メキシコ・シティ特集

第四部 大衆食堂で味わう本格メキシコ料理

2005年10月


裏通りの大衆食堂街
@Pino Suarez

大衆食堂の様子

メキシコに来るといつもそうだが、メキシコ・シティでも安くで美味しいものを ひたすら探した。これまで何度か訪問しているカンクンの沖合いのイスラ・ムへ−レスと比べた場合に、こちらは、値段が安いのが良い。イスラムへ−レスは、バックパッカーが多いとは言え観光地なので割高だということだが、とにかくメキシコ・シティは割安感がある。裏通りの大衆食堂で食べる定食は15ペソ(約150円)か17ペソが相場で、これで、飲み物も含まれる場合が多い。(もちろのこれは、地元の人たちが行く大衆食堂での値段で、普通の観光客が行くところは、メキシコ・シティでもこの値段ではない。)

前菜のスープ

大衆食堂で定食を頼むと、まずは スープが出てくる。スープは、通常はパスタを含んだものか コンソメかを選択する。米国だとスープかサラダかという選択になるが、こちらはスープの中から選択する。

パスタ入りのスープ

左側と真ん中のスープは 日本で言うサラスパが入っている。右は、マカロニ風パスタ入り。真ん中の写真のように、飲み物は 通常 これでもかというように大量に出てくる。


コンソメ、その他

コンソメを注文して出てきたのが左のスープ。これは CALDO DE RESの肉を除いたものであり、主菜にCALDO DE RESを注文しては重複してしまう。 真ん中のものは、スープが透明で無くなり、右側のスープはトマト・ベースだ。

主菜 三品

以前香港に行った時に、ユースホステルで出会った日本人学生ご一行様を 飲茶に連れて行ったところ、これは美味いと満足してもらえた。米国でメキシコ料理店に日本人を連れて行ったら、ファヒータを頼むように薦めているが、一緒に行った日本人は 皆 美味しいと言って食べている。私の感覚は、一般の日本人からそんなに外れていることはないと思う。 そこで、ここでは 大衆食堂で主菜に お奨めのメニューを紹介する。写真を整理していると同じものが重複していた。それらは、他でも何度も食べているものばかりで、美味しいと思うからそうなっているのである。

メキシコ料理には、それなりに癖がある。例えば豆が好きでない人がレストランに入って、適当に注文すると やたらと豆の入った料理が出てきて、メキシコ料理は美味しくないと思い込んでしまいかねない。最初は、日本人の口に合いやすい料理から入った方が無難であり、そのためのお奨め料理である。

米国でも、似たような課題がある。レストランで適当に料理を頼むと、大味で 量が多いだけで食べきれず、米国の料理は不味いと思ってしまう日本人が結構いる。しかし、日本人の口に合うものを選んで注文すれば、美味しいものに沢山ありつける。

MOLE DE POLLO

Mole de pollo
左から15ペソ、17ペソ、35ペソ。

メキシコに行ったら 必ず一度は食べようと思う料理。以前にも書いたが、日本で 美味しいビーフシチューかビーフストロガノフに出会った時のような気分にさせてくれる味だ。こちらは鶏肉だが、鶏肉によくあう味付けになっている。15ペソの店でも、鶏肉の量が減るだけで、味に不満を覚えたことはない。ただ、この料理だけだと 野菜はなくて、さらに 安い店では野菜の付け合せが置いて無かったりするので要注意。野菜無しの食事だと、私を含め不健康と感じる人が多いころだろう。 この料理も、トルティラと よくあうので、メキシコ料理として美味しいのだと思う。

CALDO DE RES

スープも美味しいが、野菜が沢山入ってヘルシーなのが良い。

CARNE ASADA

ステーキにしては、肉がかなり薄いが、トルティラに包んで食べるには、ちょうど良い厚みで、ファヒータのような感じになる。シンプルな料理で食べやすい。

その他の料理

とにかくメキシコ料理は置くが深い。まだまだ、これからいろいろ試して、未知との遭遇を楽しみたい。

筋肉の煮込み
味はMOLEだが、MOLE DE POLLOとは少し違う。肉の煮込み料理。

肉のシチュー

なすびにひき肉を詰め込み、トマト味に煮込んだ料理 緑のスープで肉を煮込んである。

ミートボール

ちょっと量に課題があった。

エンチラーダ 

屋台で食べたおやつ。P10


チョコラテ 

チョーコーラーテ、チョーコーラーテとフィリピンで歌っていたので、何かと思っていたが、chocolateを現地のオリジナルな読み方にしただけのことだった。 Hot chocolate




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