耳が不自由なRodel少年

99年12月


Rodel少年(右)の家の前で記念撮影

近所の子供たちが遊びに来てくれた。

Rodel少年の家

大きくはないが電気は来ている。


今回分かったこと

彼は、普通にしゃべれないだけで、耳は聞こえるのかと思っていたが勘違い。実はよくあるように、耳も不自由なのであった。彼にキーボートの打ち方を覚えてもらえば、音声合成を使って、簡単に会話できるようになると期待していたが、道は遠かった。耳が不自由なので、音声認識を使いこちらの喋ったことを文字に変換して、理解してもらう必要がある。技術的にも結構難しそうである。

さらに、難しいのは、彼は学校に行っていないので、まだ文字が読めない点である。
私との会話ができるようになるまでには、さらに時間がかかる。

彼が学校に行くようになるかどうか不明だが、まずは言葉の練習のため、簡単な教科書と筆記用具を入手し、しばらく練習してもらうことになった。次回会いに行く時までの進歩を期待したい。

彼は母親との2人暮らし。食べて行くのが精一杯であり、親は子供をセブにある特殊学級に入れてやることができない。前回から保留になっているが、学校に入れるための奨学金を探すことから始めるべきだ。

また、Rodel少年は、絵を書くのが好きだそうだ。楽器も弾けそう。読み書きも大切たが、将来の仕事に活かせる技能が身に付けばすばらしい。

続編(2000/2)

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