SFOからの大学めぐり

2006年1月


日本から東海岸に飛ぶ場合に、まず西海岸に飛んで、その日の夜行便を利用して、翌日の深夜ではなくて、早い時間に 東海岸に到着するルートを、以前からお奨めしている。ルールの制約などで、このルートがいつまで現実的かどうかは疑問が残るが、少なくとも前回米国に飛んだ時までは、格安航空券でも、問題なく利用できた。

その場合の経由地としては、SEA,PDXもあるが、通常はLAX,SFOであろう。どちらも以前に取り挙げてはいるが、今回はSFOから容易に行ける大学を紹介する。サンフランシスコは観光地で、行く場所は沢山あるが、お決まりの訪問先は、SFOを目的地に訪問したときに、行き尽くしていることが多そうなので、ここでは少し違った場所を紹介する。

ここでの課題は荷物である。以前はロッカーに荷物を入れておけば、それで良かったが、9・11以降状況が変わり、それが難しくなった。SFOの国際線のロビーに荷物を預かってくれそうなところがあるが、敷居が高そうで試したことがない。以前LAXで、一時預かりに荷物を預け、かなり高くついたのが、トラウマになっているとも言える。

スタンフォード大学

シリコンバレーの生みの親とも言える大学で、この大学が産業、経済へ与えた影響は絶大だ。現役では一番有名な某若手ゴルファーも、以前この大学に通っていたと どこかに書いてあった。

スタンフォード大学へは SFOから市バス1本で行ける。空港からサンフランシスコ市内へ行く場合には、BARTとの値段の関係もあってか、料金が割高になるが、こちらは行き帰りともローカル料金で行ける。ただし、バスは大学の敷地の横までは行くが、キャンパスの中心までは行かないので、どこかで降りて歩かないといけない。スタンフォード・ショッピングセンターで降りるのが分かりやすそうだ。ここからだと、結構歩くが、大学の広さを把握するには ちょうど良い。途中でリスが歩いていたりしていて楽しめる。インターネットで検索して地図を印刷して持って行くと便利だ。

日本からやって来て、この大学に行く場合 通常なら空港からレンタカーということになろう。私も以前はそうしていた。しかし、ここでは現実的な旅の経費削減の方法を紹介するのが目的であって、レンタカーなど借りていては、日本での保険代等々、高くついて仕方がない。
ただ、そうは言っても レンタカーが魅力的であることも間違いない事実である。レンタカーを借りた場合には、モンテレー・カーメル、さらには、ヨセミテなどへも足を伸ばしたいものである。

この大学は、敷地も広いが、建物も豪華でりっぱだ。卒業生にビジネスで成功した人が沢山いることも影響していることだろう。見るものが多いということか、いつ行っても、カメラを持った観光客が少なくない。どこかのツアーのコースにもなっているようで、中国人の団体さんも歩いていた。

敷地の中央辺りのタワーが、
歩いて行く人の目印になる

立派な建築物が並ぶ

スタンフォード・ショッピングセンター

ついでに 立ち寄るのに 便利な場所にある。マクドナルドも入っているが、全般的にはかなり高級。

UCBA

もう一つのお奨めがUCBAである。こちらもスタンフォード大学同様、有名な大学だ。最近だと、宇宙から来た信号をインターネットで配り、世界中の家庭のパソコンで分担して、雑音以外の意味のある信号が届いていないか解析するSETI@homeというプロジェクトをテレビで紹介しているのを見たことがある。その元締めがUCBA(カリフォルニア大学バークレー校)である。コンピュータ関連だと、UNIXのバークレー版は、あまりにも有名だろう。

行き方は、スタンフォード大学に市バスで行くのに比べると料金が高くなるが、BARTを利用するのが便利だ。BARTの駅から大学まで、かなり近い。それよりも、大学の敷地が広大で、内部の移動に時間がかかる。

写真のように、緑が多いキャンパスで、雰囲気が良い。お昼寝に適した芝生も多い。レジャー・シートを持参して、ちょっと昼寝して、フライトの疲れを取りたい。

芝生や緑が多い。 お昼寝に最適。

構内の様子

→ 続編



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