浦島太郎の気分

April 2002


ほんとに、ここが忠孝東路一段?

忠孝東路と言えば、十年以上延々と工事を続けていた。道幅は広いのだが、工事のため、行くたびに車線が変更されていたような感じであった。つい最近まで工事は終わっていなかった。ところが、今回は写真のように綺麗になり、工事とは無縁な場所になった。

同様にして、中山北路一段。ここは少し前から状況は変わっていたが、元々 写真の位置は陸橋だった。かなり長い橋であった。普通なら潰さないと考えてしまうが、写真の通り綺麗さっぱり無くなった。その代わり、今度は90度角度を変えて、高架が通るようになった。 以前の写真を撮っていなかったのが残念だが、とても同じ場所とは思えない。

忠孝東路一段

中山北路一段

忠孝東路の地下鉄が開通

改札機も券売機も日本メーカーのものが使われている。
忠孝東路の歩行者用の信号は、あと何秒で信号が変わるかを表示するようになっている。便利な信号機だ。

その他で大きく様子が変わったところと言えば中華路が挙げられる。この通りは道幅が広く、以前は、道の中央に2階建ての細長い商店街兼通路があった。ボラレそうな怪しい店が多かったが、今はその面影はない。ここで店を開いていた人達は、今どこで何をしているのだろうか?

中華路

スクーターは今も昔も変わらず多い。しかし、マスクをしている人の数は少なくなった気がする。空気が少し良くなったのか。 町の真中にある新光(シンコン)ビル(左)。これができて結構時間は経つが、これのお陰で、台北の何処にいても、位置関係がすぐわかる。

台北駅周辺の地下街

地下街も充実してきている。特に台北駅の裏側の地下街はテナントも沢山入り、人出も多い。パソコンショップも沢山ある。一方、台北駅の表側の地下街はなぜか、店が入っていない。すべてシャッターがおりている。これからテナントを募集するのか? それとも、テナント料が高過ぎて借り手がない?

台北駅(車站)裏側の地下街

台北駅(車站)表側の地下街

圓環の逆襲

xx大王などと書いてあった昔ながらの看板はなくなり、リニューアルが進んでいる圓環 ピカピカのタイル張りで綺麗に改装されたお店もあった。

圓環は台北の一つの顔。台湾に行ったことのある方は当然として、雑誌などで見たことがある人も多いだろう。 圓環は屋台街として一世を風靡した。一昔前には、屋台がぎっしり詰まっていた。もちろんお客も多く、私も何度も足を運んだ。それが、徐々に廃れていき、屋台の数は半分、さらにその半分と減っていき、少し前に行った時は、ほとんどゴーストタウンと化していた。それが、今回はシンボルともいえる看板も塗り替え、店も続々リニューアル。以前の活気を取り戻さんという意欲が見て取れた。

しかしながら、私としてはレトロな雰囲気の方が好きなのだ。今回のリニューアルで客を取り戻し、繁盛した暁には、再度、元のレトロな雰囲気を再現してもらえれば最高だ。店は綺麗だが雰囲気はレトロと言うことだ。


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