小三通 アモイ・金門ルート

2009年1月作成   
2009年4月最終更新



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アモイのフェリーターミナル周辺

以前 アモイに行った時の写真を既に紹介した。その時フェリー乗り場の前で、このまま台湾に渡ればいいのにと思っていたが、その直後に、台湾で馬政権が誕生し、外交政策を大きく転換したおかげで、外国人にも このルートは開放されるようになった。昨年末になって、日本人バックパッカーがこのルートで旅したという報告がインターネットで散見されるようになり、実態としても、問題なく通過できる状況になっている。

前回の記事を書いた時には不勉強であったが、台湾と中国大陸の三通(通商、通航、通郵)のアモイ・金門経由が小三通と呼ばれていて、それが馬政権になり、外国人にも開放されるようになったということである。

私もぜひ、このルートを試してみたいと思ってここで取り挙げているので、残念ながらまだ実際には行っていない。現地の状況に関しては、今後実際に行った後で紹介したいが、現時点では、他の方々のレポートを参照願いたい。 今回は、旅の予習としての皮算用である。

特典旅行で小三通

一番取り挙げたいのは、日本からの特典旅行のアモイ、台北のオープンジョーと、アモイ・金門ルートを組み合わせた旅である。小三通が外国人に開放されたのは最近のことなので、特典旅行との組み合わせは、今行けば世界初を狙えるかもしれない。ただ 私自身は、いつ行けるか分からないので、これは狙っていない。このルートは、一度の特典旅行で、アモイ、金門、台北などを同時に回れて、とてもお得だと思う。経路について、右回りか左回りかというと、まずは中国に行った方が 出国の航空券の提示を求められず有利で、左回りが無難ということになろう。

単なる個人的な好みだが、私が行くなら、またまた、アモイのコロンス島に泊まり、客家土楼にも行って、アモイに戻った後、金門島に渡るということになろう。金門島をウロウロした後、国内線で台北に飛んで、いつものように、故宮博物院に出かけることになるはずだ。屋台で台湾料理三昧というのも当然含まれる。

10年以上前に台湾の国内線に何度か乗ったことがあるが、台北から高雄、台南など大抵の都市にはNT$999で行けた。ただし、台北から金門と馬公行きはNT$1999だった。航空券には名前が書かれておらず、町の至る所で販売されていた。これが、単純明快と言える私の記憶である。
インターネットで検索したら、旅行記の中で、昨年、復興航空で金門から台北まで片道NT$1989だったという情報が見つかった。今も 以前とあまり変わっていないようだ。

金門島

金門島の観光についても、インターネットでいろいろ情報が得られるが、台湾と大陸側の衝突の歴史から、軍事関連の記述が多く目に入る。個人的には それらには あまり興味がないので、直接現地に行って、ウロウロ歩いて、人々の暮らしぶりなどを、自分の目で確かめたいものだ。

とりあえず、手動検索エンジンの検索結果を載せておく。

検索の結果の中で興味を引いた内容を 以下、引用 または 要約しておく。
・中華人民共和国に隣接する地域であるため、携帯電話を使用すると中華人民共和国側の電波を捉え
国際ローミングサービスとなる場合がある。 (Wikipedia)
・K心:有害食品のこと。「小三通」により、最近ニュースでも多く取り上げられるようになった大陸の
有害物質を含む食品が出回っており、金門では注意喚起されている。 (Wikitravel)
・民宿が多い。
・民族文化村:清代の伝統建築を保存。
・水頭地区:昔ながらの住宅がそのまま残っている。

私の場合、旅に出るための必要条件の一つが、安宿の存在である。金門島には、ホステル、民宿、安旅館等があるようであり、現地に明るいうちに到着して 歩いて探せば なんとかなりそうだ。


(2009年4月更新分)

インターネットで検索すれば、このルートで旅行した人の話が見つかるが、フィリピンから帰国する知り合いに勧めたところ、実際に試してもらえ、アモイから金門経由で台湾に容易に入国することができたそうである。

以下、送られてきたメールを簡単にまとめて、私のコメントを加えて(→以下)紹介する。

・空路での台湾入国では、出国のチケットの提示を求められるが、アモイから船の片道チケットで入国する場合、出国のチケットの提示は求められない。 → 帰りの船のチケットぐらい安いものなので、どちらでも良いと言えよう。金門からアモイへの船のチケットを持っていれば、台北で空路片道チケットでの入国が可能かという新たな疑問も出てくる。
逆ルートの場合、もともと中国入国時、出国のチケットの提示は求められない。

・アモイから金門へ向かう港へは、19番のバスに乗りアモイ火車駅で43番のバスに乗り継ぐ。

・金門島に到着し、バスで15分くらいで金城の町へ。安宿は最低が700元。普通は1000〜1200元。バスターミナルの近くの大成飯店では1200元を750元にデイスカウント可能(日本人に宣伝する条件で)

・1日観光のバスは160元で午前、午後と2回利用可。ABCDの4コース。Bコースの最後はサイクリングで老街へ。1日券で帰る日の空港までのバスに無料で乗れる。


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