ラピッド・シティ特集
〜前編〜

2000年6月


Crazy Horse(制作中の山彫刻)

Mt. Rushmore

Bad Land National Park

ラピッド・シティ(Rapid City)はサウスダゴダ州にある田舎町。周囲に Mt.Rushmore(ラシュモア山)、Bad Land National Park(悪地国立公園??)、Custer State Park(キャスター州立公園)、Devils Hill(悪魔が丘??)、Black Hill National Forest(黒い丘国有林??)など、たくさんの見所がある観光の町でもある。

ラピッド・シティへは、UAがデンバーから、NWがミネアポリスからフライトを持っている。しかし、UAは、格安航空券で行く場合、東部、西部ゾーンの境界の関係で不利。NWで行くのがお薦めだ。

今回は、オーバーブッキングでもらったバウチャーの残りを使い切る必要があり、NWのワールドスーパーバリュー14を使ってラピッド・シティまで行った。以前も紹介したとおり、この無料航空券でも、問題なくマイルは加算される。

ラピッド・シティ空港

International Airport でなく Regional Airport であり、こじんまりとしている。しかし、プロペラ機しか来ない空港に比べれば、十分大きい。周囲は下の写真の通り、一面の草原。何もないが、環境が良いところだ。

私の場合、空港でまず探すのが、市バス。しかし、事前に調べておいたとおり、残念ならがバスは来ていなかった。11ドル払ってシャトルバンでホテルまで行くか、レンタカーを借りるしかない。

空港のギフトショップや観光案内所で、無料の地図をもらえる。(2種類あり)
因みに、この辺りの州では、無料の観光地図が普及していて地図を買う必要がない。
AAAの会員であれば、どの全米各地の地図も無料でもらえるが、こちらの観光地図は誰でももらえるので有難い。

空港前の駐車場から

空港の周囲は草原。何もない。

町を歩く

中心部のようす

中心部は昔のたたずまいを残している。
右側の建物がHOTEL ALEX JOHNSON歴史のあるホテルである。高さがあるので、この建物を目印に、町を歩いていれば迷うことはない。
ベルリンの壁

高さ約5m、厚さ約20cm。思ったより薄い。町の中心部の公園に置かれている。よくもここまで持ってきたものだと感心する。
ゴルフコース

市内を流れる小川沿いにゴルフコースがある。地図によれば、Exective Golf Cource と呼ぶらしい。近所のおばさんや子供など、Exective が練習していた。
9ホールのみで、料金は$8。子供がゴルフしているので無料かと思ったが、さすがにそうではなかった。しかし、日本で早朝割引のボーリングに行くくらいの値段だ。
Long and Winding Road

市内の小川に沿ってできている遊歩道。
地球を歩いているという実感に浸れる道だ。まだまだ続く。
果てしなく続く公園

上の道も含めて、広大な公園になっている。何キロ歩いても、公園の端にたどり着かない。これでは、子供を公園デビューさせようとしても、広過ぎて、なかなか、
近所の親子に 巡り合わないことだろう。

この広い公園が、もし東京の真ん中にあれば、地価は、ざっと見積もって30兆円ほどしそうだ。
Canyon Lake

周囲はほどんど人工で造られているが、感じが良い。公園の端の方にあり、町からはかなり離れている。
普通なら、歩いてくるようなところではなかった。

貸切グランドでキャッチボールを楽しむ親子

ラピッド・シティには、野球場、ソフトボール場が多い。
しかし、日曜日でも利用者は少なく、二人でソフトボール場を占有して、キャッチボールをする親子を見かけた。何とも贅沢な使い方だ。

カジノ

カジノは、たいてい普通のお店の横に並んでいる。ネバダのカジノのような派手さがないので、見落としてしまうほど。

雷雨

町を歩いていて、雷雨に遭遇してしまった。天気予報を見ていると、この辺りは夏場、雷が多そうだ。
めずらしく思ったのは、この写真では見難いかもしれないが、上層の雲から斜め下に垂れ下がった、たくさんの、雨のような雲のようなもの。辺りではゴロゴロ鳴っていたので、少し不気味であった。


その他の施設

公立図書館

インターネットアクセス無料。パソコンの台数は十分あり、混んでいない。米国の他の図書館と同様、中は広々としている。土地が安いのだろう。
また、中古の本を販売している。ペーパーバックは50¢。ハードバックでも$1。安くてお買い得だ。
観光案内所

Mt.RUSHMORE RD と OMAHA ST の交差点から300m程北へ行ったところ。
Civic Center の建物の内部にある。
パンフレットが豊富。
すばらしいYMCA

奇麗な建物なので、宿泊先に推薦しようかと思ったが、残念ながら泊まれない。
Building for Fun, Family & Fitness。 ホテルでなく、日本のYMCAのような目的で建てられたものだ。
米国のYMCAは、どこでも泊まれるものだと思っていると失敗する。
Hostel Roberts Roost

安いが1番の人は Hostel へ。6月から9月は朝食無料。夏場のハイシーズンには、付近のホテル、モーテルは値上がりするので、特にお薦めだ。
Hostel では、ステーキでも焼いて食べるのが安上がり。キッチンの設備は良く整っている。

(後編)バスツアーで周辺観光地を巡る