シキホール島一周

2000年9月作成
2004年9月最終更新


(→2004年4月更新分へ)

シキホール島の周回道路はすべて舗装されていて、他の同程度の大きさの島と比べると、かなり快適である。島一周は約80km。バイクをレンタルして周るのが一般的だ。健脚なら自転車でも周れる。人数が揃えばジプニーをチャーターするのが便利だ。しかし島民の日常生活に触れることができるので、乗合のジプニーで周ってみるのもよい。

 ジプニーの運賃  ( 最近では2000年10月と2004年6月の値上げされた。)
Sandugan <--> Lazi 約P25 
Lazi <--> San Jaun 約P15 
San Juan <--> Siquijor P13.5
Siquijor <--> Larena P11.5
Larena <--> Sandugan P6.5

約P70

   島の主要な町を巡りながら、約140円で80kmを一周できるのだから安いものである。


以下、2004年4月更新(乗り物料金はその時点のものだが、現在は値上げされた。)

先日 日本から来られた方と一緒に、ジプニーをチャーター(パキヤウ、貸切に)して、シキホール島を一周してきた。私の方は、とにかく安いほうが良いので、これまでは、路線バスに乗るように、通りかかったジプニーを乗り継いで回っていた。これだと50ペソ(約100円)ほどで、島一周できてしまうが、途中でジプニーを降りて見て回れる回数や、行ける場所も限られてしまう。このため、人数が揃えば、小さなジプニーをチャーターしてしまうのも悪くない。本当は、私の方で車を買えば良いのだが、いろいろな思惑もあって、今のところ 車がない状態で暮らしている。

まずは値段交渉から

最初にぼられると、それから後もずっとぼられ続けることになるので、何とか適正価格でジプニーをパキヤウしようと、時間をかけて聞いて回った。

ぼられないよう苦心しないといけないのが、フィリピンを含め東南アジアの欠点だ。しかし、米国でも、夜に予約もなしにホテルに着くと、空いていても高い部屋しかないと言われたりすることがあり、日本以外では、少々のことは仕方が無い。

今回は、600ペソで話がまとまった。ただしガソリン代は別で、当日、最初に10リットルのガソリンを入れた。かなり多めのような気はするが、途中でガス欠になると困るので、運転手に任せておいた。米国のレンタカーのように、満タンの状態で借りて、満タンで返すような仕組みにはなってなくて、沢山入れた方が運転手は儲かる。

帰ってきたら、さらに100ペソ ガス代を追加で払えと言い出した。そんなにガス代がかかっているはずはないので、普通なら さらっと聞き流すところだが、この時は言われるままに払った。知り合いにドライバーを探すの依頼して、600ペソに話がまとまったのであったが、どういうわけか当日彼もついて来たのである。私の方から彼に何も謝礼を払っていなかったので、100ペソ払った時点で、これは ドライバーが500ペソ、知り合いが200ペソ受け取るように話がまとまっているのだろうと、読み切って、それを受け入れたのであった。知り合いは大工をしていて、私の方から大工仕事を頼んだ場合、これまで日当を200ペソ払っていた。 次回は、ドライバーに直接頼んで500ペソでパキヤウできるはずだ。

しかしながら、一体いくらが適正価格かというと、それはそれで難しい。

観光名所

シキホール島で見て回る場所については、これまでにも紹介しているが、そもそも ただの田舎の島であり、観光地とは言い難いので、観光名所と呼ぶほどの場所があるとは思われない。
この島で誇れるものと言えば、周囲の青い海であろう。こればかりは、グランドキャニオンに行っても、ドイツのロマンチック街道に行ってもないものだ。もちろん、フィリピンでは、当たり前の光景ではある。
とにかく、途中で適当に停まって、海を眺めるのがおすすめだ。

ただの崖から眺める海
でも美しい。

島を一周するなら、現地の人に人気があるサラグドーン・ビーチに行ってみるのも良いだろう。そして、できれば泳いでみたい。
その他、ビーチリゾートが沢山あるので、立ち寄って、ジュースでも飲みながら海を眺めるのも良い。

島の南側のLaziという町から、少し山に上がったところに滝がある。ここは、島を一周するなら 是非立ち寄りたい場所である。フィリピンは熱帯で暑いが、ここには豊富に水があり、涼しくて 一息つける。ジグソーパズルにするほどではないが、奥入瀬や赤目四十八滝のように、小さな落差がいくつもある滝であり、一見の価値がある。滝に降りるには、とんでもない急な坂を降りないといけないが、このあたりも、観光地とは呼べない所以であり、手付かずの自然が残っている。

島の南側にある滝

その他で、見るべきところを挙げると、島には教会が多いが、その中でもLaziの教会は、大きくて見ごたえがある。

LaziとSan Juanの町の間に巨木(写真左下)があり、島の周回道路沿いなので、ちょっと立ち寄ってみたい。根が外側にたくさん立っていてバンヤン・ツリーのような感じだが、とにかく、日本では見られない異様な光景だ。

山の上を走ってみるのも楽しい。この島は、日本列島と同じようにほとんど山である。見晴らしの良く、海が見渡せるところも多い。
ただし、山に登るのには、ジプニーでは難しく、別途 ハバル・ハバル(バイク・タクシー)を頼むか、バイクを借りていく必要がある。
ハバルハバルで、山をぐるっと回ってもらったのだが、3時間ほど付き合ってもらって、1台当たり100ペソ払った。バイクのレンタルは、1日100〜300ペソ程度だ。ビーチリゾートでレンタルすると高くなる。

巨木 
根に特徴があるが、上の方にも大きく広がっている。

山の開けた場所

子供たちの写真を撮る

島一周とは直接関係ないかもしれないが、デジカメで景色の写真を撮るついでに、途中で出会った子供たちの写真を撮るのも楽しい。住所を聞いておいて、後で写真を送ってあげれば、とても喜ばれるし、私も含め、知り合いを増やしたい人には持って来いだ。

Day care center
から帰る子供たち

ちょっと恥かしがる女の子

 参考 現地の子供たちと交流するための七つ道具


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