食事をする時間も取れることだろう。

シキホール島には夜 到着するので、ボッタクリ運転手の餌食にならないよう、予め その後の移動手段を確保しておく必要がある。無料で港までピックアップしてくれるビーチリゾートもあるので、そういうところに泊まれば問題ない。

帰りは、早朝シキホール島を出発し、逆ルートをたどれば、やはり 1日で日本に戻れる。接続の関係で、帰りは、セブまで船で行って、そこから飛行機に乗ることも出来るが、船に乗る時間が長くなるので、単純に逆ルートを辿る方が便利である。

最果てとも言えるシキホール島のようなところでも、日本から1日でアクセス可能なので、フィリピン内の大抵のところに 1日で行くことができると言えそうだ。

また別の方法で、夜、名古屋か東京から出発し、ノースウェスト航空でマニラまで飛び、次の日の早朝にドゥマゲッティまで飛んで、そこから船でシキホール島に渡れば、朝の10時にはシキホールに到着する。昼間を1日潰すことはないので、効率が良い移動方法と言えるが、マニラのホテルで3、4時間しか眠ることができず、かなりハードなスケジュールだ。

  日本からシキホール島へ

大阪  9:55発 → マニラ 13:20着 PR407
マニラ 15:00発 → タグビララン 16:10着 PR177
タグビララン 19:25発 → ラレナ 20:25分着 Ocean Jet
東京  9:30発 →  13:25着 PR431
マニラ 15:00発 → タグビララン 16:10着 PR177
タグビララン 19:25発 → ラレナ 20:25着 Ocean Jet
3 東京・名古屋 夜発 → マニラ 深夜着 NW 
マニラ 早朝発 → ドゥマゲッティ 朝着 5J625
ドゥマゲッティ 9:00 発 → シキホール 10:00頃着 Delta 1
4 名古屋  9:30発 →  12:30着 PR437
マニラ 15:00発 → タグビララン 16:10着 PR177
タグビララン 19:25発 → ラレナ 20:25着 Ocean Jet

シキホール島から日本へ

ラレナ 6:00発 → タグビララン 7:00頃着 Ocean Jet
タグビララン 9:50発 → マニラ 11:00着 PR176
マニラ 14:50発 → 大阪 19:20着 PR408
ラレナ 6:00発 → タグビララン 7:00頃着 Ocean Jet
タグビララン 9:50発 → マニラ 11:00着 PR176
マニラ 14:55発 → 東京 20:10着 PR432
3 ラレナ 6:00発 → セブ 9:15着 Ocean Jet
セブ 12:00発 → マニラ 13:10着 PR854
マニラ 午後発 → 東京・大阪 夜着 PR
4 ラレナ 6:00発 → タグビララン 7:00頃着 Ocean Jet
タグビララン 9:50発 → マニラ 11:00着 PR176
マニラ 13:30発 → 名古屋 18:30着 PR438

残念ながら、Ocean Jetは、シキホール島までは、来なくなってしまった。
以前は、Ocean Jet、Supercatの2社がシキホールへ運行していた。


詳しいシキホール島へのアクセス方法はこちら

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