ホステルが高い米国マイル修行都市

2003年 5月



HI New York

HI Washington DC
HI Los Angels Santa Monica


以前 モーテル、ホテルが安い米国マイル修行都市を紹介した。ホステルは相部屋なので、当然これより安いはずだが、ニューヨークやワシントンDCなどの大都市では、田舎の安モーテルや安ホテルより高いことも珍しくない。このため、観光旅行の行き先を決める時に注意が必要だ。そのような都市では、ホテルに関しては、個人で払うには目玉が飛び出るほど高い場合が多いが、これは一般に広く知られていることだろう。

以下は、以前紹介したラスベガスや、オーランドのキシミーの20ドル以下の安モーテル、安ホテルに比べると随分割高なホステルばかりだ。いずれも、協会(Hostelling International、HI)に加盟している準正のホステルの場合である。

ニューヨーク 28〜34ドル

HI-New Yorkは、この値段でホステルかと疑いたくなる その代表格のホステルである。28〜34ドルというのは、2001年に訪れた時の値段だが、現状はもっと上がっていることだろう。(ホームページに値段が見あたらず正確なところは不明。) ニューヨークは言わずと知れた大都市で見所は多く、個人的には、メトロポリタン美術館に行くだけでも、ニューヨークに行く価値はあると思っているくらいである。しかし、ホステルが高いため、マイアミのように何十回も行くようなことにはなっていない。ニューヨークには他にも沢山ホステルがあるので、そちらを探すべきなのだろう。高いという先入観から、ほとんど行かないので、今のところ 他のホステルに泊まった実績もなく、良い情報がない。

ワシントンDC 20〜29ドル

HI-Washington DCのホームページには、20〜29ドルと書かれているが、1年半ほど前に泊まった時には、一泊25ドル払った。以前特集でも取り挙げたように、ワシントンDCは、観光の見所が多い都市で、特に私のような博物館好きには、外せない。そこで、前回行った時には、準正でないホステルを探し、一泊14ドルという手頃な値段のところに泊まった。 (India House)。 こちらは、アルコールもOKだ。一方のHI-Washington DCの方は、場所が便利で、綺麗なので、初心者向けと言えるだろう。

ボストン 32〜35ドル

残念ながらボストンのホステルに泊まった実績はないが、HI-Bostonのホームページによれば、料金は32〜35ドルで、今回、調べた中では最も高かった。インターネット割引があるそうだが、それでも29ドルとのこと。その昔、仕事でホリデーインに泊まった時には、一泊250ドル払った。信じられない値段だが、他の人たちも一緒なので 泊まらざるを得なかった。 ボストンは高いというイメージが強い。

ロサンゼルス/サンタモニカ 26.88ドル

HI-Los Angeles/Santa Monicaは、サンタモニカの中心の便利なところにあって、綺麗で十分快適。お奨めなのだが、値段が高いのが欠点。ダウンタウンに行けば、もう少し安いホテルがみつかりそうだ。ロサンゼルスにはホステルが多く、他に安いところが沢山ある。しかし、綺麗さでは劣りそうだ。

サンフランシスコ 22ドル

HI-San Francisco- Downtownに私が泊まったことがあるのは3年前で、その時の料金は17ドル。それがホームページによると22ドルに値上がりしている。もはや 22ドルは高いとは言えないほど、ホステル全体の値段が、上がってしまったのではないかと、不安になる。


最後に、

デフレ懸念のない米国ホステル


米国でも、デフレが懸念されているが、ホステルに関する限り、全く心配はいらない。毎年のように値上げされているからだ。 安宿愛好家にとっては、インフレが深刻な問題なのだ。
しかし、通常のホテルの方は、インターネットを使った規模の大きい予約システムが、価格競争しているとか、デフレ気味なのかもしれない。


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