宿泊・旅の予算

April 2002


宿泊

台北の宿泊施設はピンからキリまでいろいろあり、私も五梅クラスのホテルから無料で泊まれる友人の家まで、幅広く泊まった。しかしながら、台北ではまだホステルを経験したことがなかったので、その実態を把握すべく試しに泊まってみた。

Taipei Hostel

Taipei Hostel

部屋の中の様子

結論を言うと、残念ながら普通の人には、あまりお薦めできない。ベットにはカーテンがかかっていて、中が見えないようにしているのは評価できるが、かなり汗臭い。夏だとさらに大変だろう。日本人も結構居るが、仙人のような人が多く、ちょっと声をかける気にならない。しばらくここに住んでいるようだった。

一泊ドミトリー250元。場所はシェラトンの斜め前。地下鉄 善導寺駅の近く。

その他

ホステルで失敗したので、次の日は別のところを探してみた。最初は、以前良く泊まった林森北路107巷にある宿に行ってみたが、残念ながらつぶれていた。六折(4割引)のVIPカードをもらっていたのだが、遂に空手形になってしまった。
そこで場所を変え、地下鉄で西門へと向かった。中華路の北門と西門のあいだには、安ホテルが林立していて、値段が下がる素地ができている。その中の一軒を試してみた。料金はだいたい700元くらいから。風呂、テレビ、エアコン内蔵。 先ほどのホステルにもシングルの部屋があるが500元。そして風呂は外付けで共用。
一人で出かけて徹底的に安くあげたい場合を除いて、Hostel泊まりは推薦できない。ただし、台北の他のホステルの状況は不明だ。また、台北ではないが、以前泊まった太魯閣(タロコ)のホステル(青年活動中心)は印象が良かった。

もう一つの狙い目は、地下鉄の利用だ。板橋と新店まで地下鉄で容易に行けるようになった。新店に行く途中にあるホテルに、以前泊まったことがあるが、一泊500元であった。古い話なので今はどうなっているのか正確にはわからないが、先ほどの700元は、外に大きな文字で値段が書かれていて、一昔前からほとんど変わっていないと記憶している。500元もそのままであることを期待したい。
板橋でもホテルに泊まったことがあるが、同じレベルでも台北市内より3割程度は安いような感じであったので、お手頃な宿が見つかるかもしれない。ちなみに、台湾には板橋以外にも、松山や汐止、さらには高雄のような日本と共通の地名が結構ある。

旅の予算

マイルを使う旅を想定して、安ツアーに負けない値段で台北を楽しむ旅の予算を試算してみた。

エコノミー  予算約1.5万円 + 日本国内の交通費 + お土産代

・宿泊 2泊    700元 x 2
・空港バス 往復 110元 × 2
・市内交通費  約 1500円(バス、地下鉄のみ)
・食費 約 3000円(屋台等で安くて美味しいものを探す)
・観光 約 500円(有料は故宮のみ?)
台北空港使用料 約1000円
・成田/関空 空港使用料   2040円/2650円

エコノミー・プラス  予算約2.8万円 + 日本国内の交通費 + お土産代

・宿泊 3泊    1000元 x 3
・空港バス 往復 110元 × 2
・市内交通費  約 2000円(バス、地下鉄のみ)
・食費 約 10000円(屋台+あまり高くないレストラン)
・観光 約 500円(有料は故宮のみ?)
台北空港使用料 約1000円
・成田/関空 空港使用料   2040円/2650円



Appendix) 豪華バスの薦め

その他に気づいた お薦め情報を紹介しておく。

台湾のバスは豪華なものが多く、しかも日本に比べればかなり安い。
以前乗ったバスは、横3列で、リクライニングも十分でゆったりしていた。そして、今回見たバスは横2列。乗ってみたわけではないが、席はファーストクラス並に見えた。フットレストがまともかどうかは不明だが、乗ってみる価値がありそうだ。値段は、例えば、以前 台北から台中まで140元。今は180元という看板が出ていた。


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