ベトナム・ダラットでクレイジーハウスを再訪

2016年11月作成


街外れの小高い場所から見たダラットの町

ダラットは、ホーチミンから北へ、バスで6〜8時間ほど走ったところにある高原の町。
6、7年前に始めてダラットに来て、年中 暑からず、寒からずの気候にかなり惹かれていたが、久しぶりで 2度目のダラット行きを果たすことができた。

クレージー・ハウス 2016

ダラットで一番行きたいと個人的趣味で思っているのがクレージー・ハウスである。ダン・ベト・ガーというべトナム人女性建築家によって造られ、今も拡張が続けられている。
前回の訪問時よりも、かなり建物は増え、空中の通路は、3D迷路と呼べそうに 量も増え混沌としてきた。
スタッフの話では、1日千人を超える訪問者があるそうで、入場料も物価スライド制のごとく値上がりして、4万ドンになっていたが、物価の安いベトナムなら、これだけ賑わえば、拡張やメンテも含め、十分これからもやっていけて、Sustainableと言えそうだ。

入口付近 ひょうたんのある部屋

クレージー・ハウスと呼ばれる所以と言えそうな幾つもの建物

3D迷路と呼べそうな通路群
まだまだ、建築は続いている。 針金でできたクモの巣デザインの柵
フィリピンの自宅でも防犯用に試してみたくなった。


今回は、クレージーハウスをメインで紹介しているが、せっかくなので、他の話題も取り上げておく。

バオ・ダイ帝の別荘

クレージー・ハウスから さらに町外れに進んだところに、ベトナム最後の皇帝バオ・ダイの別荘が建てられている。
近隣諸国の王家・皇室については、タイの国王の人気が高いことを、まずは思い浮かべるが、ベトナム、タイ、カンボジア、ラオスなどそれぞれの国の王家・皇室が、違った歴史を辿った結果 今に至っていて、そのわけが、運命なのか、実力なのか、たまたまなのか、何なのかと しばし考えてみたくなる。

Bao Dai Summer Palace

内部の様子

カフェでダラダラ

前回ダラットに来た時には、ちょっと長めの滞在だったこともあり、書き留めた記録によれば、バスがダラダラ、カフェでダラダラ、甘党の店でダラダラ、ホテルでダラダラ、湖岸でダラダラ、駅でダラダラ、汽車でダラダラ、公園でダラダラと、ずいぶん、のんびりしていたものだった。

今回も、ダラダラの雄と言えそうなカフェをはしごした。ダラットに限らず、ベトナムのいたるところでカフェが沢山あるが、特にダラットは、雰囲気の良いカフェが多い。暑からず、寒からずの快適な気候がカフェに適しているとも言える。

気になるのはインフレで、大雑把に言うと、前回の訪問時より 値段が倍ほどになっている。

町の中心から離れたところにあり、落ち着いた雰囲気のカフェと そこで飲んだコーヒー
コーヒーはだいたい2万ドン。 

スアンフーン湖(Ho Xuan Huong)の出島にある
高級カフェ
コーヒー1杯で5万ドン以上して 高いので、普通なら 自ら門前払いを食らわせるところだが、今回は試しに入ってみた。

安宿の前で営業しているカフェ

コーヒー 1万ドン

花がいっぱい

中心部の公園

市場の前のお花屋さん

その他いろいろ

水を湛えるスアンフーン湖(Ho Xuan Huong)
前回は、工事中で干上がっていて、湖底の仮歩道を歩いて、近道を通っていた。やはり、水があった方が町の雰囲気が良い。

こんなところにビッグC

スアンフーン湖の横の地下に、ビッグCができていた。

市場前の広場で行われる夜市

観光客が増え、賑わっている

ダラットで食べるB級グルメ

田舎町で、特に庶民が食べる食事は、ハノイ、ホーチミンなどの大都市と比べ割安感がある。

通称(?)アジアぶっかけ飯 2万ドン

市場の前の夜市で売っているクレープ
こちらは、観光客向けで値段はそこそこ
見た目を重視しているのがよくわかる。

ダラットで泊まる

前回来た時に泊まった宿は、5ドルか6ドルでかなり割安感があった。高原でエアコンが不要なので、その分安くできるという場所がらのメリットがあり、今回も安さを期待したが、残念ながら、そんなに甘くはなかった、来なかった6年ほどの間に、中国人観光客が大量に押し寄せ、ベトナム人訪問者も増え、宿は不足気味で、空室を見つけるのが難しく、売り手市場となっていた。さらに、元安宿はリニューアルして、綺麗になり、当然のように値上げするので、割安感はなくなり、サイゴンと変わらなくなった。

いつものように予約無しのWalk inで、かなり聞いて回ったが見つからず、たどり着いたのが 写真のヘアサロンで、看板にはGuest Houseとも書いてあり、2階以上が宿になっていた。ちょっとわかりにくいのが幸いしたのか、ここでなんとか空室が見つかった。

平日の正午頃で、部屋探しに一番よい時間に歩いて回ってもなかなか空室が見つからなかった。町の様子からも、前回と比べて、爆発的と言ってもいいほど、観光客が増えているようだ。
最近のダラットでの宿の確保には、ちょっと不便な場所にある宿の位置を予め調べておく。もしくは、予約サイトで部屋を確保しておく等の対策が必要なようだ。

今回泊まったヘアサロン兼ゲストハウス

(参考) 前回のダラット特集


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