特集 5J(セブ・パシフィック航空)で行くボルネオ

第一部 空港、5Jのバーゲン

 2010年5月作成   


キナバル山

5Jの機材

ブルネイ

5J(セブパシフィック航空)は、UA,DLとは関係ないが、旧NWと提携していた時もあり、提携復活がないと断定することもできない。KIXにも乗り入れていて、バーゲンを利用すれば、お得な価格で、フィリピンや、フィリピン経由で東南アジアへ行ける。現状では、UA,DLのマイルを貯めることも、使うこともできないが、あまり厳密なことは言わず、私も頻繁に利用していることもあり、今回も5Jを利用した旅を紹介する。5Jのコタキナバル便を利用して、フィリピンからボルネオへ行ってみた。

5Jのバーゲン

まずは、5J利用の前提とも言えるバーゲンの話である。これについては、以前にも取り挙げており、ここでは、現時点で気になる注意事項を列挙しておく。

バーゲンチケットはインターネットで購入

バーゲンはインターネットでチケットを購入する必要があるが、5Jのチケットは日本人はインターネットでは買えないという まことしやかな噂も少なからず耳にする。しかしながら、私も度々買っているし、他にも同様にインターネットから購入している人を10人以上知っている。買えないというのは間違いである。以前、メールで問い合わせてもらったことがあったが、その時は、電話番号の入力方法が正しくなかった。他にも、クレジットカードの通常の番号に加え、さらに3桁の数字の入力を要求される点も要注意だ。
予約できるかどうかには関係ないが、指示にそのまま従っていると、席の指定の料金まで徴収されるといった事態もあり、そんなものは払いたくない私のような人は、いくつか同じような有料オプションの選択があるので要注意だ。

バーゲンの種類

発売、利用期間とも限定のいろいろなバーゲンを実施している。バーゲンの傾向については、Press releaseとそのArchiveを見れば、これまでのすべてのバーゲンの内容が網羅されている。これを試験の出題傾向のように、毎年の星取表をまとめてもらえれば、役に立つはずだが、おまえがやれと言われるだけかもしれない。しかし、残念ながらそこまで時間と気持ちの余裕がない。余談だが、大学や資格試験なら、問題集を買えば、その手の便利なものは付いてくる。これに対して、その昔 私の大学院の入学試験の時は、学科ごとの問題なので、そんな便利な市販品はなくて、自分で表にまとめて 試験対策の時間配分の参考にした。5Jのバーゲンの年次の星取表も あれば役に立ちそうだ。

これまでの最強のバーゲンは、一昨年のクリスマスバーゲンであろう。クリスマスに買って、2月から3月に飛べば、すべて無料という無敵のバーゲンであった。こんなものを出されては、マイルをこつこつ貯めて、無料航空券をゲットしようというのが馬鹿馬鹿しくなってしまう。クリスマスイブにバーゲンの知らせのメールが届いたので、早速飛びついたが、売り出しの利用時期が、私が集中マイル修行で、太平洋を往復している最中だったので、結局検討だけで、実際に使えたのは、フィリピンに戻ってくる時の国内線だけだった。このバーゲンを利用して、毎週のように、東南アジアのいろいろな都市に旅すれば、とてもお得と思ったのだが、皮算用だけで終わってしまった。当然のように、二匹目のどじょうを狙って、昨年は万全の準備をして挑んだのだが、残念ながらバーゲンはなかった。今年はどうなるか不明だが、復活を期待している。他にも休日発売のバーゲンはあり、過去のパターンから未来が予想できるのではないかと期待する。

アラート登録

バーゲンの情報は、5JのHPでアラートに登録しておけば、メールで知らせてくれるので便利だ。ただし、登録の住所を、日本にしていると、日本便のバーゲン情報しか来ないようで、ほとんどのバーゲンの情報が来なくなったことがあった。その後、フィリピンの住所に入力しなおしたら、沢山のバーゲン情報が再び届くようになった。

キャンセル代

バーゲンで無料に近い航空券を購入して、行けなければ、捨ててしまえば良いと安易に考えていると、とんでもないキャンセル代がかってしまうので注意が必要だ(Fees Summary)。昨年11月に、はるかに先の今年の6月から9月までの無料バーゲンを大々的に売り出し、それが終わり12月になったら、キャンセルや変更の手数料の高額のリストを発表して、いきなり運用を始めた。まさに、キャンセル代で儲けるビジネスモデルと言えそうだ。普通ならルール変更前に発券した航空券は、以前のルールが適用されるはずだが、5Jでは そうではない。この話を人にすると、私も含めて、一様に詐欺同然だという話になる。しかし、ローコスト・キャリアなので、文句を言ったら、結局、バーゲンが魅力的でなくなったり、通常の運賃の値上げにつながりそうにも思う。
ここは、何が何でも行くという方針で こちらは対応している。

特に、キャンセル・変更は24時間前までとうたっていて、ドタキャン、ドタ変は、さらに高額のキャンセル・変更手数料を請求される。しかし、料金表はほとんど空欄になっていて、これは、時価のすし屋に入るようなもので、いくら請求されるか分かったものではないとも言える。当日の早い便に前倒ししてもらおうと思った人が、通常の変更手数料の倍請求されたので、やめた事例はあり、航空会社に問い合わせば、24時間前までのキャンセル・変更の倍程度の料金を言われそうだが、航空会社の職員の裁量もあったりして、リスクは大きい。

No showで放ったらかしにしておき、後からクレジットカードへ高額の請求が来てしまったというようなことのないよう気をつけたい。


マニラ空港アクセス

マニラの空港アクセスについて、これまでにも取り挙げているが、ここでは、公共の乗り物を使って、5Jが発着するターミナル3まで行く方法を 写真を交えて紹介する。普通の人はタクシー利用であろう。

1.LRT バクララン駅で下車

2.駅から南へ高架下を300mほど進むと、交差点に出る。
3.交差点を左へ。ここはジプニーが沢山通っている。

4. 600mほどで、マックのある交差点へ。そこを左に曲がり300m足らずで、ガソリンスタンドがあり、その前を、ターミナル3へ向かうジプニーが通る。
5.ターミナル3の外の通りにジプニーが停まる。 6. 空港職員用の通用口から、敷地内に入る。黄タクが目印。

マニラ国際空港ターミナル3

ターミナル1に発着する国際線がターミナル3に移るという話が以前からあったが、営業開始が遅れに遅れた末、ほとんど5Jの専用ターミナルとなった。

チェックイン・カウンター
チェックイン・カウンターのさらに上の階に、コンビニやファーストフードの店が並んでいて、搭乗口近くより、値段も安め。コンビニは街中と値段が同じなのがうれしい。

ゲート付近


コタキナバルLCC(Low cost carrier)ターミナル

コタキナバル空港では、ほとんどエアー・アジアのLCCターミナルが、通常の立派なターミナルとは別に、新たに建てられている。街中からはNO.16Aのバスが乗り入れていて、ダウンタウンのバスターミナルまで行ける(RM1)。そこからシティーバスに乗り継げば、街中の主要な場所にたどり着く(RM0.5)。
空港から1km以内にも安ホステルがあり、空港市バスの営業時間が終了した場合に、タクシー代節約のため、そちらを目指す手もありそうだ。タクシー代の方が安ホステル代より高いので 考えてしまう。
しかし、普通の日本人なら、バスが来なければタクシーに乗るか、最初からタクシーであろう。

LCCターミナルの建物

搭乗口

空港ビル1F
小さいと言っても、十分な広さだ。
両替所もあるが、午後8時頃到着した時には、既に閉まっていたので、ATMを使った。

空港ビル2F

最初の一歩。空港の建物を出て右。ここから歩き出せば空港の外に出られる。 → 200mも行けば、まともな歩道になるので、少し安心できる。空港から500m余りで外の道に出る。 → 空港からの道を進み、三叉路を左に曲がれば、ホステル(Borneo BeacHouse)がある。15分も歩けばたどり着く。





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