2008年 3月
日本とフィリピンを往復する途中でアモイに寄り道し、既に前回、特にアモイのコロンス島を取り挙げたが、折角なので アモイのその他の場所についても紹介しておく。
フライト
まずはフライトから。日本からアモイへはANA 957便 KIX/XMNを利用した。マイル利用なので、できればビジネスクラスにしたかったが、このフライトはエコノミーのみであった。NRTからならビジネスもあるのだが、UAマイル利用では、逆行はできなくなってしまったので、そのルールのため、KIXからNRTで乗り継ぐ経路は使えず、諦めてKIXから直行でエコノミー利用とした。日本の航空会社なので食事は問題なく、アルコールも無料である。
NH957 KIX/XMN 737 @KIX NH957の機内食 次は、アモイからマニラへ。こちらはセブパシフィック航空(5J)便を利用した。5JのHPからチケットを購入。どこからでも安いチケットが帰るのが嬉しい。
その後は、4ヶ月近くフィリピンに居て、再び5Jでアモイへ。フィリピンのことなので、間が空いているので あてにならず、万一フライトがなくなった場合のことを想定していろいろ考えていたが、幸運にもキャンセルにはならなかった。しかし、出発時間が2時間余り後に変更になった。
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5J268 A319 MNL/XMN フライト途中で見た日没 アモイからはバスで中国を移動し、最後は杭州からのフライトで日本に戻った。
高崎空港
XMN 外側 到着ロビー
アモイの空港は高崎機場という名前である。
例によって、バスで町中に出ようとしたが、案内の表示に従って右へ進んだところ失敗。そこには空港バスが待機していたが、客がほとんど来なくて、いつまで経っても出発しない。最後は、空港バスの乗務員が、市バスの方へ行けという始末であった。市バスの乗り場は、空港を出て左の方だった。27番の市バスに乗れば、コロンス島へ行く船着場まで行ける。1元。
使えない空港バス 市バス 市バス乗り場 金門ルート
街の話をする前に 今回のアモイ行きで、コロンス島以外で 一番頭に残っていることを紹介したい。それは、厦門⇔金門⇔台北というルート、これが旅行代理店の前に書かれていたことだ。以前、台湾に毎月のように行っていた時期があり、たまに国内線の航空券も買ったが、その時 金門島行きの航空券が売られているのを見かけた。大陸側と対峙していて、危険そうなところにわざわざ出かける人がいるのかいないのか不思議に思っていたのだが、そこから船に乗り、アモイに行けるということなのであった。アモイの港には、金門・アモイ間の船が停泊していて、アモイから金門までのチケットが、150元で売られていた。
マイレージを使って、日本から台湾と中国(簡単なのがアモイ)のオープンジョーで発券して、残りを台北・金門の国内線フライトと、金門・アモイの船を追加すれば、台湾と中国の両方を旅できる。めずらしい経路なので、是非試したいものである。しかし、インターネットで調べても このルートで、ほんとうに日本人が旅をできるのか情報が得られなかった。単なる皮算用なのかどうか、知っている人があったら連絡願いたいものだ。もう一度アモイに行って、パスポートを持って、香港からマカオに行くように、簡単にアモイから金門往復ができるのかどうか、まずはそれを試した方が良いのかもしれない。
厦門⇔金門⇔台北の
チケットを売る代理店厦門⇔金門の船 近いのに150元は高過ぎるとも思うが、いい船なので仕方ない? 街歩き
アモイと言えば、アヘン戦争後の南京条約で、「多額の賠償金」、「香港割譲」、「五港の開港」と、歴史の時間に馬鹿の一つ覚えのように記憶しようとしていた。その五港の一つだというくらいで、現地に行くまでは あとは余りピンと来なかった。開港して租界ができ 歴史が残っているのはコロンス島。そちらは時間をかけて回ってみた。アモイの街の方では、特にこだわりはなくて、個人的な興味から公園めぐりをした。
円林植物園
アモイでビール付きの夕食が9元という日もあったので、入場料40元はべらぼうに高いとも思ったが、折角なので中に入ってみた。広くて 綺麗に整備されていて、高いが行く価値は十分にあると言える。ほとんど山であり、かなりの高さまで登れ、一通り回れば、一食分の食べ過ぎぐらいは解消できそうである。
綺麗に整備された庭園がある。レジャーシートを持って行って、お昼寝したくなった。 かなりの高さまで登る。
岩が多い。
アモイは石の産地だというのが
良く分かる。金榜公園
アモイ駅の近くにある公園。こちらは無料なので、多くの市民の憩いの場となっている。小高い丘になっていて、丘の上にテーブルがあり、そこに陣取り、お茶とお菓子を楽しんでいる人も少なくなかった。
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公園の丘の上からの眺め 中山公園
こちらは、街の真ん中の便利なところにあり 無料なので、多くの人がくつろいでいた。
白鷺洲公園
川の中の島を公園にしている。かなり大胆なオブジェがあり、中国で許可されるのかちょっと心配になった。
そのまんまと言いたくなる
オブジェ
海岸のプロムナードと革命烈士記念碑
海岸沿いもいい感じ
革命烈士記念碑は中国で よく見かける。米国で戦没者の記念碑をよく見かけるのと同様であろう。 WAL-MART & SM
WAL MARTは米国企業で、世界のスーパー・マーケットのトップ。SM(Shoe Mart)はフィリピンの百貨店のトップ。この二つが、アモイでは同じ建物に入っている。
駅
アモイ駅
周辺工事中河浜 長距離バスターミナル
住宿
アモイでの宿はコロンス島のユースホステルで決まりというのが 前回と同様、私の勝手な結論だが、折角なので 対岸のアモイの安宿も調査してみた。コストパフォーマンスの良い宿は、いろいろな場所にありそうだが、値段が安い宿は、メイン通りである中山路の近くに集中している。
コロンス島への船着場の近くで、厦門商務酒店の料金割引の看板を見かけた。110→80、168→100、308→138、568→298 普通なら高くて敬遠するが、308元から138元へというのは、かなり割引率が良いので、試しに泊まってしまった。部屋は広く、すべて私には十分過ぎたが、トイレ・シャワーはユースホステルの方が新しいので、さらに綺麗であった。料金には何かプラスアルファがあり、実際には150元余り請求された。
安宿は、アモイの繁華街である中山路につながる下の写真のような雑然としたわき道に散在する。最低は20元からあるそうだ。20元は、便所無しの古くて狭い部屋であろう。看板で見た名前だけ挙げておく。
芝陽賓館、升平旅社、金翔升商務酒店、龍頭旅館、家々楽酒店、南方旅行社酒店、鷺輝旅館、春城酒店
厦門商務酒店のある通り
アモイで食べるBC級グルメ
カレー鶏肉飯 7元
山西刀削面
中国に行ったら、毎回
一度は食べたくなる。快食にビールで9元 大白鯊(おおしろはぜ)ビール
十三香拌面 2元
きな粉味セットメニュー 18元
小龍湯包 6元 小龍包 3.5元 小龍包と言えばスープが入っているものだと思ってしまうが、ここではスープが入っていないのが小龍包、スープ入りは小龍湯包と呼ばれていた。中国の他の場所で食べた小龍包も、私の記憶では スープは入っておらず、上の定義で辻褄が合う。 6元でも毎日 小龍湯包を食べたい。味はBC級ではなくてA級だ。