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借りたお金が底をつき、家の建築は途中で中断。Maritessの家族はそのまま未完の家に引っ越した。窓ができていないが、ここは熱帯。寒さで凍え死ぬようなことはないのだ。しかし、予算がなくても、簡単な窓なら自作できそうなものだ。 |
予定通り、もとの家のオーナー家族は戻ってきていた。実はオーナーとは、姉夫婦だったのだ。かなりいい加減に家を貸し借りしていると思っていたが、姉妹なので、それで良かったようだ。 しかし、さらに、びっくりする発言が飛び出した。姉が言うには、ここには数ヶ月休暇で来ただけだ。6月になったらまた、ミンダナオ島の家に戻るそうだ。 オーナーの数ヶ月の休暇のために、借りていた家を明渡し、新たに家を建てて、そちらに移らないといけないとは、やはり、行き過ぎのような気がする。 家を新築するに至った理由は、新しい家を建てる良い機会と思ったためなのか。それとも、姉夫婦と妹夫婦の関係の問題なのか。電話がないので良く事情が伝わっていなかったのか。はたまた別の理由か。直接聞き難い話題なので、分からないままだ。姉妹の中は良いので、追い出されたというようなことではなさそうだ。 |
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さて、姉の小さな子供たちも一緒に付いて来た。息子は人見知りしないが、娘の方が人見知りする子であった。親子の記念撮影をしようとしたところ、娘が嫌がり逃げ出してしまい、運悪く転んで、泣き出した。そして、私はその子に恐れられ、その後関係を修復するのに、随分時間がかかった。 フィリピンでは、大人だけでなく、子供たちも大抵フレンドリーだ。しかし、たまに、この娘のように、人見知りする場合がある。相手を良く見て対応しなければならない。 |
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