Healing festival @Siquijor

2011年4月作成
2023年5月更新



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黒魔術師や魔女が棲むとか、日本人からはお化けが出るとか、いろいろ噂されているシキホール島。ここでは、ホーリー・ウイークになると、Healerたちが植物やいろいろな材料を集めてきて薬を作り、それを他の島の人が、次の年までの分を買って帰るということが行われてきている。
そちらは、以前に紹介したので、ここでは、ホーリー・ウイークに行われる別のイベントであるHealing festivalを紹介する。場所は、シキホール島の最高峰。と言っても わずか600mほどの山だが、そこにあるBandilaan Mountain View Parkという公園。 ホーリー・ウイークは毎年日程が変わるので、それに合わせて開催される。2011年は、少し遅めで4月20日から23日の間である。
いくつかのブースで薬が販売やマッサージが行われていて、以前紹介した
ボロボロもある。日本人と見て私にも「マッサージをしていけ」と言われたが、「Dili ko(私は、いらない)」と断った。

薬の販売

Healerによるマッサージ

Spa Massage

公園の前の様子
ここにもテントが並び、薬などが売られている。

行く前からの予想通りだが、道の脇には、バイクと車が沢山駐車していた。

山の上の僕ら
右の写真の展望台のあるところと、 Twin Peakになっていて、どちらが高いか微妙なところだ。

展望台

期間中だけは、どっと人が押し寄せる。

PS.冒頭に、黒魔術師や魔女、お化けなどの言葉を使ったのが災いしたのか、いつも そのまま適当に貼り付けてあったGoogleの広告が表示されない。透明になったのか よくわからないが、何かのたたりかもしれないし、気色悪いので コードを削除した。 黒魔術師や魔女、お化けの広告が登場してはまずいということなのだろうか? 謎だ。
そのうち、ボロボロについて書いた記事に ボロボロの広告が登場したら楽しそうだが、わずか数十ペソのボロボロ代では、ボロボロ師たちも、Googleに広告費を払うことはできないだろう。


(2014年4月更新分)

3年ぶりにHealing festivalに行ってみたので、その時の写真を少し紹介する。実際には、その前にも、Holy weekの最終の日曜日に、会場を訪れたことがあった。しかし、既に終わっていた。その日は海に行く日で、私の家の前でも沢山の人が泳いでいた。

単に二度手間でしたというのでは悲しいので、前回との比較から、何度も行く意味があるのかないのか考えてみた。

その結果、単に物見遊山に行くのなら、毎年そんなに変らないので一度で十分だろう。Healerにマッサージでもしてもらうにも、やたら人が多いので、待つのも大変とも言えそうだが、費用もかかるので、外国人なら簡単にやってもらえそうでもある。しかし、ここでHealerと知り合いになり、その後直接Healerの家へ行った方が良さそうだ。

薬草から作った薬が沢山売っているので、それらを買いたいなら、品揃えが豊富なので便利だろう。ただし、以前Juan Ponce氏を取り上げたこともあるが、直接製造元へも行った方が良さそうだ。

いろいろな人から聞かれるのが ほれ薬で、以前も友達のフィリピン人で、Joeという かっこいい爺さんから、山に行くならほれ薬を買ってきてくれと言われたことがある。今でも、日本人の訪問者からほれ薬はどこで買えるか聞かれることが少なくないが、ドライバーに頼むだけで、私自身は興味もないので知らない。Juan Ponceの家は知っているので、そこへ行けば、訪問者の要望に応じて、これがほれ薬だと言って売ってくれそうだ。
余談が入ってしまったが、需要が高いので、この会場でほれ薬を買えないはずはないだろう。毎年ほれ薬を買いにHealing festivalに来るというのでは、連敗の証のようで悲しい気もするが、冗談で笑えて楽しそうだ。

黒魔術師で有名な神秘の島シキホール島からほれ薬を直送などと言って輸出したら結構売れそうだが、詐欺で訴えられないように細心の注意が必要だろう。

ちなみに、このHealing festivalは、ごく最近始まったばかりで、シキホール島の観光地化の象徴のようなものだ。
そもそも、各地に住む西洋医学ではない土着の医者が、ホーリーウイークにシキホール島へ薬を買い求めくくるというのが以前から続いている伝統・風習のようなものである。

Bolo boloのブース
Bolo boloの第一人者であったコンセンおばあさんが昨年亡くなったのが、大きな痛手であろう。
マッサージのおばさん 盲目のシンガー
最初にシキホールに来た15年前からよく見かける人だ。一緒に歩いていた愛犬がいたが、今回は見かけなかった。
薬草のサンプル 今年も大勢の人が来ていた 店も沢山出ていた。


(2023年5月更新分)

パンデミックがあり久々だったが 4月のホーリーウイークの期間中にHealing Festivalに行ってみた。

今回気が付いた点をメモしておく。

・前回よりも人が多く盛況で、出店数もかなり増えた。
・観光化が進んだとも言えるが、入場料をとるようになり、警察が出て、交通整理や駐車場所を指定するようになった。おかげで、急な坂道を歩かないとたどり着かないが、良い運動とも言える。
・来る人の数にみあうほど、Healerがいるわけではなくて、ここでは、見るだけの人がほとんどだが、シキホール島全体では、Hearerの看板を多く見かけるようになっている。
・最近は、シキホール島で黒魔術はほとんど聞かなくなったが、黒を外して、その手の香りがするボロボロは、今回は見かけなかった。
・お土産を買った出店の人に聞いたところ、ミンダナオから来ているとのことだった。日本の祭りと同様で、他から行商のように売りに来ている。
・コロナ前には、日本人もブースを出していたという噂があったが、今回は見かけなかった。

Healing Festivalのポスター
現地語ではPAHI-ULI

以前のメイン会場だった公園

以前のfestivalで使われてきたブースは、手狭で
メンテもされず、朽ち果ててしまった。

道路がメイン会場になった。

healerによる施術

惚れ薬、その他いろいろな薬


(後記)

知り合いのJoeの名前を出したので、以前に作った作品でJoeのことをネタにして作った

Joe , A world famous black magicianというコピーの入ったポスターを掲載しようとしたら、Editorのソフトが落ちた。

Joeはかなり前に亡くなってしまったので、その追悼の意味もあったのだが、

その内容から差し障りが出てくる可能性もあるし、Joeの魔力が掲載を阻止したのだと思って 取りやめにした。


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