e-works promotion project

2002年1月作成   
2006年10月最終更新


フィリピンでは、海外への出稼ぎが多い。国内に競争力のある産業が少ないため、ペソが弱く、ドルを中心とした外貨を稼ぎに、外国へ働きに出掛ける。例えば、香港のセントラルへ日曜日に行くと、家政婦として働いている何万人ものフィリピン人女性が、シートをしいて、おしゃべりしている光景を見かけた方があるだろう。

しかし、外国で働くには、就労ビザの取得、航空券の購入など、田舎で暮らす普通の貧乏な人々には、とても準備できない多額の資金が必要である。

そこで、外国に行かなくても、海外から仕事をもらい、地元で働ける方法として、インターネットを活用したe-worksを考えてみた。

1.まずは、我々外国から来た者が、仕事を見つけて来たり、準備したりする。
2.他のプロジェクトとも関連しているが、パソコンやインターネットを使って働ける人材を試験的に育成しようとしており、それらの人物に働いてもらい、結果を電子メールなどで送り返す。
3.検収が終われば、代金が送金されてくる。


e-worksは大きな可能性を秘めており、うまく普及すれば、シキホール島のような小さな島でけでなく、もっと大きなスケールで、仕事不足が一機に解決するはずだ。
最初は、なんと言っても人件費の安さが競争力として挙げられ、これが、 現地でのe-worksの可能性を高めるはずである。こちらでは、大工が日当数百円で働いている現状があり、それと、日本で月100万円出してプログラマーを1名雇っている状況を比べると、何か答えが出てきそうだ。もちろん日本の月100万円のプログラマーのような、人材を最初からこちらで期待できるわけではないが、データの入力のようなものなら問題ない。これまで1人しか雇えなかったものが、100人雇えるとしたら何か変わらないか?
そういったことがポイントになる。
さらには、現地の人でも優秀な人が居ないわけではないし、例えば英語でドキュメントを作るなら、小学校の教科書もほとんど英語である こちらの人々の方が得意であろう。

仕事の内容については、別途挙げたとおりだが

→ e-worksの事例

具体的には、これから探さないといけない。可能仕事が見つかることがこのプロジェクトの前提である。


その他の、仕事の案も挙げておく。

・賃貸住宅の間取り図の入力の仕事があり、近所の高校生にアルバイトしてもらおうと、入力の練習をしてもらったり、いろいろ検討したが、プロジェクトを立ち上げ、仕事が回りだし、収益を挙げるところまでは、至っていない。途中で価格破壊があり、それを乗り越えられる体制作りが必要になった。

・インターネットを介した英会話の個人指導は、シキホール島のような田舎でもできる、魅力的な仕事であろう。

・読者の方から、英語の添削の案を頂いたので、紹介しておく。→続き


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