特集 SQ貸切ファーストクラスで行く
シンガポール、マレーシア

第三部 マラッカ

2003年5月作成
2011年8月最終更新


マラッカは、シンガポールとクアラルンプルの真ん中あたりにある町。シンガポール、クアラルンプルをオープンジョーで旅する場合、バスの移動でストップオーバーするのにちょうど良い。クアラルンプルからだと2時間余りでマラッカに着く。バスの中では、クアラルンプルから日帰りでマラッカを訪れる若い日本人女性グループも何組か見かけた。

歴史のある町で、見所が多い。

セント・ポール教会

丘の上に立つ教会。この周辺に見どころが集まっている。

スルタンの宮殿

宮殿というよりは、現地風の邸宅。

教会

周りは似たような色の建物が並んでいる。観光地で綺麗に整備されている。

独立宣言記念館

風車

これで、昔オランダ人が
いたことが、すぐわかる。

寺院

こじんまりした建物だが
特徴がある。

観光客向けにトライショーが
たむろしている。

見所が集まっている地域の南側に、大きなショッピングモールがある。南国なので、暑さに耐えられなくなった時に、ここで涼んでいけばよい。

3月に来た時には、スタダイズ(Stadthuys)には時間切れで入れなかったが、2回目の8月には、なんとか時間に間に合った。中は、博物館になっていた。歴史に興味がある人向け。(2003年11月更新)

スタダイズ
(Stadthuys)

スタダイズの中は博物館


以上は、ツアーを含め観光客が多い一帯であるが、その他のところもいくつか紹介しておく。

← セント・ジョーンズ砦

ここは、他の名所と比べて、かなり離れたところにある。
それでも強引に歩いて行ったところ、時間がかかって、他をみる時間が、極端に少なくなってしまった。

感じの良い場所ではあるが、マラッカをさっと回りたい人は、ここはパスするに限る。または、タクシーを利用した方が良い。

チャイナタウン →

こちらは、名所が集まっている地域に隣接しているので、簡単に行ける。ここも観光地の一部で、おみやげ物店などが並んでいる。軽く食べたり飲んだりできるおしゃれな造りのお店もあり、一休みして行くのに良い。
ニョニャ料理の店もあり、そこで夕食をとった。しかし、残念ながらニョニャ料理の何たるかを、体得するまでには到らなかった。店の説明では、香辛料が違うとのことだった。

← タマン・マラッカ・ラヤ 
Taman Melaka Raya

安宿が集まっている地域。ガイドブックには、当然この地域に泊まるべきと書いてある。そのように読めたので、私の場合は、ここは回避して、移動に便利なように長距離バスステーションの近くに泊まった。


最後に、この町で、気付いた幾つかのトピックスを紹介しておく。

怪しいお店??

シンガポールを除くと、東南アジアは、どこでも同じと言えそうだが、マレーシアでも、白昼堂々と怪しい円盤を売っている店が目立つ。右の写真は、マラッカの街中にある普通のショッピングモールで撮ったものだ。MSやAdobeの社員が見たら、特に カンカンになって怒ることだろう。

しかしながら、教育用のソフトについては、安く売る手立てがあっても良いのではと思ってしまう。

以前、米国で30ドル余り払って、Children's Encyclopediaというソフトを買った。とてもよくできていて、例えば、竜巻が発生するメカニズムとか、津波の伝わる様子などを、動画で 分かりやすく解説している。 私の場合は、フィリピンで子供相手にパソコンの使い方を教えようとしているので、パソコンを使うと どんな便利なことができるのかを見せるために、このソフトや、その他 世界の歴史のソフトなど、いろいろ使ってデモをしている。 
しかし、これが30ドルで売られていては、所得の低い東南アジアでは、とても普及するとは思えない。それでも便利なので、どしどし使った方が良いと思う。
実際には、東南アジアでは、1桁から2桁安い値段で売られているので、この問題は解決されているとも言えるが、複雑な心境だ。

この話題は もっと書きたいのだが、長くなるので 今回はこの辺で止めておく。

RM2(2リンギット)ショップ 

RM1均一の店もありそうだが、RM2(約60円)の方がチェーン店になっていた。中国の1元(約15円)1ショップ、マニラの10ペソ(約22円)均一の露店等に比べるて 随分高い気もするが、シンガポールに近いためか、商品の質は良さそうだ。

他の外国人旅行者にも役に立ちそうだが、AC電源の変換プラグを買った。

3月に来た時には、2リンギットショップであったが、5ヶ月後にはDAISOに買収されていた。値段も2リンギットだけでなく、いろいろあった。日本の100円ショップの品物は、こちらでは3リンギット??
(2003年11月更新)

縦書きのカレンダー →

奇異に感じてしまったが、発想の転換、脳みその刺激になった。他の国でもあるのだろうが、今回初めてお目にかかった。

この手のもので、同様の刺激を受けたのは、南半球に住む人の世界地図だ。ニュージーランドの世界地図を見たのだが、南極が上になっていた。

安宿の事例 

長距離バスの乗り場から、300mくらいのところにある、安ホテルに泊まった。
Gold Leaf  Hotelというところで、テレビ、バス、エアコン付き 1泊RM45(約1400円)。
私にとっては、十分だった。

お薦めの安宿 
MALACCA TOWN HOLIDAY LODGE 2 (M2)
→ マネージメントが変わった。

マレーシアの安宿は汚いところが多いが、ここは綺麗であり、値段も安くてお薦めだ。Definitely cleanという宣伝文句に惹かれて行ってみたのだが、十分綺麗だった。
値段もエアコン付きのシングルでRM35
→RM40(2011年8月更新)
部屋は、広々としていて、コストパフォーマンスが良い。
場所は培風(Pay Fong school)中学横の食堂の2F
Address: 52 A,B,C Jalan Lampong Empat 75300 Melaka Tel: 06-2846905
(2003年11月更新)

日本人びいきの新オーナーが迎えてくれたが、1Fの食堂と同じ経営で、食堂が開いている時間に行かないと、チェックインが難しそうだった。(2011年8月更新)


フィリピンとマレーシアの安ホテル

安さで言えば、インドネシアやタイへ行けば、もっと宿代は安いことだろう。それでも、マレーシアもフィリピンも、日本に比べれば、とても安くて十分お得だ。
マレーシアとフィリピンの安ホテルを比較すると、マレーシアでは、どこへ行っても、床が汚いのだけが気になった。何が汚いかというと、床には通常カーペットが使われていて、それが大抵汚れているのである。カーペットに何か液体をこぼすと、汚れが落ちにくい。
汚す客と汚れを落とさないホテル。この二つがタッグを組んで、汚れを蓄積させている。たぶんこれが事実だろう。
これに対して、フィリピンでは、床はタイルを使う。人が一枚一枚タイルを貼っていっても、人件費は安く、さらにタイル自体も安いため、広く普及している。沢山の人が使うので、デザインもいろいろ選べる。いずれにせよ、タイルだと汚れは簡単に落とせる。そのため、通常フィリピンのホテルで床が汚いという印象を受けることはない。
米国でもシンガポールでも、ホテルでカーペットを使っているところは多い。マレーシアでも、同様にして、カーペットを使うのは良いが、宿代が安いからといって、メンテを怠るとたちまち汚くなる。綺麗に保てないなら、カーペットは使わない方が良い。


→ 10年ほど前は、マレーシアで安宿の汚いカーペットがやたらと気になったが、最近はタイルが多かったり、汚いカーペットにはあまり出くわさなくなった。(2011年8月更新)

(参考)

→ 2011年のMalaccaの写真はこちら




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