セントレア空港

2005年3月


枯れた話題になっていそうだが、セントレア空港の写真を撮って来る機会があったので紹介する。先日フィリピンから帰る時にも この空港だったのだが、時間が無くて急いで通り過ぎてしまった。しかし、NWのボーナス・マイル・キャンペーンもあって、また直ぐに この空港を利用した。

チェックイン・カウンター

初回で、ちょっと場所が分かり難かった。NWは左。UAは?

搭乗口付近

エレベーターの降り口で、1つの階がさらに2つに分かれているところがあった。中二階風に微妙に段差がある。

スカイタウン、スカイデッキ

午前に空港に向かう電車に乗ろうとしたら、混んでいて特急には乗れなかった。特急電車が通り過ぎるのを見ていると、飛行機に乗りそうな人は少なくて、空港見物に行く人が多かった。その人たちが行くのが、主にスカイタウン(売店、レストラン街)とスカイデッキ(展望台)である。
噂の展望風呂もあるそうだが、そこまではたどり着かなかった。

洋風の売店 

なかなかお洒落

宿場風の売店

展望台

滑走路から300mのところまで近づける。気合を入れてそこまで たどり着きたいものだ。

 

KALラウンジ

チェックインを済ますと、NWの職員から ラウンジを利用できると言われたのだが、名前がよく聞き取れなかった。以前のラウンジ名古屋が頭の中に残っていて、突然、それとは全然違うことを言われて混乱してしまった。「入国審査の後、左へ進め」と言うことだったので、指示に従って進むと、大韓航空のラウンジがあった。NWの職員はKALラウンジと言ったのであった。カルか、カールか?韓国人がカールと呼んでいても、日本ではカルでないと混乱しそうだ。 タコとタコスのような関係だろう。

時間の関係か空いていた。
簡単なおつまみ、お菓子と、お酒一式が置いてある。

ラウンジの設備、食べ物・飲み物とも、日本の空港のビジネスクラスの標準的なレベルだ。これに比べて、前回紹介したICNのKALラウンジの方は、格段に内容が充実している。物価の差が響いていそうで、使った費用は同じかもしれないが、内容の充実度を比較されると日本は辛いことになる。これは、日本の空港がアジアのハブになるのか。それとも、ICNの方がそうなるのか。 そういった大きな問題につながる内容のような気がする。 「日本の空港のラウンジはショボイ。次からICN経由にしよう」というようなことだ。

ラウンジに置いてあったギネスを飲んだが、きめ細かな泡を出すため 中にプラスチックのボールが入っている。どのことが 最初よく分からなかった。何やら怪しいものが入っていると思い、何とか取り出そうと無駄な努力をしたが、実は異常はなかったのである。

パソコンが2台置いてあり、無料でインターネットを使うことができた。ところが、韓国語用のキーボードであり、_を入力しようとしたがよく分からなかった。ソフトウェア・キーボードを使って何とか入力できた。

NWに対して、UAの方は、スターアライアンス・ラウンジの標識が出ていたので、簡単に、たどり着くはずだ。

空港へのアクセス

名鉄特急が便利だ。特急券(ミュー・チケット)が350円で手頃な値段だ。 
その他バスや船も使える。

名鉄駅前のホール

前で、新婚旅行帰りの仲の良いカップルが記念撮影していた。セントレア離婚は 絶対無さそうだった。

名鉄特急の座席

新しくて ピカピカ

〜立ちんぼ人生は悲し〜

行きに、満席の特急が空港に向かうのを見ていたところ、立っている人が沢山いた。それを見て、座らなければ特急料金は払わなくて良いのかと期待してしまった。ところが、帰りに特急に乗れて、車内のアナウンスを聞いて分かったのだが、立っても 座っても 特急料金は350円で変わらないそうだ。

セントレア空港? それとも、中部国際空港?

「南セントレア市」という名前が ずっこけたのが影響したのか、セントレア空港という名前は、かなり劣勢に立たされているようだ。車内のアナウンスなどでも、セントレアという言葉を聞かないことが多い。ただ、名鉄特急の車両には、ちゃんとCentrairと書かれている。

ワシントンDCを例に挙げると、IADはダレス空港で、政治家の名前で定着している。これに対して、DCAの方は、ナショナルとレーガンがつばぜり合いをしている。ずっとナショナル空港という呼び方で 慣れ親しんできたので、レーガン空港でも通じても、まだまだナショナル空港の方が主流であろう。正式名ではすべてを含んでいるが、通称だと、ナショナル空港か、レーガン・ナショナル空港かで、ナショナルが、通称から駆逐されることはなさそうだ。

劣勢に見えるセントレアは、折角なので、少なくとも通称で生き残ってもらいたいものだ。通称の成田、関空に対して、セントレアでいけそうな気もする。正式名称の中部国際空港は、通称では長すぎる。関空に対して中空。それは無いだろう。航空会社に特典旅行の予約の電話をして、「セントレアからマニラ」などと言ったら、「アメリカの何州のセントレアですか?」なんて聞き返されたらどうしよう。やっぱり名古屋か?


おまけ

最後に、バカ話を付け加えておく。

私は、子供の頃から、固有名詞を覚えるのが苦手だ。最低のレベルだと思う。そのため大切なのが、連想式というか「何々でなくて何々」ということだ。セントレアの場合には、現状ではどうなっているかというと「セントヘレナでなくてセントレア」である。ただ、これでは流刑の地なので、セントレアの関係者から叱られそうだ。

セントヘレナは、St かSaintが頭にあるはずなので、セントルイスかセントバーナードなどの方が近い。セントレアは、Centralとairの合成だそうなので、センターかセントラルとすればよいのだろうが、これではもろで面白くない。スペインかメキシコに行ったら良く使う ドンデ・エスタ・セントロ? (Donde esta centro? ダウンタウン、町の中心はどっち?) これのセントロを採用したい。セントラルと どう違うと言われると苦しいが、堅苦しいことは言わず、ここは「セントロでなくてセントレア」と、更新しておく。

このような 覚わらなかったり、忘れる兆候が最近始まったのなら とても危険である。
しかし、私の場合は子供の頃から全然だめであった。小学校の友達が、学校で、前日テレビで見た映画の登場人物の名前を一杯入れて、あらずじを振り返っていた。同じ番組を見ていた私はそれを聞いて、確かにそんな名前があったと思い出したが、最初からこの番組の登場人物に関して、「誰々のお兄さんの名前は?」とか聞かれても、ほぼ100%忘れていた。

私の母親は、ある話をどの人に言ったかということを、ほぼ完全に忘れている。無理に忘れようとしている嫌いもある。 「その話は、朝も聞いた。」「その話は、これで4回目」といったことがしょっちゅう起こる。これが、最近始まったのなら とても危険な兆候である。しかしながら、母親の場合は、私が子供の頃から全く変わっていない。 話すのが好きだから、何回でも話せた方が都合が良いのであろう。

昔からずっと駄目だったので大丈夫。この論理が、ほんとうに通用するのかどうか? 実はやっぱり駄目なのかもしれない。

よく忘れるので、近藤ま、近藤み、 、 、と、順番に、あいうえおを付けて、言葉を思い出そうとしたこともあった。

このように、昔から覚わらないことが甚だしかったし、今もタガログ語も、セブアノ語もほとんど身につかない。それでも、歴史などは今も昔も大好きだ。自慢話のつもりはないが、その昔、高校の時、世界史の成績は上から数番には入っていた。進学校だったので、他も含め全体でみれば、数百人に一人のレベルには達していたと思う。忘れること甚だしいが、それなりに対策を考えれば何とかなるということだろう。

ただ、昔のことをダラダラ書き出すというのは、かなり危険な兆候と言え、今後は出来るだけ避けることにする。

これだけ沢山書いたので、セントレアは忘れないことだろう。


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