米国 1ドルショップの攻略法

2000年12月


Santa Mariaで見かけた
1ドルショップ

1ドルショップの店の中の様子
普通のスーパーのようだ


以前 中国の1元(約13円)ショップを紹介した。今回はそれに続き、マイル修行の主な目的地である米国の1ドルショップを紹介する。

最初からお茶を濁すようなことを言うが、米国で1ドルショップがお得かどうかについては、大きな疑問がある。その理由は、米国では逆累進式の値付けが一般的で、たったの1ドルで物を買うと割高になる可能性が高いからである。
例えば、スーパーで牛乳を買うとする。1ガロンだと2.99ドル。その1/2では1.99ドル。1/4だと1.49ドル。1/8は99¢といった値段になる。沢山買うと割安。半値以下で買えることが多い。ところが1ドルでは、沢山は買えない。従って割安になり難いのである。

これに対して、倉庫のような巨大な店舗で、卸売りのように量をまとめて安売りする店がある。例えば私が良く行った店は、以前はPrice Club、今はCOSTCOと呼ばれるチェーン店。一昔前から愛用していて、最近は日本に上陸したというニュースを聞いた。ここで、チョコレートを数kgとかいうように、体力の限界、日本に持って帰れるだけの重さを買っていった。
しかし、ここは会員制。数年前で会費が年間35ドルかかった。知り合いが現地にいて、連れてもらえるなら良いが、そうでなければ旅行者には利用しにくい。

すなわち、1ドルショップは、最適・最安ではないが、手軽に行ける安い店というわけだ。そこで、世界のお買い得を紹介し、少しでも航空券代の元を取ることをお薦めしているこのホームページでも紹介することにした次第である。

米国の1ドルショップは、日本のように主にチェーン店であるのと異なり、独立の店が多い。そのため、品揃えも店によってまちまちである。共通して言えることは、1ドルショップと言いつつ、1ドルのもの以外もかなり売られているということである。例えば、すでに引き合いに出した1ガロンの牛乳は1ドルにはならないので、スーパー並みかそれより少し安めで売られている。

また、1ドル以外にも99¢ショップもあり、さらにラスベガスでは、95¢ショップを見掛けたことがある。日本ほど、統一・収束していない。

各地で1ドルショップがあれば覗くようにしているが、今回はSanta Mariaで見掛けた1ドルショップでの商品を紹介する。

スパゲッティ 453g 5袋 $1

日本のお米が高いのと同様、日本で買うスパゲッティは高い。米国のこの値段と、日本の安売り店で比較すると4〜5倍の値段の差がある。しかしながら、 安くても重いので買って帰る気がしない。

カップヌードル 4個 $1

少し小さ目だが、それでも安い。

洗剤 794g $1

かなり安そう

1ドルショップで買った食品は、賞味期限が切れていないかとか不安があり、食べるのに躊躇する。

そこで、食品について問題ないか試すため、メキシコ料理の主食トルティラ50枚入りを1ドルで買い日本で試した。通常スーパーで買うと1.5ドルほどの品物である。しかし、これが日本に渡り、メキシコ料理店で出されると、値段は数十倍に跳ね上がりそうだ。ただし、日保ちしにいので、国内では日本製以外は手に入り難くそうではある。

結果は特に問題無し。トルティラで食物を巻いて食べれば、日本でも手軽にメキシコ料理が楽しめる。ただし、サルサソースも必須で、実はこちらの方が割高だ。



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